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171123視たアニメ(ネタバレ)&読んだ本

ルパンからガールズ&パンツァー秋山優花里へと伝統は受け継・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;未成年は喫煙禁止!

【視たアニメ(ネタバレ)&読んだ本】

何度も視聴したことある1971年の旧ルパン第四話「脱獄のチャンスは一度」を録画で丁寧に鑑賞(^^)
日本テレビの「ルパン三世ベストセレクション」の第4位に選出されたのも納得の名作だったね(^^)
黒姫刑務所での死刑執行20分前、教誨を終え立ち去ろうとする和尚(次元の変装)に対し、独居房の
ルパンが「和尚、タバコくれよぉ」と声を掛け、銭形警部も許可したので、和尚=次元からタバコを
咥えさせてもらって火を点けてもらうシーンの〈意味〉に初めて気づいたよ(^_^;) 読み解くための
補助線となったのは、庄司薫の名作『白鳥の歌なんか聞えない』(中公文庫,1973)で、物知りで凄く
頭もいいが何となくトボケたところがあって面白い友人・横田と主人公・薫との会話シーンだった(^^)
「じゃこれはどうだ。またまた問題の十九歳の少年Aがね、人生に絶望して四畳半のアパートの一室で
ガス自殺をはかったんだ。そしてガス栓をひねって、ガスがそろそろ部屋にいっぱいになってきて、
さあいよいよ死ぬなと思ったところで、彼は最後のタバコを吸おうと考えた。そしてマッチをすったら、
とたんにボンといってアパートじゅうふっとんで、ところが彼は奇蹟的にも軽いやけどで助かった。」
/「ははあ。」/「おかしいだろう?」/「え?」/「あなたはニブイなあ。最後のタバコってところ
がいいんだよ。安田トリデ落城の時の学生の手記にもあったけれど、帝国陸軍以来の伝統なんだよ。」
とあるように、東大安田講堂に立て籠もった「学生」や旧ルパン製作スタッフ達には死を覚悟しての
〈最後の一服〉という「帝国陸軍以来の伝統」が生きていたことを読み取ったわけさ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
気になるのは第四話のラストで、まんまと脱獄に成功したルパンだが、お宝を隠してた森は整地され、
ダイナマイトによる爆破でお宝(小判)は吹き飛ばされてしまうという事態に呆然とした後、次元に
タバコを咥えさせ、火を点けてあげてから、「御仏の慈悲だ」という一言を呟き、2人は大笑いして、
エンディングを迎えてた(@_@) 死刑直前のタバコのシーンとのコントラストで良いエンディングだが、
死刑直前のタバコに込められた〈最後の一服〉という含意がボカされ薄れてしまった嫌いが(@_@;)
生まれる前に放送された昔のアニメ作品でもDVD等で視聴できる便利な時代にはなったけれど、作品を
コンテクストに絡めて解釈・鑑賞できる知識教養がないと上っ面だけの作品理解になりがちなだけに、
あのラストだと、死刑直前の一服が何を示唆・表現しているのか気付くことなくスルーされそう(..)
旧ルパンに「宮崎駿は参加していないのですが、宮崎のテイストが感じられるエピソードや絵柄も多く、
宮崎の方が影響を受けているのかも?」というトンチンカンなことを堂々と書くブロガーもいるし^_^;

昨夜は布団に入ると両足指先がシモヤケで痛痒くなり全く眠れず(+_+) 鼻づまりに唇腫れは風邪?
タグ:小説
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171122読んだ本

「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」風に今年発売の話題の本を取り上げてやるよ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

お時間のある方は、次の文章をお読み頂きたい(^^)

  十月の中旬、新田義貞は、恒良・尊良を奉じて叡山から北陸へのがれようとするが、このとき
  かれは、近江からかれの目ざす越前敦賀へ通ずる七里半越(古代の愛発関)がすでに斯波軍に
  ふさがれたと聞いて、はるか東北方を迂回して木芽峠を越えた。新田軍はここで例年にない
  寒気に加えて、猛吹雪にあい、凍死者・脱落者続出の惨苦をなめて、ようやく敦賀に着いた。/
  これは『太平記』の記述であって、陰暦十月の下旬、わずか六百メートル余の木芽峠での凍死
  には、虚構の疑いがありそうだが、気候七百年周期説を唱える人文地理学者、西岡秀雄氏は
  『寒暖の歴史』の中でこの点について、つぎのような興味深い研究を発表している。長野県木曽
  御料林のヒノキの年輪成長曲線の示すところによれば、延元元年(一三三六)は前後の十数年に
  比してももっともヒノキの成長の悪かった年である。したがって『太平記』の記事は支持できる
  というのである。

内容も語り口も歴史研究の面白さが存分に伝わってくる歴史叙述だよね(^^) では、次の文章は如何?

