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170816読んだ本

日本語の読解力に自信のある方、教えてプリーズm(__)m お礼として nice!を10回押します(^^)

【読んだ本】

亀田俊和『南朝の真実~忠臣という幻想』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー,2014)

2014年6月読了と手帖にメモ、しかも、ソレとは別に結構ノートもしてたが、気になる点があって、
別の図書館から借りて再読中(^^) 副題を含めた書名からして主要論点となる〈「相対化」される
「南朝忠臣史観」〉という節を読むと、「改めて再検討されるべき南朝忠臣たち」なる見出しで、
〈だが、これもよく知られた事実であるが、彼ら「忠臣の中の忠臣」でさえ、実は後醍醐の方針に
すべて賛同しているわけではなかった。君主の政治に異論を唱え、時に激しく批判する場合さえ
あった。天皇に反逆しないまでも、人間的には高師直たち婆娑羅大名といい勝負で、道徳的に優れて
いるとはお世辞にも言えない者もいた。〉とある(^^) 主君に唯々諾々と従うのだけが忠義なのかは
ともかく、この件に続く、楠木正成、千種忠顕、名和長年、結城親光の「三木一草」や新田義貞ら
「謀反を起こすまでには至らなかったが、後醍醐に反対したり、人格面で問題があった者たち」を
紹介している叙述も、「よく知られた事実」ゆえ、何とも思わなかった^_^; だけど、この件での
亀田俊和の論理には吃驚仰天(゚ロ゚;) 〈結城親光は、建武の戦乱では足利尊氏が最初に入京した際、
尊氏を暗殺しようとして偽って足利軍に降伏する。そして九州の豪族大友貞載と差し違えて討ち死に
する(『太平記』巻第一四)。あるいはこれに先だって行われた箱根・竹ノ下の戦いの折、後醍醐方
を裏切って足利軍勝利に貢献した貞載を当初から殺害するつもりで偽りの降伏をしたとも言われる
(『梅松論』)。いずれにせよ、結城親光が忠誠心の塊であることは確かである。しかし彼の兄の
親朝は優柔不断な人物で、後に北畠親房の熱心な勧誘にもかかわらず、結局幕府に寝返ったことは
すでに触れたとおりである。/・・・/このように後醍醐の著名な忠臣たちでさえ、その政治姿勢や
人間性、さらには身辺まで含めて見れば、その忠誠度や道徳性はだいぶ「相対化」するべきなのでは
ないだろうか。〉(@_@) この「政治姿勢」は正成、義貞のことを指し、「人間性」は千種忠顕と名和
長年のことなのは本書の叙述から理解できるが、「身辺まで含めれば」とは何を意味するのかしら?
また結城親光はどこに「相対化」すべき要素があるの? 上記叙述からは、結城親光の「身辺」には
幕府に寝返った「兄の親朝」がいる以上、その忠誠度も「相対化」すべし、としか読めないぞ(^。^;)

連座制かよ^_^; 今日もほとんど小雨の一日(..) 寝不足だし右肩が痛くてPC打つのもツラい(+_+)
タグ:歴史
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170815読んだ本

15日過ぎたら、こっちのクレジットカードで本買えばいいじゃん(^o^)丿ヾ(-_-;)オイオイ...口座は一緒!
先月は予定外の出費が続いて赤字だし(-ω-、) 明日は電気検針で電気代が心配(+_+) 今日も小雨(..)
この記事投稿しようとしたら「キャッシュを待機しています・・・」で出来ず∑( ̄皿 ̄;;ンガァーーー!!!

