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171031読んだ本

クリスマスローズの代りにホトトギスの鉢が書斎の前に置かれたが庭の至る所で咲いてるから(´・_・`)

【読んだ本】

杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

朝日新聞の先月の月岡芳年「月百姿」を取り上げた記事にも呆れたけど、今日の夕刊の長沢芦雪の
「虎図襖」についての記事「卓越した眼力 何を見た」(編集委員・大西若人)は酷すぎるね(^。^;)
この絵についてはyahantei様のブログ「俳諧と美術」も紹介してたけど、芸術新潮2017年10月号で
美術史家の山下裕二が「襖の中から飛びかかってきそうな大迫力の虎図は芦雪の代表作ですが、
[その襖の]裏にまわってみると、魚を狙う猫の図が描かれていて、なるほど、あの虎は魚の眼に
映った猫の顏だったのか・・・・・・!と合点がいく。面白い趣向でしょう?表を見ただけでは、
本当にこの絵を見たことにならないんですよ。芦雪の絵には、人を楽しませるためのこういった
〝仕掛け〟がたくさんあるんです。」と解説しているのに、この〝仕掛け〟のことを朝日の記事は
全く言及してないぞ(゚ロ゚;)マジ!? それなのに「圧倒的な迫力と、猫のようなかわいらしさの同居が、
よく指摘される。」、「瞳が細く描かれているのは、猫を参考にしていたからとみられる。」等と
猫との類似を指摘してるけど、その正体は猫なんだからねぇ^_^; 更に続けて、〈誇張された体や脚、
毛羽立つ筆の跡は、跳びかかる虎に「速度」の表現を与えている。一方で、直接的には墨のにじみの
ためだろうが、顔やしま模様はどこかぼけている。/でもこれ、カメラ的な視覚といえないだろうか。
素早く動いているものをカメラで撮れば、被写体は流れて尾をひき、細部はぼやけて見える。/芦雪
には片目を失明したという伝説もあり、ますますカメラアイの持ち主だったのではないかと思えて
くる。〉∑( ̄ロ ̄|||)ナンデスト!? 水の中の魚は水を通して猫を見ているわけだから(魚眼レンズ?)、
「誇張」や「ぼけて」見えるんじゃないかしら^_^; 新聞記者なのに調べもせず、見たままの感想を
記事にするなんて、小学校低学年レヴェル(+_+) 「カメラアイの持ち主」云々は芦雪の全ての作品を
鑑賞・分析した上で指摘するのならともかく、そもそも、この記者は「虎図襖」すら、この襖絵の
「表を見ただけで」、それでは「本当にこの絵を見たことにならない」わけだからねぇ^_^; なお、
「・・・猫と魚の睨み合いは、[この襖絵のある無量寺の]室中之間におけるトラと鑑賞者の関係に
置き換えることができるだろう。」と山下が指摘してるような〝仕掛け〟まである(゚o゚;) さてさて、
本書の「白い蓮[はちす]」を読んだ(^^) 村はずれの阿弥陀堂で老人たちに混じって堂守り法師の
説教に耳を傾けていた病弱で右腕のない若者・左近丞が、法師の話術が下手で説教の内容も退屈な
ことから舟を漕ぎかけた矢先、現われたのが近隣きっての土地持ち・屋敷持ちで暴れん坊の「多度の
源太夫」で、彼こそが左近丞の右腕を斬り落とした張本人だったのだが、彼は法師に絡み始め・・・
予想外の展開となって結末はジーンと来るものがあるよ(;_;) なーんて、ストーリーの核心部分は
海音寺潮五郎の短篇「極楽急行」(『海音寺潮五郎全集 第十四巻 短篇一』[朝日新聞社,1970]、
『海音寺潮五郎短篇総集(四)』[講談社文庫,1978]、『剣と笛 歴史小説傑作集』[文春文庫,
2002]等に所収)と全く同じじゃん(^。^;) 磯貝勝太郎が両文庫の「解説」で「この作品の種本は、
鎌倉時代初期の浄土教思想の事情を知ることができる仏教説話集『宝物集』で、その中に源太夫の
往生説話がある。・・・『宝物集』の源太夫説話と同工異曲の説話は多い。『新著聞集』には、
上総(現在の千葉県の中央部)のじゃじゃ庄右衛門という大悪人が、・・・」云々と種明かし(^^)
ネットで検索すると、今昔物語にも同じ説話があるようだけど、杉本苑子のは登場人物を増やして
話も付け加えることでストーリーに深みと、そして何よりも説得力をもたらしたと小生は思う(^^)

