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171108読んだ本&買った本

「取り寄せ」だった本は今朝ちゃんと拙宅に届いたけど、トラブルまで付いてきたよ、の巻(@_@;)

【買った本&読んだ本】

橋本不美男&有吉保&藤平春男(校注・訳)『新編日本古典文学全集87 歌論集』(小学館,2002)

こないだ図書館で借りて速攻で購入を決めた本書が届いた(^^) 歌論書・歌学書を8作品収録してて、
歌説話も多く載ってて面白いのさ(^^) 例えば、「170513読んだ本」の中で次のように書いた(^_^;)

  ところで、[末次由紀『ちはやふる』(講談社,2016)]32巻の表紙カバー袖には、小式部内侍
  の「大江山 いく野の道の 遠ければ まだふみも見ず 天の橋立」の訳として、「大江山を越えて
   生野を通っていく道のりははるかに遠いので 天の橋立の地を踏んでもいませんし 手紙も見ては
  いません」とあるけど、これで理解できるのかしらね(@_@) 「・・・(母のいる丹後国の)天の
  橋立の地を踏んでもいませんし (母からの)手紙も見てはいません」と補足しないとイミフだと
  思うのだが^_^; 真偽不明だけど、藤原定頼から「和泉式部に代作してもらってるんでしょ?」と
  からかわれた際、即座にこの歌を返したという歌説話とセットで評価されてる歌ゆえ、そういう
  コンテクストも紹介してあげないと、歌の意味も伝わらないし味わえないと思うんだけどね(^^)
  各注釈書は小式部内侍の当意即妙の機智を揃って褒めてるわけだけど、「そうお考えになるのは、
  [定頼の父で歌人としても有名な]藤原公任に代作してもらってるからかしら?」といった歌を
  詠んで返した方が定頼を更にギャフンと言わせたはず^_^; ともに2世タレントだしね^_^;

この歌説話が本書所収の源俊頼『俊頼髄脳』にも載っているのは知ってたけど、どういう文脈で紹介
されてるのか気になってた^_^; 〈和歌の八病[はちへい]の中に、「後悔病」という歌病[かへい]
がある。歌を、早々に詠み終って、人に語りもし、また人に書きも送ったりして、その後になって、
よい用語、趣向などを考えついて、このように表現しなくて残念だったなどと思って、後悔し、悔し
がることをいうのである。そうであるからやはり、和歌を詠もうとする時には、急いではならない
のがよい態度である。今なお、昔から、早く詠んだことでよい結果はない。それゆえに、貫之などは、
歌一首を十日も二十日もかけて、詠んだということだ。事実はそうであるけれども、このことは、
場面に従い、事柄にもよるべきことであり、次のような反対の例もある。〉(橋本不美男訳)として、
同歌説話を紹介(^^) んな感じで超面白い本だが、新品なのに「月報79」が付いてなくて調査依頼(..)

連日の寝不足のせいか、そんなに気温は低くないのにお昼前後に今季一番寒く感じられてブルブル(+_+)
タグ:和歌
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