【読んだ本】

角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所蔵本

女形同心・鳥飼春之助が主人公の短篇「恋文地獄」を読了(^^) 角田喜久雄らしく、謎、謎、謎、と
タタミかけてくるから( ← みどりんに座布団1枚!)、一気に読まされた(^^) 奇怪な事件だけど、
角田喜久雄作品にありがちな目を背けたくなるような事態は無く、また本書の既読の中・短篇3作品
より筆がなめらかで、いつものストーリーテラーぶりが発揮されてる(^^) 犯人の目的と事件の構図
が物語の終盤近くで明らかになった後で、春之助が事の起こり(真相)を知った際には、こっちまで
声が出ちゃった(゚o゚;) 余情あり、結末も好し(^^) この女形同心シリーズ、もっと読みたいな(^。^;)

アマゾン某新刊本レヴュー絶賛の嵐に衆愚書評かよぉ~と我が国の将来を憂う・・・なんちって^_^;
タグ:小説 歴史
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170814読んだ本

2日連続でアップ後に誤植発見(+_+) 下書きのメモ帳の方がフォント大きいのに気付かぬ謎(-ω-、)

【読んだ本】

角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所蔵本

今日は昼寝して読書時間が減ったこともあり、書くことを少なくして誤植を無くす作戦にしたよ(..)
短篇「美しき白鬼」読了(^^) 主人公は町方同心の鳥飼春之助で、八丁堀のお長屋(いろはの左近は
「怪異雛人形」で「八丁堀のお屋敷」となってたが「鬼面三人組」では「八丁堀のお長屋」に)に、
お手先の勘太、その妹のお妙の三人暮らし(^^) 春之助は八丁堀随一の腕力で、捕物も町方同心中に
並ぶ者が無いと言われるが、何より美貌で売り出し中の歌舞伎の女形に生き写しと江戸中の女たち
から噂されているぐらいなので、お妙、更には支配頭の吟味与力・酒井三右衛門の娘で与力小町と
評判の美人・浪路と恋 or 三角関係の予感o(^-^)oワクワク お妙にはよく冗談言ってからかうし(^。^;)
さて、寺の本堂へ小さな油紙包を投げ上げる三十年配のすらりとした芸者[くろうと]上りらしい
粋ななりの謎の女、彼女が随所に顔を出すが、ネタバレにならぬようには書けぬ^_^; ただ、事件の
真相は前に読んだ長篇と全く同じで、角田喜久雄らしい(小生も)眉を顰めたくなるネタだな(+_+)
角田喜久雄作品で初付箋(´・ω・`) 「小野小町が梯子を背負って足駄をはいて首ったけになっても、
唾をひっかけてもやらねえってえ、硬え方での金箔附と来ていなさんるんだから・・・・・・」なる
台詞の「梯子を背負って」が教養のない小生には分らない(..) この女形同心シリーズは楽しみ(^^)

今日も曇 or 小雨で湿度髙く、押入れ&納戸の「ドライ&ドライUPコンパクト400ml」9個交換(+_+)
タグ:小説 言語 歴史
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170813読んだ本

あだち充ヒロイン総選挙でよく見る8人の画像、最後列左2人マジ知らんが誰(^。^;)ヾ( ̄ヘ ̄; )ググれ!

【読んだ本】

森田誠吾『明治人ものがたり』(岩波新書,1998)所蔵本

本書の約半分を占めてる「マリとあや」、そして「おわりに」も読んで、本書読了(^^) その内容は
森茉莉と幸田文の対比列伝で、非常に対称的な2人なのに似通う部分もあって、2人の親族や関わりの
あった人々、森鷗外と幸田露伴は勿論、多彩な人物が登場するので、読み応えのある一篇だった(^^)
森茉莉のことは興味がなかったので、彼女のイメージも関川夏央&谷口ジロー『『坊っちゃん』の
時代 第三部 啄木日録 かの蒼空に』(双葉社アクションコミックス,1992)に登場したシーンでの
〈この娘が 昭和六十二年八十四歳まで存命して「週刊新潮」のテレビおばあさんになろうとは・・・〉
に爆笑したようにTV評「ドッキリチャンネル」でしかなかった^_^; ただ、1992年のリテレール別冊
『文庫本の快楽 ジャンル別ベスト1000』で編者・安原顯が「日本文学・ベスト50」として森茉莉の
小説も選出し〈・・・森茉莉には生前、池田満寿夫宅でのパーティや、彼女の家の近所の喫茶店で
何度か会っているが、とにかく極端にシャイな人だった。しかしその割には喫茶店のコップの水に、
コーヒー用のミルクと砂糖を入れて飲み、ふと、腕時計を見て「あら、ジュリーのテレビが終わっち
ゃったわ」と悲しそうな顏をしたりする。・・・〉と解題で描いた、不思議ちゃんぶりも強烈(^。^;)
だが、森茉莉についての本書の記述は、それ以上かもw(゚o゚)w 例えば、「マリはもともと、活発では
ないし、不器用なたちであった。/・・・/どうした手抜かりか、時計の見方を教わらなかったので、
時間がわからない。/おまけに足弱だったから、父の乗る馬に人参をやるにも、いちいち馬丁に抱き
上げてもらったし、菊人形を見に行くといえば、女中に抱かれて行ったので、外へ出る時は、誰かが
抱いてくれるものと、立ったままで待っていた。」(゚ロ゚;)マジ!? 小生の想像力の範囲を超えてたが、
とりあえず腕時計の見方は教わったようで良かったわな(^。^;) 幸田文は、本書の参考文献でもある
山本夏彦『最後のひと』(文藝春秋,1990)が雑誌連載されていた時に目を通した月もあったので、
やっぱり感(^^) 未読の同書をパラパラ読んだら、森茉莉のことも書いてあって面白そうだった(^^)