  そもそも南北朝時代自体が、恒常的に異常気象が発生する時代だったらしい。古くから
  知られているところでは、建武三年(一三三六)は異常に寒冷な年であった。『太平記』には、
  同年一〇月中旬に比叡山から北陸へ逃れた新田義貞が越前国木ノ芽峠を越えたとき、季節外れの
  猛吹雪に遭って多数の凍死者を出したことが描写されている。この年が非常に寒かったことは、
  長野県木曽地方のヒノキの年輪成長曲線の調査からも裏づけられる。

先の引用文を読んでなければ、へぇ~へぇ~と感心しながら読めたのかもしれないけど、正直な話、
炭酸の抜けたコーラのようにしか感じないのは小生だけかしら(^_^;) 後の方の文章は絶賛発売中の
亀田俊和『観応の擾乱~室町幕府を二つに裂いた足利尊氏・直義兄弟の戦い』(中公新書,2017)で、
佐藤進一『日本の歴史9 南北朝の動乱』(中公文庫,1974)から、最初の方の文章は引用した(^^)

「随分と古い本ばかりのようですが」と評されちゃった拙ブログでも何度か取り上げてきた、
佐藤進一の『南北朝の動乱』、その単行本の刊行は1965年で、もう半世紀前なんだよ(゚o゚;)
でも、今年発売の亀田俊和の『観応の擾乱』と比べて、どちらの叙述が魅力的かしら(^_^;)

佐藤進一の『南北朝の動乱』は、2005年に改版が出て、巻末に新たに付された「解説」で、
森茂暁が次のように書いてるよ(^^)

  私も、これまでにこの本を何度繰り返し読んだかわからない。だいたい本というものは
  何十年か経つと古臭くなり読むに耐えなくなるものだが、佐藤氏のこの本に限っていうと、
  それが全くない。

拙ブログで何度か取り上げた『南北朝の動乱』は「全く」「古臭くな」いと専門家も太鼓判(^^)v

読売新聞の2015年11月8日の朝刊でも、やはり専門家の清水克行が「マイベスト日本中世史」として、

  南北朝時代史では、いまだこれを超える本は現れていない。

と佐藤進一の『南北朝の動乱』を絶賛してたよ(^^)

亀田俊和『観応の擾乱』も佐藤進一『南北朝の動乱』が示した観応の擾乱の構図を批判する一方で、

  ・・・戦後の南北朝史研究の金字塔となり、現代も同分野の必読文献となっている
  佐藤進一『南北朝の動乱』(一九六五年)・・・

としてるのに、この「必読文献」すら読まずに『観応の擾乱』を絶賛してるレヴューの多いこと^_^;

「必読文献」と言えば、亀田俊和は『観応の擾乱』の「あとがき」で

  ・・・観応の擾乱に関しては、やはり本書が今後の必読文献になることができればと考えている。

と書くけど、先の両引用文を読み比べると、「必読文献」となりうるだけの叙述力が無いかな^_^;

さて、もう一度、両者を読み比べてほしい(^^) 両引用文には重要な違いがあるのに気付いたかな^_^;

佐藤進一の『南北朝の動乱』は、

  ・・・西岡秀雄氏は『寒暖の歴史』の中で・・・つぎのような興味深い研究を発表している。

と自らが拠り所とした先行研究の研究者名と文献名をきちんと明記し、興味深い「研究」と表現(^^)

ところが、亀田俊和の『観応の擾乱』は、

  この年が非常に寒かったことは、長野県木曽地方のヒノキの年輪成長曲線の調査からも
  裏づけられる。

西岡秀雄の名前も著作も全く出てないけど、それは、実はこの本文(引用箇所)だけでなく、
『観応の擾乱』巻末の「主要参考文献」にも、西岡秀雄の著作は挙げられていないぞ(゚ロ゚;)エェッ!?
西岡秀雄の「研究」や著作を知らず、また佐藤進一の『南北朝の動乱』を読んでない人たちは、
この「長野県木曽地方のヒノキの年輪成長曲線の調査」をしたのは亀田俊和だと誤解しそうな
書き方になってて、亀田俊和は他人の研究業績・成果をパクっていると批判されかねんぞ(-"-)