買ったばかりのマウスだが何回も床に落しちゃうからかクリックしても反応しなくなってきた(+_+)
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171030読んだ本&買った本

雨曝しだからとクリスマスローズの鉢を書斎の前から運んでるのを見て、毎日せっせと水を遣ってた
と告白したら、怒られちゃったよ(;_;) 明日からは玄関前のハナイカダの鉢への水遣り専従(´・_・`)

【読んだ本】

杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

ある情報が舞い込んで、ちょっと調べただけで、次から次へと気になることが出てくるもんだから、
独り「おまつり状態にな」ってしまい、寝床にも数冊持ち込んだけど、思い付いて書庫へと降りて、
林屋辰三郎『京都』(岩波新書,1962)まで探し出したりと、結局、数時間しか眠れなかった(+_+)
帰りに大学図書館に寄って本も借りたし、とりあえず今夜こそは早く寝たいね(^。^;) んなわけで、
「落花」という一篇を読んだ(^^) 小一条の左大臣・藤原師尹は激しい気性の持ち主で奉公人などの
ほんの些細な過ちにすら過酷な体罰などを自ら加えるので「鬼左府」と仇名され怖がられていたが、
帝から姫君を女御にくれぬかと申し込まれたので、高価な調度や衣装、代々家に伝わる宝物などが
集められていたところ、屋敷に仕える雑色の小弁は不注意から水晶の置物を壊してしまって、偶々
通りかかった従兄の大刀弥夏樹に助けを求めたところ・・・イヤ~な気分になる後味の悪い話^_^;

【買った本】

日本文学研究資料刊行会編『日本文学研究資料叢書 新古今和歌集』(有精堂,1980)

1190円の「良い」をクーポン&ポイントで(^^) 図書館に無くネットで調べても目次まで出てこない
から、どんな論文が収録されているか分からなくて(ある論文に一本だけ引用されてたのは見た)
躊躇してたんだけど、画像検索したら判明したので、泡銭も入ったし注文^_^; どれも現在の研究
水準からしたら骨董品的価値しかないかもしらんが、小生は初心者ゆえ一から勉強しないと(^。^;)

他人様のブログの画像&文章のお蔭で心が和んだところで、今夜こそぐっすりと寝る(´・_・`)
タグ:小説 歴史
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171029読んだ本

早寝早起きの予定が本に夢中になった挙句に寝落ちし、まだ早いと二度寝して寝坊しちゃったの巻(+_+)