広島は無理だから、一度でいいから見てみたい、高橋慶彦千葉ロッテ監督^_^; モチ福浦2000本も(^^)
タグ:随筆 列伝
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170812読んだ本

岩波ぃ~お主も心底ワルよのぉ~(* ̄∀ ̄)ノ いえいえ、みどりん様には、かないませぬぅ(^。^;)

【読んだ本】

森田誠吾『明治人ものがたり』(岩波新書,1998)所蔵本

「学歴のない学歴」を読了(^^) タイトルは〈学校歴のない学問歴〉の意で、森銑三を取り上げて、
その「主題は、森がいいだした日本文学史上の驚くべき新説であり、また、その新説が、なぜか
専門家には相手にされず、従って世間もそんな新説を知らない、という不思議である。」由(@_@)
「その新説」とは「西鶴の作品、多々あれど、西鶴みずから筆を執ったのは、『好色一代男』のみ、
と。」するもので、それを「西鶴一本説」と呼ぶ森田誠吾は、「・・・新説を出して学界に影響を
与えたと[死亡記事は]いう。だが、そんな話は聞いたことがない。」とか、「・・・その新説は
黙殺されて、歴史学界はもとより国文学界にも、論議など呼んでいない、・・・」と断言する(@_@)
でも、以上の世間・学界に対する森田誠吾の認識は間違いかと(+_+) 例えば、杉本苑子の短篇小説
「西鶴置きみやげ」は『二条の后』(集英社文庫,1989)の磯貝勝太郎「解説」が紹介するように、
同短篇が収録された日本文芸家協会編『昭和四十三年度 代表作時代小説』に付された作者のことば
には「西鶴作と信ぜられてきた諸作品を〝『一代男』以外は門弟の作〟と断定した森銑三氏の発言
はショッキングだが、・・・」云々とあり、森銑三の説を受けてその「不自然も矛盾も」解消する
「一つの仮説」を立てた上で同短篇が書かれたことが判る(^^) また谷沢永一『紙つぶて(全)』
(文春文庫,1986)等によって、国文学界が黙殺してきた森銑三の説を日本の近世文学研究の泰斗・
中村幸彦が取り上げて、それを是正・発展させたことも広く知られている(^^) しかも、ノーサイド
1995年5月号の谷沢永一「森銑三」は、〈日本古文藝研究史上に最も画期的な提言である。しかし
西鶴学界を牛耳る京都大学の野間光辰が聞く耳持たずと拒絶反応を示し、野間の顔色を窺うこと専一
の幕下に参ずる小物学者も一斉に同調したので、森銑三が畢生の熱意を籠めて書き綴った一代男論は、
学閥の厚い壁に撥ね返されて生き埋めになった。それから実に時を経ること二十年、遂に堪り兼ねた
中村幸彦が野間を窘める意をも含めて「編輯者西鶴の一面」(昭和50年)を書くに及び、漸く学界は
西鶴が助作者を従えての浮世草子編輯者であった事情を認めざるを得なくなった。野間光辰が死去
するに及び、今や森銑三が学界の機運を大きく動かした功績を誰も否まない。〉とし、その舞台裏も
『紙つぶて 自作自注最終版』(文藝春秋,2005)で披露した^_^; なのに、森田誠吾は〈この森の悲壮
ともいうべき「西鶴一本説」について、今一度、うそかまことか、ことの始まりからたどり直して、
なろうことなら、決着をつけてみたい。〉と言い出してる(゚ロ゚;)マジ!? 森銑三の立論を「我田引水」、
「あらずもがなの独断に陥る。」等と酷評した挙げ句、〈森銑三の「西鶴一本説」は、真摯な学者で
あっても、時に遭遇する不運[=「資料一切を焼かれ」たという「戦禍」]、そこから生まれた異説
であって、邪説のたぐいではない。〉と実質冷評して本篇を〆る(@_@) 森銑三の西鶴研究は未読ゆえ、
森田誠吾の講評の当否は判断できぬ(..) ただ、森田誠吾は森銑三の生涯を辿りながら森銑三の業績
を顕彰しようと試みてたはずが、結局は「西鶴一本説」を否定、しかも、それを岩波新書で行なった
点に大いに違和感(@_@) 森田誠吾は触れていないけどさ、佐藤信淵を「疑問の人物」として否定した
森銑三の業績に対し冷淡だったのが『日本思想体系』で、その版元は言うまでもなく岩波書店(+_+)
読者が本書の記述を真に受けたら、森銑三の説に応えた中村幸彦の論考は無いものとされ(黙殺!)
国文学界は森銑三の説を依然黙殺したままと誤解しちゃうし、更には森田誠吾の論評判定によって
森銑三の説は国文学界からも黙殺されて然るべき「異説」にすぎぬと思い込みかねないじゃん(+_+)
本書によって森銑三の説を取り巻く状況は好転したのか(@_@) むしろ意図せざる結果を森田誠吾は
招来したよね(..) 文献調査の行き届いてない本書の原稿に対して岩波の編集者はアドヴァイスとか
しなかったのかね(@_@) 岩波書店を批判しまくってきた谷沢永一のことなど教えたくないわな^_^;
森銑三の説の実質黙殺状態を本書で助長強化した岩波書店も罪深い(+_+) 「東京大学史料編纂所は、
『大日本資料』を刊行することを第一の目的としていた。」という誤植もチト恥しいレヴェル(+_+)
本篇からも得るものはあったが、その短篇が中村幸彦よりも早かった杉本苑子の凄さを再認識(゚o゚;)