細かいことのようだが、亀田俊和は西岡秀雄の「研究」を「調査」と軽視した表現を用いてて、
その何様な上から目線も『観応の擾乱』の各所で見受けられる先行研究を軽視する姿勢の現れ(-"-)
ちなみに、拙ブログの「170826読んだ本」で『観応の擾乱』について、

  先学や先行研究の扱いが酷くて、特に、ある先学の著作を誤読してるらしく、誤った引用に
  よって、その著作に対する印象操作を行ない、不当に貶めるレッテル貼りをしている件・・・

と書いたのは、上記の箇所ではないからね^_^; つまり、ココだけじゃないということ(-"-)

亀田俊和は「本書が今後の必読文献になることができれば」と「あとがき」で願望してたけど、
他人の先行研究を粗略に扱いながら自分のは「必読」の先行研究として尊重しろとは厚顔^_^;

公平を期すと、「170817読んだ本」で亀田俊和の『南朝の真実~忠臣という幻想』(吉川弘文館
歴史文化ライブラリー,2014)を取り上げた際に「・・・亀田俊和は良心的な研究者なんだなぁと
メチャ好感(^^)」と書いているし、「170826読んだ本」では「色々と教わる点があり、しかも、
従来の定説を次々と否定し覆す野心作だった(^^)」と『観応の擾乱』を評価もしてるからね(^^)

ただ、『南朝の真実』に関しては「170816読んだ本」と「170817読んだ本」で疑問点を書いたけど、
「170826読んだ本」でも指摘したように『観応の擾乱』にも通じていて、いずれ後日書く予定(^^)

新刊本を好意的に紹介してるブログに気を遣って「古い本ばかり」取り上げ(批判して)るのかも^_^;
タグ:歴史
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171121読んだ本

全出品者が9900円前後の中、5095円の出品にラッキーと思った途端、18401円に値上げされた(゚ロ゚;)エェッ!?
先週末注文の文庫本も日中は559円まで下がるのに夜には5000円台に跳ね上がるという謎の価格設定(@_@)

【読んだ本】

杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「婢女」という一篇を読んだ(^^) 井戸掘りの現場で見つかった銀製の碗に少し銀を加えて作られた
堤子[ひさげ]を盗んだのは葛城という名の婢女だと九歳になる姫1人が疑っているけど確証はなく、
検非違使の尉を務める主人は群盗に斬り殺され、その服葬の最中に失火から屋敷はまる焼けとなり、
北ノ方と姫の母子は親類宅を転々とするも、奉公人も散り散りとなったのに葛城だけは踏み留まり、
母子の世話をし続けた・・・サイテー(+_+) 救いようのないストーリーで、杉本苑子はドSか(^_^;)
『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の「待ちぼうけ」(「171022読んだ本&買った本」&
「171119読んだ本」)に登場する陰陽師の慈岳川人、百目鬼恭三郎『奇談の時代』(朝日文庫,1981)
の「人異篇 第一 6 占験」にも登場していたから補足しておく(^^) 滋岳川人[ママ]の書いた古い
勘文の中に、貞観以後の壬午の年に聖人が生まれるだろうとあり、藤原師実がちょうどその干支年に
生まれており、勘文の予言が当たったと人々が賞讃する中、師実の政敵である白河法皇は「その勘文
には、なにがしの年に平地が九丈も埋まる大水が出ようと書いてあるが、その年に水は出なかった
ではないか。だからそんな勘文は信用できない」と言ったと、『続古事談』には載っている由(^_^;) 
後拾遺和歌集は白河天皇、金葉和歌集は白河院と、歌に熱心でないのに2度も勅撰集を編むよう命じた
わけだが、後拾遺集は歌壇の長老・源経信をさしおいて、独撰するだけの手腕力量もない藤原通俊を
撰者としたし、金葉集は順当に源俊頼(経信の子)を撰者とするも、「天治元年(一一二四)に奏覧
した初度本は貫之ら三代集歌人を重視しすぎていたということで返却され、二度本を作りなおし、
二度本の精撰本を翌年に奏上したが、三代集歌人を無視しすぎたために再び返却。翌々年の大治元年
(一一二六)に三奏本を作り奏上、やっと受納された。」(片桐洋一『歌枕 歌ことば辞典 増訂版』
[笠間書院,1999])といった具合で、その権力者としてのやりたい放題ぶりが目に余るぞ( ̄ヘ ̄; )