【読んだ本】

宮崎市定『水滸伝~虚構のなかの史実』(中公文庫,1993)所蔵本

布団に入る時に、佐々木泉『墨戯王べいふつ』(小学館ビッグコミックス,2004)が目に入り、ふと
思い付いて、未読の本書を手に取り、「まえがき」に目を通して、「第一章 徽宗と李師師」を読み
始めてしまったためである^_^; ちなみに、『墨戯王べいふつ』には「李師師」と題した話があり、
少し気は強いが魅力的な美人に描かれている(^。^;) 「いったい水滸伝は隅から隅まで、面白い話が
ぎっしり詰まっているのだが、まだ子供の時の私にはただ一箇所だけ、まことに面白くない退屈な
場面があった。それは梁山泊の豪傑が、所もあろうに開封府の盛り場の青楼で、李師師という芸妓
の取りなしで、時の天子徽宗皇帝に面会する件りである。」とは全くの同感(+_+) ところが、この
退屈な場面も本書本章を読むとメチャ興味深くなっちゃうんだから、やはり碩学の名著は凄い(゚o゚;)
なお、佐竹靖彦『梁山泊~水滸伝・108人の豪傑たち』(中公新書,1992)の「あとがき」は、本書を
「・・・[小川環樹の本より]さらにひろく史実との関連を全面的な尋ねたもの・・・」と概評(^^)
それにしても徽宗はどうしようもないバカ皇帝だね(ノ_-;)ハア… 「・・・その即位の際には、朝廷の
首席大臣から、天子になるには不適格者だと物言いをつけられたという不吉ないきさつがあった。」
として、〈章惇の言い放った言葉の「道楽者」は、原文では「浪子」[ ← 水滸伝で徽宗と面会した
梁山泊の燕青の綽号!]とある。これは良くいえば粋人、伊達者、悪くいえば放蕩息子の意味である。
章惇はこの時、文字通りには、/端王は浪子のみ。/と言ったと歴史に書いてある。さすがに多くの
歴史書では、このような俗語的表現を避けて、/端王は軽佻にして、以て天下に君たるべからず。/
と上品な言い方に書きかえている。しかし、事実は正にその通りであったらしく、この大事な際に
皇太后から急遽のお召しを受けても、邸を抜け出し、どこかを浮れ歩いていて、すぐには参内でき
なかったいう。」(゚ロ゚;)マジ!? 極め付けは、李師師と並んで徽宗皇帝の寵愛を受けた傾城に趙元奴が
いたが、「徽宗父子が金軍の捕虜になって開封城外の青城という所に長い間軟禁をうけ、その間に
金軍は城中に残された宋の政府を脅迫し、城中の官私の金銀を根こそぎ徴発して天子の身代金として
差し出せと要求し、城内では上下をあげて大騒動に陥るのであるが、驚いたことに上皇の徽宗は
知らぬ顔で、事態の重大さに気づいたらしくもなく、金の軍営中は単調でさびしいから、趙元奴を
こちらへ送ってもらいたいと政府に要求するのである。」ヾ( ̄o ̄;)オイオイ 「・・・常識派の歴史家
には理解できない[徽宗の]心理である。そしてこういう理解できない事実の積み重ねで北宋王朝は
滅亡した。」(´・_・`) なお、章惇は即位した徽宗により左遷され、〈彼は在任中に、旧法党の政治家
を迫害したというかどで後世の評判が悪く、「宋史」の中では、「姦臣伝」という一番不名誉な仲間
に入れられて、何も関係ないはずの歴史家からまで悪罵を甘受せねばならなかった。しかし今日から
見ると、このような評価は公平でない。もっとも中国の史論というものは、これまで不公平なこと
ばかりが通ってきていた。〉との件の最後の一文から、宮崎市定が気骨ある歴史家であると判る(^^)

寝坊しても眠い(+_+) 今週末も台風(22号)で雨_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
タグ:中国 歴史
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171028読んだ本

このブログをお読みの皆様にも何か良いことがありますよーに(^-^) 一日3p程度でも銀行の利息より
断然お得と楽天のラッキーくじを引くのが日課の一部となってるが、寝坊してしまい8時30分も過ぎ、
諦めムードで次々と引いてたら、一日20本のがw(゚o゚)wマジ!? 実は、アノ後も何回か日付が変わった
直後に挑戦してみたけど、流石に3匹目の泥鰌はいなかった(..) 泡銭の使い途に性格が出るよね^_^;