昨夜は肌寒くて眠りやすかったのに布団に入ったのが日付の変わる直前で勿体無いことした(+_+)
タグ:評伝 随筆
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170811読んだ本

ジャパン・パッシングじゃないけど、島根県、広島県、高知県と読み上げられ、愛媛県は素通り(..)
元々ミサイルは上空を素通りするわけだから、むしろ、無視するジャパン・ナッシングの方かな(+_+)

【読んだ本】

角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所蔵本

「鬼面三人組」を読んだが、コレも分量的には「中篇」(巻末の縄田一男「人と作品 角田喜久雄」
の「収録作品解題」)で、表題作と合わせると既に本書の約半分を読了したことに(゚o゚;) 縄田は
「・・・が重要な役廻りを演ずる他は、少年誌掲載の作品という雰囲気はまったくなく、単行本化
の際はすべて大人向きの作品として扱われている。」としてるけど、「人間の、殊に年若い少年の
性質というものが、環境によってこうまで急激に変ってくるものであろうか。」云々なんて叙述は、
少年誌の読者(の保護者)を意識したものじゃないのかしら(..) とまれ、ストーリーは表題作の
続篇という設定で、例の「いろはの左近」こと町方同心・赤根左近が主人公で、鬼面三人組を追う
展開(^^) 12年前に関東一円を荒らした怪盗・鬼面三郎は黒衣鬼面の扮装で神出鬼没、悪事を働いて
いた(゚o゚;) そして、今、次々と殺人事件が起きて、般若(鬼女)の仮面をかぶった生首が・・・
事件は錯雑して謎が深まっていくので、本篇も随所でヒントが出されてるが、結末まで事件の真相、
犯人に小生は気付かず、トホホ・・・(T_T) 少しずつ角田喜久雄ワールドっぽくなってきたかな(^^)