疲れちゃったよ(+_+)
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171120読んだ本

ニット帽と手袋を出し、防虫剤の臭いプンプンさせてる男になったぜぃ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚ けど、指先に
穴が空いていたから、他人からは指先が見えないようポージング決めたぜぃψ(*`ー´)ψヶヶヶ...
彩希子『「あの人素敵!」と思わせる 美人な姿勢図鑑』(新星出版社,2017)で印象美人( ̄∇ ̄)ニヤッ

【読んだ本】

百目鬼恭三郎『奇談の時代』(朝日文庫,1981)所蔵本

承前m(__)m 杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の中の「白い蓮」なる一篇に
ついてだけど、「171031読んだ本」で、〈村はずれの阿弥陀堂で老人たちに混じって堂守り法師の
説教に耳を傾けていた病弱で右腕のない若者・左近丞が、法師の話術が下手で説教の内容も退屈な
ことから舟を漕ぎかけた矢先、現われたのが近隣きっての土地持ち・屋敷持ちで暴れん坊の「多度の
源太夫」で、彼こそが左近丞の右腕を斬り落とした張本人だったのだが、彼は法師に絡み始め・・・
予想外の展開となって結末はジーンと来るものがあるよ(;_;) なーんて、ストーリーの核心部分は
海音寺潮五郎の短篇「極楽急行」(『海音寺潮五郎全集 第十四巻 短篇一』[朝日新聞社,1970]、
『海音寺潮五郎短篇総集(四)』[講談社文庫,1978]、『剣と笛 歴史小説傑作集』[文春文庫,
2002]等に所収)と全く同じじゃん(^。^;) 磯貝勝太郎が両文庫の「解説」で「この作品の種本は、
鎌倉時代初期の浄土教思想の事情を知ることができる仏教説話集『宝物集』で、その中ら源太夫の
往生説話がある。・・・『宝物集』の源太夫説話と同工異曲の説話は多い。『新著聞集』には、
上総(現在の千葉県の中央部)のじゃじゃ庄右衛門という大悪人が、・・・」云々と種明かし(^^)
ネットで検索すると、今昔物語にも同じ説話があるようだけど、杉本苑子のは登場人物を増やして
話も付け加えることでストーリーに深みと、そして何よりも説得力をもたらしたと小生は思う(^^) 〉
と書いた(^^) 本書(人異篇 第一 2 執着)は今昔物語の当該説話を紹介し、「極めて力強い文章で
語られたこの話に、説明を加えるのはそれこそ蛇足でしかないが、源大夫[ママ]は極悪非道の男
だったから、かえって直情径行に俗世を捨てることができたということであろうか。」と〆る(^^)
また「171112読んだ本&買った本」に〈『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の一篇
「出離」も読んだよ(^^) 密かに愛人を囲っている別邸へと向かう藤原雅道の行列より先にその門を
くぐった小舎人童の多聞丸に同じく雅道に仕える老雑色が、北ノ方さまがおいでになって、奥では
大変な騒ぎになっているから、ご主人の中将さまを急いでお止めせねば、と耳打ちした・・・ニヤニヤ
しながら読み進めたら、一転、う~ん・・・と思いつつ最後まで頁をめくらせる杉本苑子節全開の
作品(^_^;) 元ネタは不明なんだけど、部分的には源氏物語の夕顔の宿と類似していることは作中で
語られてた(^。^;) 前巻と同様に、今昔物語以外の古典から出家遁世説話を採ったのかも(..) 〉と
書いたけど、源氏物語と類似してる部分に関しては、もしかしたら、本書(人異篇 第一 2 執着)が
紹介してる「・・・幸田露伴の『連環記』の題材になった、大江定基の話・・・」なのかな(@_@;)
ちなみに、本書(神怪篇 第二 6 飛鉢)曰く〈大江定基が愛人を失って寂照という僧になり、中国に
渡ったことはすでに一ノ2で紹介したが、その寂照が中国の皇帝の宴に招かれたとき、皇帝が寂照の
法力を試そうとして、「今日は給仕人なしで、料理はめいめいの鉢を飛ばして運んでもらおう」と
いい出した。飛鉢の法を知らない寂照は、「日本の神仏助け給え」と念じると、鉢は独楽のように
回りながら、前の鉢を追い抜いて飛んでいった、という話が『今昔物語集』に載っている。〉由^_^;
この後、続本朝往生伝、扶桑略記、御堂関白記を駆使して考証してるのが百目鬼恭三郎らしいね(^^)