【読んだ本】

杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

短篇「釣る」を読んだ(^^) 主人公・日高の豊雄は村長の跡取りで、公卿の子孫という血筋もあって
容姿にも品があり、村中の娘たちの憧れの星だったが、泥くさい村の娘たちなどには目もくれる気は
なかったのに、谷川に釣りに行った際、下流の向こう岸で粉ひき小屋の真名児が洗濯してる姿に接し、
その露わな太股の白さに魅了され、真名児と話がしたくなって上流の丸太橋を迂回しようとした瞬間、
ザブーンという水音とともに女の悲鳴が響き、真名児の傍の川の深みに見たことのない大男が仰向け
に転がっていたのだった・・・(゚o゚;) コレって・・・とニヤニヤしながら読んでたら、予想通りの
久米仙人の話だった(^。^;) 今昔物語のソレを巧みに取り入れつつも、別のストーリーを拵えていて、
うま~く纏めていた(^^) 百目鬼恭三郎『奇談の時代』(朝日文庫,1981)は、今昔物語の久米仙人は
仏教の仙人だが元亨釈書の久米仙人は道家の仙人の特徴をも示してるとし、滝沢馬琴『玄同放言』が
大唐西域記の大樹仙人の話も混じるとするのは「・・・ちょっと考えすぎと思われる。」と一蹴(^^)

スタートに失敗すると一日中グダグダになるから、今夜こそ早く寝て明日は早起きするぞ(^o^)丿オー!
タグ:小説 歴史 説話
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171027読んだ本

明日から再び雨の日が続くらしく、今年一年を代表する漢字一文字は「雨」という声まで出てる^_^;

【読んだ本】

坂本太郎『史書を読む』(中公文庫,1987→3版1992)所蔵本

今月の読書予定に入ってなかったのに、結局あの後も本書を読み続けて、「日本後紀・続日本後紀」
「文徳実録・三代実録」「日本紀略」「古事記」を(再)読了(^。^;) 拙ブログが想定してる読者は、
内容は勿論のこと読んだかどうかすら忘れてしまうという未来の自分であり、その本に再読の価値は
あるかどうかの情報を提供することが目的^_^; 偶々目に入って本書を手に取った未来のみどりんよ、
迷うことなく読め!と言いたいね_φ( ̄^ ̄ )メモメモ 読む度に新たな発見があることを保証する(^^)v
昔の自分を信用できないなら、せめて「日本後紀・続日本後紀」だけは再読しろo(-`д´- o)ヨムノダ!!
例えば、〈「六国史に褒貶なし」といったのは、水戸の『大日本史』の編修総裁であった三宅観瀾で
あるが、その通り六国史は客観的な記事に満たされていて、あからさまに人物や史実に批判を加える
ことを避けている。けれども『後紀』は例外である。『後紀』の人物伝は長所と共に必ず短所を挙げ、
批評は辛辣をきわめている。〉が、その「批判は政道に対しても遠慮なく下される。」という(゚o゚;)
実際、〈桓武天皇が延暦二十五年(八〇六)三月十七日崩ずると、皇太子が同年五月十八日即位の儀
を行って、大同と改元した。これに対して『後紀』はいう。/大同と改元す。礼に非ざるなり。国君
即位すれば、年を踰えて後改元するは、臣子の心として、一年に二君あるに忍びざるによるなり。今
未だ年を踰えずして改元するは、先帝の残年を分かつて、当身の嘉号となす。終を慎み、改むるなき
の義を失ひ、孝子の心に違ふ。旧典に稽ふるに失と謂ふべきなり。/踰年改元は、先年の元号法案の
審議のさいに公明党の唱えた説であり、それは使用上の便宜を論拠としたものだが、この時代は一年
に二君あるに忍びないという心で、改元は崩御の翌年とするのを例とした。大同だけは異例である。
そこで「失と謂ふべきなり」と、手きびしい批判が加えられたのである。〉ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 斯くの
如く「日本後紀に横溢する批判的精神は、この[藤原]緒嗣の豪毅な精神の現れと私は推測する。」
とある(^^) 前から思ってたんだけど、藤原緒嗣は大変優れた政治家で、もっと取り上げられるべき
大人物(^^) それなのに、吉川弘文館の人物叢書(の続刊予定書目)に選ばれてないのは不可解(-"-)

マウスのケーブル長が1.5mもあり、席を立つ時に膝掛けに引っ掛かって落としてしまうこと度々(+_+)

[追記171027]

コメントしたら、本文が途中までしかないことに気付いた(゚ロ゚;)マジ!? 本書の記述の通りに「稽」の
「異体字」を使ったため表示されなかったようなので再投稿m(__)m プレビューは出たのに(´・_・`)
タグ:歴史
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171026読んだ本

横光利一は呼び捨てにされないようペンネームを「横光左馬」にしようとしたψ(*`ー´)ψヶヶヶ...