出崎統監督のルパンをながら視聴したけど作画監督が杉野昭夫でなくても止め絵を多用するんだ(..)
タグ:小説 歴史
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170810読んだ本

猛暑日だった昨日を思うと2020東京五輪マラソン男子が8月9日に予定されてるのは・・・((;゚Д゚)ヒィィィ!
昨日は驚くほど萎れてたトロロアオイが少し降っただけで元気に復活して現金なヤツと思った(^。^;)

【読んだ本】

杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(七)』(講談社学術文庫,1985)

昨日アップした記事を最後に見直してからPCを閉じて、シャワーを浴びてたら、ハッと気付いて、
裸のまま走り出し・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;エウレカ!! 千載集の平忠度の歌と平家物語の「忠度都落」の話は、
〈二重写し〉になってるんじゃないか、と(゚o゚;) まだ返却してなかった本書の「忠度都落」の章を
今日は再読(^^) 〈薩摩守宣ひけるは、/「・・・一門の運命はやつき候ひぬ。撰集のあるべき由
承り候ひしかば、生涯の面目に一首なりとも、御恩をかうぶらうど存じて候ひしに、・・・〉の訳は
〈薩摩守が言われるには、/「・・・[平家]一門の運命ももはや尽きてしまっています。勅撰集が
えらばれると承っておりましたので、生涯の名誉に一首でも御恩をこうぶり、選にいれていただき
たいと存じていましたが、・・・〉で、〈「一門の運命はやつき候ひぬ」ということばは「延慶本」
「屋代本」にはみられないが、既に滅亡は決定的であるという自覚のもとに、一首の歌でも勅撰集に
残したいという念願をこめた忠度のことばは悲愴である。〉と〈解説〉にある(;_;) 栄華を極めた
平家一門が滅亡しても勅撰集に入った歌は永遠に残るというわけで、千載集に一首だけ撰出された
忠度の歌「さざなみや志賀の都はあれにしをむかしながらの山ざくらかな」の歌意(本書は「志賀の
旧都は今はすっかり廃墟となってしまったが、長良山の山桜ばかりは、むかしに変らず咲いている
ことだ」と訳)とオーバーラップしてるよね(゚o゚;) つまり、志賀の旧都(=大津京)に平家一門を、
長良山の山桜に自らの千載集入集歌を、それぞれ重ねてるわけ(^^)v 「・・・忠度が俊成をたずねて、
勅撰集への入集を懇願し、その作品を託したということが、史実・・・」だとしても、上記台詞は
忠度の歌の内容から平家物語作者が創り出したものかも(^^) となると、平家物語作者も忠度の歌を
「大津京の栄華をしのぶ歌」(2017年5月24日朝日新聞「天声人語」)とは解してないことに(^^)v
平家一門の栄華をしのぶより、その滅亡を諦観してるからね(^^) 天声人語子も平家物語を読めよ!
と言っても、千載集の注釈書も調べずにトンチンカンな上記解釈を披露してるぐらいだからなぁ^_^;
そもそも、この忠度の歌の話は出しにすぎないし(+_+) 当該「天声人語」は、和歌の話かと思って、
つい読み始めたら、メインは時事・政治問題で、しかも、さり気な~く政府批判を織り込んでくる、
という最近お馴染みのパターン^_^; 「天声人語書き写しノート」も販売し、生徒に「天声人語」の
書き写しをさせる授業を宣伝してるけどさ、自紙の政治的主張を子供たちに刷り込ませてる点では、
園児に「首相がんばれ」と唱和させてた森友学園と同類じゃん^_^; 教育に政治を持ち込むなよ(+_+)

「FUKU-METER付きボブルヘッド人形」発売しながら今季終了後に戦力外通告しねーだろうな(@_@)
タグ:古典 和歌
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170809読んだ本

では、問題(^o^)丿「天の声にも変な声があるなあ、と思いましたよ。」とは誰の発言でしょう?
ヒントは〈昭和の黄門〉で、正解はCМの後(^o^)丿ヾ(-_-;)オイオイ...この記事の最終行に(^。^;)