猫さんはキュウリが恐いのかしら(@_@;) 消せないマジックをホワイトボードの前に置くなよ(T_T)
タグ:説話
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171119読んだ本

シジュウカラがサルスベリの上で虫を食べてたが嘴に比べ虫が大きすぎるせいか悪戦苦闘してた(^_^;)
いずれ足も使って食べるようになるのかしら(@_@) 人類が二足歩行を開始したのは画期的だったな(^^)
2ヵ月前は「アクセス解析」は過去2年分を見ることができたのに、いつのまにか過去1年分に(´・_・`)

【読んだ本】

百目鬼恭三郎『奇談の時代』(朝日文庫,1981)所蔵本

枕元に常備の本書を読んでいて、杉本苑子『今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)の各篇の
元ネタと思しき説話も紹介されていたので、メモっておく(^^) 同書の「怪力」について〈越後では
名の知られた力持ちで「腹くじり」の春王と呼ばれる男が近く宮中で催される角力の節会に参加する
ため都へと上る途中、尋常でない力を持った「高島の大井子」を偶々目撃し、なかなか魅力ある女性
だったので、ちょっと粉をかけてみたところ・・・(^_^;) ネットで少し検索した限りでは、元ネタは
古今著聞集ではないかと(@_@) 〉と「171018読んだ本」に書いたけど、本書(人異篇 第一 12 大力
の一)にも、古今著聞集に載る当該話が紹介され、「相撲節は、毎年七月天皇が宮中で相撲を御覧に
なる儀式であった。」云々と相撲節の解説に加えて、その後に真髪の成村と海の常世との「相撲節で
もっとも有名な勝負」を今昔物語から紹介していたよ(^^) 続いて、同書の「待ちぼうけ」について
〈亡くなった文徳天皇の墓所を決める役目を命じられた大納言・安部安仁は、あちこち見て歩いた末
やっと木幡の里の山際によい場所を見付けて帰京する途中、その一行の中の、地相を占って適当な
浄地を選定する直接の係である陰陽師の慈岳川人が近寄ってきて、安部の耳元に「大変なしくじりを
しでかしました。陵の選定を誤ったのです。土地の地神が怒って、追いかけてきますッ」と告げた
ところから始まって、メチャ惹き込まれる面白い短篇小説だった(^^) 隠れてる2人を「地神」たちが
探してるシーンとか最高(^^) ネットで検索した限りでは、今昔物語の元ネタに、登場人物を加えて、
その真相を創作してる(^。^;) 〉と「171022読んだ本&買った本」に記したが、本書(人異篇 第一 8
術の二)は今昔物語の元ネタを紹介した上で、「もとはといえば、御陵設定に当たっての陰陽師の
儀法に手落ちがあったために、地神を怒らせたのだから、[滋岳←ママ]川人が大納言に恩を着せる
のもおかしな話だが、安倍安仁と川人らが文徳天皇の御陵を定めにいったことは『三代実録』にも
出ていて事実なのである。」(゚o゚;) 本書の内容を忘れていたから、同書を愉しく読めたのかも^_^;

セーター初着用^_^; やるべきことが今週も出来ず(´;ω;`) ブログ更新してる場合じゃねーぞ(+_+)
タグ:説話
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171118読んだ本&買った本

〈読めば分かる〉キタ━━━━゚+.ヽ(≧▽≦)ノ.+゚━━━━!!!! キタヨキタヨヽ(゚∀゚=゚∀゚)ノキチャッタヨ-!!!!!!
他方で、RSS更新通知が来るのは常に遅すぎて、結局So-netブログのトップから新着を探してる(-"-)

