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170723読んだ本

2日続けて目が覚めると寒くてタオルケットにくるまって寝直したけど、秋が来たということでOK?
久々の御湿り(というほどでもないが)に梅雨入り?との声も^_^; まだウグイスは啼いてるしさ^_^;
単行本全3巻が上下2冊で文庫化されたのを失念してて今必要としない本まで追加注文する羽目に(+_+)

【読んだ本】

奥村恆哉校注『新潮日本古典集成 古今和歌集』(新潮社,1978)所蔵本

そろそろ熟成して読みごろかなぁと判断し( ← 小生のレディネスの話)、少し前に注文・購入した
本を読み始めたら、冒頭の章で古今集の仮名序&真名序が論じられてた(@_@) そのまま読み進めても
問題ないのに、古今集の各注釈書を取り出して、参照を超えて熟読し始めちゃったよ、仮名序を^_^;
昔から頼まれれば、論文草稿に丁寧に目を通し、引用文献まで直接確認して引用ミスや引用頁のミス
等の細か~い点までチェックしてたから、性格なのかな(..) 勿論、なるべく学問的意義のある部分を
見出してあげて、ソレが読み手に確実に伝わるような文章表現になるようアドヴァイスもしてたけど、
ダメ出しも半端なかったから、感謝されてなかった気も^_^; とまれ、仮名序の素戔嗚尊の歌の訳で
改めて気付いたことが(^^) 「八雲立つ 出雲八重垣 妻どめに 八重垣つくる その八重垣を」という
古事記の有名な歌がソレ(^^) 片桐洋一『原文&現代語訳シリーズ 古今和歌集』(笠間書院,2005)の
現代語訳は「たくさんの雲が立つという出雲の国に、幾重にも囲って、妻とともに住むために、幾重
もの垣を作るよ、そんな幾重もの垣を。」となってるけど、コレでも訳していると言えるのかしら(..)
何を言いたい歌なのかも判り難い(+_+) 久曾神昇(全訳注)『古今和歌集(一)』(講談社学術文庫,
1979)で同歌の〔文意〕を見ると、「雲がわき出て幾重もの垣をめぐらしたようであるが、私は妻を
住まわせるために、そのように幾重にも垣をめぐらそう」とあって、コレなら歌意が伝わってくる(^^)
本書は「見事な雲がわき出てきて、幾重もの垣のように見える。私は妻を住まわせる邸を造って、幾重
もの垣をめぐらせている、あの雲のように立派な垣を、の意。」とあり、コレは得心がゆく訳だな(^^)
片桐洋一も『歌枕 歌ことば辞典 増訂版』(笠間書院,1999)の「やくも【八雲】」の項で同歌を引き、
脚注で「たくさんの雲が立つ出雲国に幾重もの垣を作るよ。妻を独占するためにたくさんの垣を作る。
その八重垣を作ったのであるよ。」とは説明してるけど^_^; ずっと読み比べてて感じていたことだが、
和歌の現代語訳にはセンスも必要で、ソレは校訂・評釈といった研究者としての能力とは別物かと(..)
日本の古典は和歌の占める部分が大きいことは言を俟たないわけで、和歌の部分を飛ばして読んだり、
和歌を訳せてない訳注本を読破して、分かったような顏をするのは恥ずい(+_+) 故に和歌の勉強中^_^;

今夜おおすみ正秋監督のルパン視たいけど寝る時間なんだよね(..) 庭の片方のサルスベリが満開(^^)
タグ:古典 和歌
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