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170415読んだ本

揚げ足鳥とは「愛媛県四国中央市の焼き鳥店や居酒屋などで提供されている鳥料理」_φ( ̄^ ̄ )メモメモ

【読んだ本】

尾崎秀樹『海音寺潮五郎・人と文学』(朝日新聞社,1978)所蔵本

海音寺潮五郎『天正女合戦』春陽文庫の、「【作者曰す】」はあるが「あとがき」の無い1954年版と
「【作者曰す】」は無いが「あとがき」のある1962年版、その両方が先日ついに蔵書に加わった(^^)
本書に〈海音寺氏は「天正女合戦」について、どこか書ききれなかった不満のようなものを感じて
いたらしく、戦後春陽文庫にこの作品が収められたとき、次のように告白している。〉として、引用
されているのは1962年版の「あとがき」の一部だから、「戦後春陽文庫にこの作品が収められたとき」
とあるのはチト不正確だね^_^; 尾崎秀樹編の海音寺潮五郎「年譜」『海音寺潮五郎短篇総集(八)』
(講談社文庫,1979)は、「昭和二十九年 一九五四年 五十三歳」に「二月、・・・『天正女合戦』を
春陽堂より刊行。」とあり、「昭和三十七年 一九六二年 六十一歳」には何も無い(..) 磯貝勝太郎編
による「年譜」『新装版 孫子(下)』(講談社文庫,2008)も「一九五四年(昭和二十九) 五十三歳」
に「・・・同[二]月、『天正女合戦』(春陽堂文庫)を春陽堂書店より刊行。」とはあるが、やはり
「一九六二年(昭和三十七) 六十一歳」には何も無い^_^; ちなみに、1954年版の現物(第一刷)は、
帯や「註[ママ]文カード」も含めれば、7箇所に「春陽文庫」とあり、「春陽堂文庫」ではない^_^;
とまれ、「あとがき」の中でも妙締と思われた件を尾崎秀樹もピックアップしてたのはチト嬉しい(^^)

 
川口則弘編著『ダヴィンチ特別編集 消えた受賞作 直木賞編』(メディアファクトリー,2004)

本書が収録した「天正女合戦」の底本が何かメモってなかったので、昨日借りてきたが、昭和11年刊の
春秋社版だった(^^) ただ、本書の帯に「・・・小説の最高栄誉に輝きながら世に出ていない名作9編を
厳選、完全収録」「この傑作たちを忘れたままで、日本の小説は語れない!」とあるが、海音寺潮五郎
ファンの小生が言うのもナンだけど、「天正女合戦」は「名作」「傑作」なのかしら^_^; 少なくとも
海音寺潮五郎自身はそう思っていなかったことは、編著者の川口則弘も「海音寺潮五郎―――人と作品
〝巨匠〟」で触れているし、春陽文庫の1962年版の「あとがき」にも〈出来ばえに不満があり書き足り
なかったという思いが痛切であったので、その数年後、これを長篇「茶道太閤記」として書きなおし
までした。〉とあるのにね^_^; ところで、この作品の中に出てくる「御躊躇」という言葉に、本書は
「おためらい」というルビを振ってる点が気になる(@_@) 1954年版にはルビが無くて、1962年版だと
漢字が「ごちゅうちょ」と平仮名になっているからなんだけど、春秋社版はどうなってたのかしら(..)
本書は最終頁に「編集部 注」として「この本の掲載作品では、各作品の著作権継承者の方々との協議
のうえ、以下の方針で表記上の調整を行っています。」とあるけど、ルビについては説明が無いぞ^_^;
本書の版元は石ノ森章太郎『イナズマン』(МF文庫,2002)②&③収録の平山亨(TVドラマ「イナズ
マン」プロデューサー)へのインタヴュー末尾に「編集部注 インタビュー中、平山氏は長年のお付き
合いから“石森先生”と呼ばれてましたが、複数表記による混乱を避けるため記事中では“石ノ森先生”
に統一させていただきました。」と断りをいれるような律儀な出版社ゆえ、本書のルビも勝手に振った
とは思わないけど(^^) なお、本書のコラム「直木賞意外史6 落選作家の復讐、はたまた抗議」の中で、
横山秀夫『半落ち』も取り上げられてて、〈しかし選考会では、この[主人公の]〝善行〟の設定に
「現行の法制度ではあり得ない」との指摘が出た。「そんな欠陥に気づかなかったとは、ミステリー界
にも責任がある」と発言した委員までいたらしい。/この指摘に横山が反論した。再調査の結果、自ら
の設定に問題がないことを確信した彼は、直木賞の主催者に正面から抗議したのだ。〉とあったのには
笑った^_^; 〝善行〟の実現可能性はさておき、『半落ち』の刑務所組織についての描写はデタラメで、
刑務所組織も「法制度」の一部だから「現行の法制度ではあり得ない」は正鵠を射た評とも言える^_^;
さてさて、以上で何羽いたかしら^_^; なお、デタラメと小生が指摘した諸点は揚げ足取りに非ず(^^)v

野鳥の画像に癒されてるm(__)m 今日も強風でオリTV観戦^_^; 庭でシジュウカラがメチャ鳴いてる(^^)
タグ:小説 評論
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