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161011読んだ本

「巨人はロッテより弱い」と対戦後に発言したとされる近鉄・加藤哲郎投手の方がまだ説得力ある^_^;

【読んだ本】

杉本苑子『聞き語り にっぽん女性「愛」史』(講談社文庫,1992)所蔵本

読み始めたばかりだが、聞き手の鈴木由紀子がポイントを衝いた質問をして、上手くリードしてる(^^)
紹介もなく、またあとがきも解説もないから判らないんだけど、何者なのかしら(..) 恥ずかしながら、
目次に名前すら知らない人物も並んでて、順番通り「額田王と狭野弟上娘子」「光明皇后と孝謙天皇」
を読んだけど、例えば、「もっとも、聖武帝のノイローゼ気質は母譲りでもあるのですよ。」と述べ、
藤原宮子のことが説明されてて、今読んでいる永井路子『美貌の女帝』(文春文庫,2012新装版)とも
リンクするし、色々と教わることばかりだった(^^) 光明皇后について、「彼女の性格を語る興味深い
筆跡が正倉院の御物の中に残っています。」として、「『楽毅論』を写した光明皇后の字は、行など
ところどころ無視して書いてある。一行が十六字になったり十七字になってみたり、と思うと十五字に
なってるのもあるというふうにバラバラなの。中途で字の順序を間違えて逆にして、返り点を打ったり
してます。最後の日付のとこでもミスをやったらしく、六を二と書いたものだから、横線をグッと太く
して無理やり六に直してる(笑)。藤三娘(藤原氏の三番目の娘)という署名も、ああやれやれこれで
おしまいだという感じで気が抜けたのか、急に雑になったりね(笑)。」^_^; 光明皇后の『楽毅論』
の書は、芸術新潮で見た記憶があったので探すと、同誌1998年10月号の特集「本当は誰もが知りたい
王羲之はなぜ〝書聖〟なのか」で取り上げられてた(^^) そのキャブには「・・・行の中心軸はゆがみ、
字間はばらばら、トン・スー・トンの三折法で書かれているなど、王羲之の繊細な雰囲気とはほど遠い。
しかし、皇后の力強い筆致は素晴しい。」とあるけど、解説の石川九楊は「光明皇后の《楽毅論》は、
改行箇所が一致していますから、王羲之の《楽毅論》を臨書したことは間違いないのですが、完全に
唐風のトン・スー・トンで書かれていて、もしかすると彼女は字形よりも論文の中身(魏の夏侯玄が
戦国時代の武将・楽毅を論じている)の方により関心があったのかも。」と述べているね^_^; 加えて、
「日付」についても、同誌で見ると、たしかに「横線をグッと太くして」て不自然なんだけど、それは
「無理やり六に直してる」のではなく、天平十六年の〝十〟の「横線」が「グッと太く」なってる^_^;
西山厚による正倉院展の公開講座「光明皇后の楽毅論について」の「聴講記」をネットで見つけ、勉強
にはなるんだけど、「実は、私は聖武天皇の書は、歴史上最高の書だと思っています。書家は、すぐに
聖武天皇の書は褚遂良(ちょすいりょう)を学んだとか言います。しかし、どうでしょうか。私は、聖武
天皇の方が、褚遂良より上だと思います。」(゚ロ゚;)エェッ!? 昨日に続き、びっくらこいた(@_@;) これは
笑いを取りに行ったジョークであって、聴講者が末尾に「(笑)」を入れ忘れたんじゃないかしら^_^;
あるいは、聴講者の聴き間違いだよね(@_@) でも、この「聴講記」には、やたら聖武天皇を贔屓・弁護
する発言もあるし、マジでなら痘痕も靨か^_^; でも、常軌を逸した聖武推しだから、彼が聖武天皇に
ついて書いたものは眉に唾つけて読まないと(;_;) また、「光明皇后は中身を読んでいないのでは?と
思います。」とも発言してるし、石川との激突対談を希望(^^) さて、〈天平十六年の「十」という字
ですが・・・・・・・これは「六」と書きかけて、上からなぞって強引に「十」にしたと思われます。〉
との説明も得心ゆかんなぁ(+_+) 改めて見たけど、「十」の字は、「横線」だけでなく、縦線も太いと
言えば太いので、西山説の通りなら、縦線だけを「上からなぞ」れば、「十」になるはず(..) それでは
バランスが悪いと考えて、「横線」も「上からなぞって」不自然に太くしたのかなぁ(..) もしかして、
「六」の字の3画目まで書いちゃってから、誤りに気付いたということなのかしら(..) 謎だなぁ(@_@)

  http://chinaalacarte.web.fc2.com/kanshou-150.html

永井路子『美貌の女帝』(文春文庫,2012新装版)所蔵本

伊藤整ほか編集『日本現代文學全集 86 石坂洋次郎・石川達三集』(講談社,1980増補改訂版)

池田弥三郎『百人一首故事物語』(河出文庫,1984)所蔵本

森銑三&柴田宵曲『書物』(岩波文庫,1997)所蔵本

寝室に除湿機をかけてるので夜更かし(?)することになり、予約録画せずにSEEDをリアル視聴^_^;
タグ:歴史 書道 列伝
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