【読んだ本】

樋口芳麻呂&後藤重郎(校注)『定家八代抄―続王朝秀歌選―(上)』(岩波文庫,1996)所蔵本

平忠度が藤原俊成に頼み、千載集に撰ばれた例の読人しらずの歌「さざ波やしがの都はあれにしを
むかしながらの山ざくらかな」は本書にも入っている(^^) その歌意を「志賀の大津の都は荒廃して
しまったが、長等山の山桜は、昔のままの美しさだ。」と本書脚注は記す(^^) 忠度の同歌に続けて
藤原定家は古今集の平城天皇御製「古郷となりにし奈良の都にも色はかはらずはなはさきけり」を
撰び出して並べてる(その歌意を本書は「旧都となってしまった奈良の都にも、美しい色は変らず
花は咲いていることだ。」)(^^) 忠度の同歌の詞書に「故郷[ノ]花といへる心を」とあるけど、
忠度が紀州熊野で生まれ育ったという話はあるも、江州大津との地縁は定かではない以上は、この
「故郷」は片桐洋一『歌枕 歌ことば辞典 増訂版』(笠間書院,1999)の「ふるさと【古里・故郷】」
の項に言う「(三)昔、都のあった所」と解するのが普通だわな(^^) 歌を作者の実人生に照らして
鑑賞することになっちゃうけど、薬子の変でも明らかになったように、旧都=平城京への平城帝の
思い入れの強さを考慮すると、忠度の同歌よりも深~い味わいのある歌に思えてくるんだよね(^。^;)
とまれ、御覧の通り、誰が見ても両歌のテーマは同一だよね(^^) 片野達郎&松野陽一(校注)『新
日本古典文学大系10 千載和歌集』(岩波書店,1993)が「俊成は、平氏への鎮魂の意をこめ、滅びの
世界の中に花の美の永遠を讃えたこの一首を撰入した。」と忠度の同歌を評してるように、荒廃した
旧都に象徴される人為的な栄華の儚さとは対称的な、自然=花の美の永遠性を歌い上げているね(^^)
久保田淳(校注)『新潮日本古典集成 新古今和歌集』(新潮社,1979)上巻の巻末の「解説」には、
「たとえ地上にどのように激しい人と人の争いがあろうとも、喜怒哀楽が繰り拡げられていようとも、
それらとは関わりなく自然はめぐってくる。そのような自然の大きな回帰性を思わせるのが、『新古
今和歌集』巻第一春歌上の最初の部分である。」とあるけど、「自然の大きな回帰性」が新古今集の
専売特許の意ではないはず^_^; 四季のサイクルが繰り返されて、しかも、ソレは永遠に続いていく、
と自然を捉える「自然の大きな回帰性」を忠度と平城帝の両歌は主題にしている、とも評せる(^^)
以上、忠度と平城帝の詠んだ両歌のテーマが、花の美の永遠性・自然の回帰性なのは明らかだけど、
忠度の同歌についてトンチンカンな理解をしてる記述が(゚ロ゚;)マジ!? 《平安末期の歌人、藤原俊成は
頭を抱えた。「千載和歌集」の撰者として、平家の名将平忠度の歌を載せたいのだが、後白河法皇の
命で選ぶ歌集には適さない。平家は源氏に敗れ、いまや「朝敵」である▼〈さざ浪や志賀の都は荒れ
にしを昔ながらの山桜かな〉。大津京の栄華をしのぶ歌を採ると決めたが、忠度の名ははばかれる。
「詠み人知らず」とした▼・・・》と5/24の朝日新聞「天声人語」は綴るが、忠度の歌を「大津京の
栄華をしのぶ歌」だなんて、「頭を抱えた」ぞ(+_+) 天声人語子は文章力に加え読解力もペケ(^。^;)
「大津京の栄華をしのぶ歌」を千載集から探すと、祝部宿禰成仲の「さゞ波や志賀の花園見るたびに
むかしの人の心をぞ知る」がニアかな(^^) 同歌を片野&松野は「さざ波の志賀の古京の桜の花園を
見るたびに、花を愛した昔の人の心を知ることだよ。」と訳して、「琵琶湖畔の眼前の桜の花から、
作者の想いは歴史的回想へと流れて行く。」と評釈してるし(^^) 法性寺入道前太政大臣(藤原忠通)
「さゞ波や国つみ神の浦さびて古き都に月ひとりすむ」なども「さざなみの近江国の護り神の御心は
冷えて、この志賀の大津の廃都には月だけが澄[・住]んでいることだ。」(片野&松野)という
歌だから、「大津京の栄華をしの」んでるかな(^^) とまれ、忠度のを「大津京の栄華をしのぶ歌」
などと解するのは誤りだと100%断言できる(^^) それにしても、天声人語の書き写しを生徒にさせる
授業が行われているけど、こーゆー天声人語の間違いも担当教員はちゃんと教えてるのかしら(@_@)