【読んだ本】

町田甲一『大和古寺巡歴』(講談社学術文庫,1989)所蔵本

リュカ様の四天王寺訪問記で同寺の四天王像の「表情」について語られてるのを拝読し、東大寺のは
どうだったかしらと本書を披いたら、昨日の謎が解けた(゚o゚;) 杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』
(講談社文庫,1978)の「鷲の爪」という短篇について、「予想通りの展開だが、その後、ハプニング
(表題参照)が起こり、更に物語のハイライトは終盤から結末だけど、このハプニングは読んだ記憶
があるよ(@_@;) だが、何で読んだのか、例によって思い出せぬ(+_+)」と書いた、このハプニング
(むしろ「アクシデント」が適切かな)のことね(^^) 子供が生まれて、その顔が夫と旅人のどちらに
似てるか判る前にアクシデントが発生するわけだけど、本書に「良弁僧正は・・・『元亨釈書』には、
・・・有名な鷲にさらわれる伝説を伝えている。それによれば、・・・二歳の時、母親が僧正を樹陰に
置いて桑をつんでいると、忽然として大きな鷲が舞い降りて来て僧正をさらって行った。」云々と
あって閃いた(^^) 「161107読んだ本&昨日買った本」で、杉本苑子『女人古寺巡礼』(講談社文庫,
1996)の「東大寺―良弁の母―」に関して「そして、東大寺の開山は良弁(^^) 『宝物集』『沙石集』
『元亨釈書』などに載る、幼少の頃、鷲にさらわれたという伝承は、『二月堂良弁杉由来』という
浄瑠璃まで作られた由(^^)」と記してた^_^; なお、「その良弁杉の梢に、鷲にさらわれた良弁僧正が
降ろされたという話の典拠が、どこにあるのかは、私もよく知らないが、・・・『大和名所図絵』には、
・・・とある。」云々と本書にあったけど、細かいことだが、『大和名所図会』の誤植だろうね(..)

【買った本】

ネルソン・デミル『ゴールド・コースト』下(文春文庫,1994)

258円のをポイントで(^^) 「良い」だが、ヤケが酷い(+_+) でも、最近血眼になって探してた本(^^)
ちなみに、書名をメモらず探しに行ったため間違えて買ってしまったのが『スペンサーヴィル』^_^;
「訳者あとがき」に面白いエピソード(^^) 本書の「・・・比類のない面白さ・・・」を一言で表現
するコピーに悩んだ編集者は、「この小説の面白さは類がなくて読めばわかるとしか言えません」と
単行本刊行時の帯に(゚ロ゚;)マジ!? コレに激怒したのが、元編集者でもあった江國滋で、コレは編集者
の義務を放棄したもので上下2巻で900頁余を「読めばわかる」だとぉといった趣旨を書き連ねるも、
「以上が読前。/以下が読後。/読み了えたいま、私は、私の不明を愧じねばならぬ。《読めば
わかる、としか言えません》というあのコピーは、まさしくそのとおりだった。」と書評の由(^_^;)

マフラーしながらPCやってると温かいけど頸と肩が凝る(..) 今夜からツムラ温経湯106番を服用^_^;
タグ:説話
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171117読んだ本&買った本

松井稼頭央の「もう一花、小さな花でも良いので咲かせたい。」(毎日新聞)は名言_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
池田勇人首相が佐藤栄作+藤山愛一郎を何とか僅差で破って自民党総裁三選を果たした際の祝賀会で
松村謙三が「一輪咲いても花は花」とスピーチしたのを思い出す(^^)ヾ( ̄o ̄;)オイオイお前いくつだ?

【読んだ本】

杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「鷲の爪」を読んだ(^^) 15歳年上の夫・大宅真人が商売で旅に出ているため、若盛りの妻・左由良は
独りきりの床で寝悶え、酒を飲んでも眠れないので、飲み足りないのかも、と酔いでふらつきつつも、
奉公人達を起こさぬよう足音を忍ばせながら廊下を歩くと板戸の隙間から漏れてる灯に気付く(゚o゚;)
そこには見馴れぬ若者がおり、旅人を泊めたことを思い出して、つい・・・( ̄∇ ̄)ニヤッ 予想通りの
展開だが、その後、ハプニング(表題参照)が起こり、更に物語のハイライトは終盤から結末だけど、
このハプニングは読んだ記憶があるよ(@_@;) だが、何で読んだのか、例によって思い出せぬ(+_+)
岡本綺堂『中国怪奇小説集 新装版』(光文社文庫,2006)に載っていた中国の説話なのかしらね(..)

