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170402読んだ本

社会人の嗜みとして今期は「進撃の巨人」Season2ぐらいは継続視聴するかなψ(*`ー´)ψキッキッキッキッ!!

【読んだ本】

角川春樹&清水節『いつかギラギラする日~角川春樹の映画革命』(角川春樹事務所,2016)

角川春樹は「まえがき」で「・・・十七年間の角川春樹映画の真実の記録であり、自伝である。」
とし、「本書は私の語り下ろしと現場に携わった人達の文章と発言から成り立っている。」点で、
〈・・・「角川春樹の映画革命」がありのままに、立体的に描かれている。〉という特色が(^^)
「私が角川書店を退社した後に、角川書店から鎗田清太郎氏の『角川源義の時代』が刊行されたが、
そこにはほとんど私が存在せず、弟の歴彦の足跡がクローズ・アップされていた。歴史書が常に
勝者によって塗り変えられるという真実が、そこには明瞭に記されている。」由(゚ロ゚;) 「Scene1
父を超える」で「これは回顧録ではない。埋もれかけている正史を再発見する試みである。」と、
清水節も記してて、それは角川春樹映画はファンによって語り継がれてはいるものの「逮捕」により
「・・・肝心な生みの親・角川春樹その人について語る言葉が少なくなっている事実は否めない。」
とする「日本映画史」のコンテクストでの宣言だけど、両者には通底するものがあると思われる^_^;
いわゆる角川映画で観に行ったのは「復活の日」と「幻魔大戦」ぐらいだし、角川春樹に関しては
通り一遍の知識とイメージしかなく、好きでも嫌いでもない(^^) 角川春樹に対する唯一の関心は、
片岡義男『人生は野菜スープ』(角川文庫,1980)の「スケッチ・ブック」と題した巻末解説の冒頭、
「人間は肉体という枷をもった神である。」という一文を掲げてるんだけど、これはパクリなのか、
角川春樹自身が思い付いたオリジナルの文章なのか、そこは知りたい^_^; 「Scene1 父を超える」で
角川春樹が語る出版界での自らによる〈革命〉は興味深いね(@_@) 曰く、「それまで岩波文庫などは
パラフィン紙に包んで出版していた。返品されてきたらパラフィン紙を換えて再出荷する。それでも
平置きにしてくれない。店頭でメインの場所に平置きさせる戦略は、カバーを付けるしかないと考え、
実験してみると明らかに重版されていくスピードが速かったんです。」、何と「今となっては当然の、
文庫本をくるむカバーを発明したのは、角川春樹だった。」とはね(゚o゚;) 更に曰く、石油ショックの
「紙不足で本を重版する度に、定価を高くせざるを得なくなった。奥付の定価の上に、改定価格の
シールをペタッと貼ると読者から文句が来る。じゃあ奥付から定価を外しちゃおうと。定価はカバー
にだけあればいいじゃないかと。今となっては当たり前ですが、初めてだったんです。他社にカラー
の文庫カバーを真似され、〝キネマ文庫〟も真似されるようになって、次に始めたことは、奥付から
定価を外してカバーを換える度に値上げをすることでした。」(゚o゚;) 経営者の自慢話はモチ裏取りが
必要だが、「・・・異例の速さで文庫化する・・・」とか「・・・他社で売れている単行本に関しても、
作家の了解だけで片っ端から角川文庫化してしまう・・・」、更には「出版×映画×レコードによる
メディアミックス」等の有名な角川商法も語られてる(^^) 父・源義への反目は漠然と春樹の性格に
問題があったのだろうと勝手に想像してたが、さらっと「昭和四十五年五月二十一日、両親の問題が
あって妹は自殺しました。」と語られてて、認識を改める必要があるかもと思った(@_@) それは春樹
がペンネームで翻訳(下訳者の存在も認めてる)した『ラブ・ストーリィ ある愛の詩』の内幕話で
語られてたのだが、「あの翻訳文に影響を受け、のちに小説家を志した高橋三千綱が『九月の空』で
芥川賞を獲ったんです。そのとき言えなかったなあ。実は俺が訳していたなんて(笑)」は初耳^_^;
「Scene2 映画への航路」で「五世紀の船型埴輪から復元した野性号で四十七日間かけて朝鮮海峡を
渡ったんです。釜山から博多まで『魏志』倭人伝にある邪馬台国へのルートを、肉体で検証し実感
したかった。」と語っている「野性号」の旅における春樹の振る舞いは、「乗組員の一人だった」
高橋三千綱が『さすらいのにせギャンブラー』(角川文庫,1981)で紹介してて面白かった記憶^_^;
が、この旅も「親父との唯一の接点だったんですよ。親父は古代史の研究をやっていましたので。」
とあり、根深かったことを知る(@_@) 「父との関係性や家族の問題を思い悩み、乗り越えることを
課題としてきた春樹にとってこうした物語が角川映画第一弾[「犬神家の一族」]となった事実には、
宿命的なものを感じざるを得ない。」(..) 「Scene2 映画への航路」は幻に終わった角川映画の話も
含め「犬神家の一族」を、「Scene3 戦士の証明」は「人間の証明」を、それぞれの製作意図や秘話
を明かしてて面白く、角川映画史としてへぇ~だけど、何より角川春樹の語りがメチャ面白いぞ^_^;

今季応援してる3球団が揃って開幕3連敗ψ(*`ー´)ψゥヶヶ
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