福田赳夫首相の総裁選敗戦の弁^_^; 吉村克己『戦後総理の放言・失言』(文春文庫,1988)参照(^^)
タグ:政治 古典 和歌
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170808読んだ本

歩美ちゃんはもうコナン君のことが好きじゃないのかしら∑( ̄ロ ̄|||)ナント!? 女心だね(´・_・`)シミジミ

【読んだ本】

角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)所蔵本

数日前に本のブログを閲覧してたら『ルパン対ホームズ』の新訳を紹介する記事があり、子供時分に
ポプラ社のしか読んだことなかったので、堀口大學訳の新潮文庫版(1960年)を読むことにした(^^)
でも、こんな長かったっけか!?と読むの断念(..) ポプラ社のはスラスラ読めたような記憶あるけど、
超訳の類いだったのかしら^_^; 講談社版『江戸川乱歩全集』が大昔ウチにあったんだけど、アレは
ポプラ社のと同じだった気が(@_@;) んなこんなで、結局、今日は本書を読むことになったよ^_^;
表題作の一篇を読了(^^) 大岡忠相が江戸南町奉行に就任した直後の話だけど、主人公は町方同心の
赤根左近(^^) 子供好きで八丁堀の屋敷に近所の子供を集めて習字の稽古等をしてて、同心仲間から
「いろはの左近」と綽名され、いい笑い者にされてる人物^_^; そんな彼が、次々と起きる殺人事件、
共通するのは首のもげた雛人形という怪事件に取り組むわけだが、左近の推理が適宜披露されてて、
そのヒントのお蔭で小生でも結末前に犯人が判った^_^; 角田喜久雄の初期の短篇になるらしいけど、
今まで読んだ長篇と比べると、グイグイと引っ張られる感じはなくて、文章も硬い感じ^_^; それに、
「怪異」なのは雛人形の首がもげてる点だけだし、他方で教育的訓話のような件があったりするのは
巻末の縄田一男「人と作品 角田喜久雄」の「収録作品解題」に本作品が昭和12年の「日本少年」に
連載されたと解説されていて納得(^^) 雛人形の入った二つの木箱を開くと「二つとも、空なのだ。」
と書きながら、その数行後に「無残に首をもぎとられて・・・・・・」とするミス等もあったけど、
とりあえずは愉しめたし、約100頁もある作品だったけど最後まで一気に読めたから満足、満足(^^)

昼食後5分以内に濃いコーヒーを飲めば眠気問題は解決だよ、ワトソン君○ o 。.~~━u( ゚̄  ̄=)プハァ
タグ:小説 歴史
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170807読んだ本&買った本

[左斜め下]犯人はコイツと図書館の本に落書きするのとブログでネタバレ書くのはどっこいどっこいかと(..)