【買った本&読んだ本】

満田拓也『MAJOR 2nd』⑧(小学館少年サンデーコミックス,2017)
満田拓也『MAJOR 2nd』⑨(小学館少年サンデーコミックス,2017)

これで⑪巻まで新品を全てポイントでゲット^_^; 熱い戦いが繰り広げられているから、笑いの要素は
ほとんどない(^_^;) ⑨巻で判ったけど、⑦巻で試合中なのに居眠りしてた東斗ボーイズの監督って、
前作の・・・じゃん(゚o゚;) こうなると、前作を全て読んでいた方が、ヨリ面白く読めるのかも(..)

朝の外の気温は3度と寒かった(゚o゚;) 昨夜から厚手の寝間着に変えたから熱くて目が覚めたけど^_^;
タグ:小説 歴史
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171116読んだ本

毎日300人も訪れてくれて云々と書いてるブログを見掛けたが、ランキング25位と表示されてた(@_@)
そのブログの属してるテーマは忘れたが、1位のブログは訪問者数が一日に数万人規模かしら(@_@;)
それだけ多数の人を惹きつけるコンテンツとは何か、マイナー&ニッチ指向の小生は想像できん^_^;

【読んだ本】

北門政士『田中角栄大軍団101人~その戦略と全貌』(山手書房,1981)所蔵本

好きな漫画を読んで愉しい一日の予定が、届かなかった(;_;) てゆーか、楽天ブックス、「午前中に
注文完了分は当日発送」のはずが未発送だなんて、愉しい一日を返せヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!
「170630読んだ本」の記事の〆に〈朝日朝刊の「クリーンさを売りにした派」って会長の山東昭子が
金権・田中派出身なこと忘れてる^_^;〉と書いたけど、問題の記事は〈「クリーン」三木派、61年の
歴史に幕 山東派、麻生派などと3日合流〉なる見出しで、三木武夫首相の「クリーンさを売りにした
派」を淵源とする山東派の消滅を嘆くかの内容で(〈クリーンな派閥〉が形容矛盾なのはさておき)、
記者(蔵前勝久?)の不勉強を根拠も示さず嗤ったのは良くなかったm(__)m で、本棚を漁ってたら、
懐かしい本が出てきた^_^; 山東昭子のことは本書本文でも言及されているけれど、ここでは巻末の
「田中大軍団101人のパワー評価(評価はA´、A、B、C・・・・・・の順)/(昭和五十六年二月
二十八日現在)」なる一覧表を引く^_^; 「田中への忠勤」はA、「政治力」はB、「政策力」はC、
「選挙の巧拙」はA、「総合パワー」はBといった評価で、「ミニ評言」には「目から鼻へ抜ける女
の代表も、参院では中堅へ[当時は参院全国区で当選2回]。教育畑に首を突っ込んでいるが、もっと
幅があれば。」とある(^_^;) 一政治評論家による大昔の評価にすぎず、政治経験も積まれて政治力や
政策力も向上しただろうけどさ、「田中への忠勤」をA評価された人が「金権」田中の長年の政敵で
「クリーン」三木派の系譜に連なる派閥の長になったんだからねぇ^_^; にしても、同一覧表を見ると、
保岡興治が先日の総選挙で引退したから、今でも現職の国会議員は101人中、小沢一郎、中村喜四郎、
山東昭子だけかな(゚o゚;) 息子など親族が地盤を引き継いだ人もやはり多い(..) 驚いたのは、奥付に
「昭和56年4月5日 第1刷/昭和56年11月2日 第8刷」とあるが、短期間にそんなに売れたのかよ(゚ロ゚;)
こんな本をどんな人々が買ったのか購買層が想像できん(@_@) 中学生で買った変り者もいたが(^_^;)

ファミマ「サクサクとろける しみチョココーン」_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
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171115読んだ本&買った本

世の中には被写体が溢れてるんだなぁ~と他人様のブログを拝見しながら驚きの毎日だけど、むしろ、
どんなつまらぬモノでも撮影者のセンスと技術が被写体へと変えちゃうのかな(゚o゚;) 魔法だな(^_^;)

【買った本&読んだ本】

杉本苑子『埋み火~近松門左衛門の生涯』上(文春文庫,1979)
杉本苑子『埋み火~近松門左衛門の生涯』下(文春文庫,1979)