【読んだ本】

杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

短篇「瓜ひとつ」を読んだ(^^) 那木の長者の屋敷に見事な真くわ瓜が10個届き、長者の息子たちは
太郎も次郎も9歳になる末ッ子の阿字丸も大喜びだが、長者が若い頃に体験した不思議な話を披露し、
瓜は暑気当たりで病み伏しておられる智光寺の長老さまにお見舞いとして差し上げると言い出した
ものだから、太郎と次郎は納得も、阿字丸だけはいつまでも腹を立てて泣いたり暴れたり・・・^_^;
長者が語る幻想的な話もそうだけど、本筋のストーリーも一変させたにもかかわらず、読み手を厭き
させることなく結末まで引っ張る杉本苑子の筆の冴え(^^) 長者の話も本筋の話も、ともに今昔物語に
元ネタがあるようだが、両者を組み合わせた上に「・・・極悪な息子に対する父親の秘められた愛情
・・・」(巻末の武蔵野次郎の「解説」)も添えることで余情をも持たせた珠玉の短篇だったね(^^)
杉本苑子は短篇の名手(^^) 短篇と言えば、先ず横光利一の名前が大昔は挙げられてた気がするけど、
記憶違いかしら(@_@;) 時代小説で短篇なら藤沢周平なんだろうけど、短篇は読んだことない(..)

久々に歩き廻って汗をかいた^_^;

タグ:小説 歴史
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171025読んだ本&買った本

『北斎漫画』もいいけど、四足で立っているウサギの画も載る『三体画譜』を観たくなったよ(^。^;)

【買った本&読んだ本】

芸術新潮2017年11月号

同誌2016年12月号は大特集「北斎 画狂老人への道」として読本挿絵&《富嶽三十六景》を取り上げて
別冊付録に枕絵本『萬福和合神』が丸ごと付いてたが、今号は特集が「画狂モンスター 北斎 漫画と
肉筆画」で『北斎漫画』初編が「おたのしみ付録」として付いてるため少し高いけど1割引で購入^_^;
同付録(文化11年[1814年]刊の『伝神開手 北斎漫画 全』)を眺めてて、気になる画を発見(゚o゚;)
同誌2006年6月号の特集「芭蕉から蕪村へ 俳画は遊ぶ」の坪内稔典との対談「俳画今昔」で与謝蕪村
の絵俳書『安永三年蕪村春興帖』の「大きな甕の下部が割れて子どもが飛び出している図」について
雲英末雄が「これは中国・北宋の政治家で学者の司馬温公の故事を描いている。司馬温公が子供の時、
庭で遊んでいると仲間の一人が甕に落ちて溺れそうになった。みんなが狼狽している最中、彼は機転
を利かせ石で甕を割って子供を救ったという故事です。」と解説していたのを描いた画だろうね(^^)
蕪村のは1774年だけど、画題は同一でも両者の画は全く違うし、北斎は中国(清朝)か他の人の画譜
を手本にした感じ(..) 対談で「坪内 ・・・でも、この図柄は司馬温公の故事を知っていなければ
おもしろくない。蕪村がこの絵俳書を贈った人たちは、この故事を知っているような教養人で、これ
を見ながら、句と画が呼応する楽しさを味わえる人たちだったということですね。/雲英 そうなん
です。知識や教養を同じくする知的なコミュニティーがあったからこそ、蕪村はこんな知的な遊びが
出来た。そして、蕪村以外こんな句と画が響きあうなぞかけのような俳画を描いた俳人はいません。
そういう意味でも傑出した存在だといえます。」とあったが、この種の知的伝統が北斎の頃にも存在
したのかしら(@_@;) 今号に戻ると、辻惟雄と養老孟司の特別対談〈「奇想」と「人体」をめぐる
異能芸術論〉で、「若冲は禅宗の影響なのか、画論めいたことは一切言っていません。」という辻の
発言に端を発した、両者の遣り取りが非常に興味深かった(^^) 〈養老 それで辻さんのお仕事になる
んですよね。「絵について語る」とは、どういうことなんだろうと、ときどき考えます。/辻 私は
本当は誰にも何も言いたくなくて。/養老 わかります。/辻 例えば、『奇想の系譜』を書いたとき
もそうです。「こういう絵がありますよ、面白いでしょう!」と、それだけ言えばいいと思いました。
文章にしましたが、まったく私は無思想で、感覚そのものでものを言っているだけです。西洋では
そうはいきません。言葉で、全部その絵の内容を説明しきらないとダメだという先入観がある。日本
だったら、「うるさい」なんて言われるかもしれません。/養老 日本だと、講釈すると野暮になり
ますよね。言葉にならないから絵にしたわけですしね。・・・一番困るのは「言葉にできる」と信じて
疑わないことです。〉という件で、「美は人を沈黙させる」と「始めに言葉ありき」を想起した^_^;