【買った本&読んだ本】

角田喜久雄『怪異雛人形』(講談社大衆文学館文庫コレクション,1995)

今日も夜明け前に目が覚め、PC起動して受信したメールを開くも画像はダウンロードできず(@_@)
不審に思いつつネットを見ようとしたが、ページが開けないぞ(゚ロ゚;) グーグルさんは開けたので、
プロバイダーの障害発生情報を調べると、東京都の一部に発生してたので、ウチもそうかもと諦め、
朝食を済ませて昼寝することに(..) でも、寝付けず、仕方なく漫画を読んで無駄に過ごした(+_+)
10時前に再挑戦も状況は変わらず、PCのネットワーク診断に従って、チョコチョコいじったら、
原因不明なままだが何とか問題は解消した(^。^;) んなわけで、今日は読書時間を確保できず(;_;)
しかも、やっと届いた本書だけど、短篇集のはずが、冒頭の表題作は約100頁もあるじゃんか(゚o゚;)
寝不足でも暑さで眠れなくて困ってるわけで、角田喜久雄の長篇に手を出したら死んじゃうと思い、
ネットで見る限り評判が非常に良い本書を注文したのにさ(..) とりあえず、今日は巻末エッセイの
山村正夫「思い出に鮮烈な新宿での一夜~角田喜久雄先生を偲んで」と、縄田一男「人と作品 角田
喜久雄」を読んだ(^^) 山村のは角田喜久雄の人柄などが分かり、非常に興味深かった(^^) それに、
「角田先生の名前を挙げても、近頃の若い作家や読者は馴染みが薄いかもしれないが、戦前、戦後を
通じての探偵小説と時代小説の両分野における華々しい執筆活動は、年配者ならよくご存じなのでは
ないだろうか。・・・講談社の元編集者で若い時分、先生の担当だったという原田裕氏の話によると、
戦後まもなく石川達三、丹羽文雄、舟橋聖一などの著名作家の原稿料が、一枚千二百円だった頃に、
角田先生のそれは、何と三氏の二倍の二千四百円だったということだ。」にはびっくり(゚ロ゚;)マジ!?
とはいえ、小生の世代ですら石川、丹羽、舟橋は文壇の大御所として君臨してたけど「超人気作家」
として現役だったとは言い難く、今や石川、丹羽、舟橋も「近頃の若い作家や読者は馴染みが薄い」
存在なんだろうな(´・ω・`) 縄田のは本書収録作品に言及した部分以外を読んで、非常に得るもの
が多かった(^^) 角田喜久雄は「・・・小さい頃から記憶力抜群で、労せずして成績優秀、夏休みの
終わり頃になって記録もなしに宿題の絵日記を一ヵ月分、まとめて書いてしまったというエピソード
等は、はやくも彼の緩急自在の小説作法を思わせないでもない。」には、さもありなんって感じ^_^;
「・・・生類憐みの令が敷かれている元禄期をGHQ占領下の日本と重ね合わせ、その反骨ぶりを
示した『緋牡丹盗賊』(昭和二十四年~二十五年)・・・」とは気付かなかったわm(__)m てゆーか、
小生が読んだのは1991年改版の春陽文庫ゆえ初出情報未記載^_^; 「番町の姫君」こと、お京さまは
ツンデレで可愛かったなぁ(^。^;) 「・・・伝奇小説の正否の鍵を握るのは、二枚目の主人公よりも、
実はいかに魅力的な敵役をつくり得るかにかかっているのではないか。」には、我が意を得た感(^^)
だけどさ、この縄田の解説は角田の某代表作(小生未読!)の内容を紹介し過ぎててネタバレ(+_+)
比較対象として挙げたシムノン『男の首』について「ミステリーなので、正体を明かすわけにはいか
ないが、・・・」としながら、角田の某代表作の主要登場人物の〈正体を明かす〉のは何なの(-"-)
「・・・角田喜久雄は、伝奇小説の中にミステリアスな謎と怪奇なムードを取り込んだ点にその特色
があったといえるだろう。」と評してるんだから、〈ミステリー〉でもあるわけだろうが(`д´ ヽ)
ネタバレはこれから読もうとする者の愉しみを奪うぞヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!! 他者への配慮
もできないということは、読書は人を成長させないのか(+_+) 読書には想像力が不可欠だからね(..)
ちなみに本書は値下がり中だったけどギフト券使って110円で、また「可」だけど悪くなかった(^^)

一面見出し「横ばい」、同本文「ほぼ横ばい」、三面本文「下落に歯止めはかかった」と朝日朝刊^_^;
タグ:小説 評論 随筆
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