上巻495円&下巻509円をクーポン&ポイント利用で615円^_^; 状態は「良い」だけど、ヤケてるし、
特に表紙カヴァーが傷み易い紙質の頃の文春文庫ゆえイマイチなんだけど、予想通りだからOK^_^;
このショップは同時にアマゾンにも大量出品しててコンディション説明文はテンプレ使い回しだが、
実は「良好なコンディション」という語句が無いのは「良い」でも実際の状態は悪くて、今回のも
ソレだったから、期待値が低かったわけ(^_^;) ただし、有ってもハズレだったりすることも(+_+)

海音寺潮五郎『新装版 西郷隆盛 一』(角川文庫,2017)
海音寺潮五郎『新装版 西郷隆盛 二』(角川文庫,2017)
海音寺潮五郎『新装版 西郷隆盛 三』(角川文庫,2017)
海音寺潮五郎『新装版 西郷隆盛 四』(角川文庫,2017)

ポテトチップ食べたのに電車で街へ出てしまった(+_+) ブックオフに探してる本は無く、各560円(..)
この作品は、1988年発行の全五巻の角川文庫の旧版も持ってるし(第五巻だけ初版なのでカヴァーが
違うけど)、書名が『敬天愛人 西郷隆盛』となっている学研М文庫版(2001年)も全四巻を所蔵(..)
新装版のカヴァーイラスト(卯月みゆき)が、第一巻は桜島らしく、第二巻は奄美大島のイメージで、
第四巻は維新後の敗死を想起させるイラストと、どれも理解できるが、第三巻の天守閣は何なの(@_@)
西郷隆盛と関係のある城で天守閣のあるのは熊本城ぐらいだけど、熊本城天守閣とは似ても似付かぬ
代物^_^; 井上宗和『日本の名城・古城』(角川文庫,1985)と鳥羽正雄(監修)日本城郭資料館(著)
『日本名城一〇〇選』(秋田書店,1969)をざっと見ても分らず、テキトーに描いたものなのか(@_@)
「史伝文学の最高傑作」「史伝文学の金字塔」などと謳いながら歴史考証を怠った表紙イラスト^_^;

繁華街から脇道に入ると店のエアコンの室外機の上で寝ている猫が居たのでケータイで撮った^_^;
タグ:歴史
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171114読んだ本

ファミマ「さくさくぱんだミルクチョコビスケット」_φ( ̄^ ̄ )メモメモ ツムラ温経湯106番まだ我慢(..)

【読んだ本】

杉本苑子『続今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1978)所蔵本

「馬にされた商人」なる一篇を読んだ(^^) 土器売りは零細な稼ぎで、いつまでもうだつが上がらぬ
その日暮らしに苛立ち、ひと山あてようと奥州へと旅立った兄弟だが、2年後に村へ帰って来たのは、
見違えるように痩せ衰え、左腕も骨折という大怪我をした弟の花方だけで、花方が語ったことには、
賊によって掘り当てた砂金は奪われるとともに兄の浪方を馬にされて殺されてしまった由(゚ロ゚;)マジ!?
出稼ぎから兄弟の片方だけ帰郷という設定は、杉本苑子の短篇で読んだようなデジャヴュが拭えない
んだけど、本作品では加えて、兄弟はともに刀自女という村の娘に恋してて張り合ってたとあるから、
真相&結末は予想できるなぁと思いつつ読み進めていくと・・・苑子タンのストーリーテラーぶりに
恐れ入りましたm(__)m しかも、兄の浪方の身体が馬に変っちゃうシーンはマジ必見ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
その後に続く描写がまた素晴しいんだ(^^) 〈「信じられますまい。でも、げんにこの目で、わたしは
見たのです」/両手で、花方は顔をおおった。/「男どもは『さいわいな月夜だ。夜道にかけて
こいつを里へ曳いてゆき、酒と替えてこよう』といって、兄を外へつれ出そうとしました」/花方は
さけんだ。/「兄さんッ、兄さんッ」/形は馬にされても、心は人間のままなのか、浪方は涙をながし、
全身をふるわせて四肢を突っぱった。/「ちくしょうッ、歩けッ」/男のひとりが鞭で浪方をなぐり
つけ、ひとりが手荒く手綱を引いた。たまろうはずはない。浪方は戸口から外へ曳き出されてゆき、
悲しげないななきと、蹄の音は、月あかりの下を遠ざかった。〉(;_;) ドナドナド~ナ~ド~ナ~♪

読む順番は重耳→(介子推)→沙中の回廊→孟夏の太陽が良い@宮城谷昌光スレ__φ( ̄^ ̄ )メモメモ
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