満田拓也『MAJOR 2nd』⑩(小学館少年サンデーコミックス,2017)

使い途に困っていたPontaで購入した(^^) 主人公・茂野大吾(中2)の同学年の女のコ達に対しての
呼び掛け方が気になる^_^; 「睦子」「太凰」と下の名前で呼び捨てもいれば、「関鳥」と上の名前
で呼び捨てのコもいる中で、「沢さん」と彼女だけが上の名前+さん付けなのは何故なのかな(^。^;)

今日も雨で寒かった(@_@;)

[追記171025]

「司馬温公の瓶割」は日光東照宮陽明門の勾欄に彫られてるし当時よく知られていた話なのかも^_^;
タグ:アート 絵画
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171024読んだ本

ずっと雨の日が続いていたから、クリスマスローズやハナイカダの鉢に水を遣るのも久しぶり(´・_・`)
スペース・フライング・タイガードロップをくらったウルトラマンみたいに頭の中は濃霧注意報(+_+)
気管支炎の薬が催す眠気が強く、昼寝してみたけど、頭がシャラポワ~ン(+_+) 来年の手帖を買いに
街まで歩くが、疲れが酷くて帰りは電車(T_T) 探してた文庫をブックオフで発見も410円でスルー(..)

【読んだ本】

杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

短篇「家族」を読んだ(^^) 真夜中に風雨もある中、洪水で御厨宮成とその家族(老母、妻・島女、
幼い息子・薬師丸)は屋根の上に這い上がったが、その家も流されてしまい・・・(゚o゚;) つまり、
カルネアデスの板なんだが、結末はめでたし、めでたしなのかなぁ(..) 読んでてイヤ~な感じが
したけど、ソレは杉本苑子の短篇小説ではよくあるし、小説としての出来が悪いわけではない^_^;

サンダーボルトなんかより、ユニコーンが視たいんだよ(ノ`m´)ノ ~┻━┻ (/o\) オトーサンヤメテー!!
タグ:小説 歴史
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171023読んだ本&買った本

連続大量投稿アフィ目的ブログを小池百合子よろしく「排除いたします」して負荷を減らせば(^_^;)
昨日はSo-netブログにアクセスできない状況が断続的に起きていたが、今朝はブログの閲覧は可能も
コメントやnice!は出来ず、管理ページが開けないという状態になっていた(+_+) お昼前後に出先の
PCでアクセスしようとしたら、ブログも閲覧できない状況になっていたぞ( ̄□ ̄;)帰宅したら
復旧してたけど、時間別のアクセス解析を見ると、お昼前後もアクセスが記録されてるのが謎(@_@)
他方で、00時、01時、02時の各時間帯がゼロになっていたけど、この時間帯は今日の昼前後よりも
酷い状況だったということかしら(@_@;) お蔭で、数か月前から全時間帯アクセスが続いてたのに
ついに途切れてしまった(..) といっても、自作自演も可能な記録だから、何の価値も無いけど^_^;
台風も来てたから毎日定刻更新のブログが更新されてないとチト心配(..) 高齢者見守り活動か^_^;

【読んだ本】

杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「毒茸と女」と「蘆刈りの唄」の2篇を読んだ(^^) 「毒茸と女」は、吉野の金峯山の僧・慶範は若く、
学識は深く、行法修行にも熱心な野心家だが、実は人殺しの罪を犯したことがあり、それは十年ほど
前に女難の相を指摘されたからだった(゚o゚;) その女・鶴君が『BLACK LAGOON』のメイド(ロベルタ)
みたいで笑えたわ(^。^;) 和太利という毒茸、平茸、野心、僧は共通する話が今昔物語にあった^_^;
「蘆刈りの唄」は、宮中の楽所に属する伶人・狛直方は笛から舞まで一応玄人水準だが、抜きん出た
技があるわけでもなく、平凡な男なのだが、湯治からの帰り道に見初めた婢・比左女のことが頭から
離れなくなって、住居を売り、同僚から借金までして、その婢の雇い主から譲り受けたところ・・・
巻末の「解説」で武蔵野次郎は「・・・悲痛なまでに昇華された夫婦の愛情の美しさ、・・・」が
描き出されてると評す(;_;) この元ネタがマジ分からん(..) それにしても、いい作品だったよ(;_;)

【買った本】

西村亨『源氏物語とその作者たち』(文春新書,2010)

ポイントも使って、188円で(^^) 「良」だけどクリップを挟んでいた痕跡が生々しく残ってるぞ^_^;

川沿いに住んでねーのに氾濫の恐れが非常に高まったとエリアメールで3:26に叩き起こされた(+_+)
タグ:小説 歴史
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171022読んだ本&買った本

鉄じゃないけど、400mも離れてない2つの木幡駅、JR奈良線は「こはた」、京阪宇治線は「こわた」、
これ豆な( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ オイオイ、兵庫県の神戸電鉄粟生線に「こばた」もあるぜよC= (-。- ) フゥー
断続的にソネブロにアクセスできないのは小生に限らないようだが障害発生情報ナシとはIt's a Sony!

【読んだ本】

杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「待ちぼうけ」と「猫をこわがる男」の2篇を読んだ(^^) 「待ちぼうけ」は、亡くなった文徳天皇の
墓所を決める役目を命じられた大納言・安部安仁は、あちこち見て歩いた末やっと木幡の里の山際に
よい場所を見付けて帰京する途中、その一行の中の、地相を占って適当な浄地を選定する直接の係で
ある陰陽師の慈岳川人が近寄ってきて、安部の耳元に「大変なしくじりをしでかしました。陵の選定
を誤ったのです。土地の地神が怒って、追いかけてきますッ」と告げたところから始まって、メチャ
惹き込まれる面白い短篇小説だった(^^) 隠れてる2人を「地神」たちが探してるシーンとか最高(^^)
ネットで検索した限りでは、今昔物語の元ネタに、登場人物を加えて、その真相を創作してる(^。^;)
「猫をこわがる男」は、京都の西郊に位置し、祟りするどい荒神として知られる勝尾明神社の禰宜・
大中臣助友は異常に猫を怖がることが周囲で話題になるんだけど、前はそうではなかったと訝しむ人
もいて・・・如何にも歴史小説家らしい展開に(^^) ネット検索すると、今昔物語に大蔵大夫藤原清廉
が猫を怖がっていたという話が出てるね(..) 杉本苑子の短篇小説ならではの醍醐味が味わえる2篇(^^)

【買った本】

満田拓也『MAJOR 2nd』⑪(小学館少年サンデーコミックス,2017)

メジャーな漫画はたとえ読んでも買わない主義だが、最近の連載を読んで我慢できずポイントで(^。^;)
前作『MAJOR』は全巻読んでないし結末も知らん(..) 失点しても顔色変えない沢弥生が気になる(^_^;)
タグ:小説 歴史
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