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180419読んだ本

デンタルリンス(液体ハミガキ)を口に含んでクチュクチュする前にも軽~くブラッシングした方が
ヨリ効果的なのでは?と素人の小生は考えるのだが(@_@) 小生が使ってるのは、クチュクチュした後、
〈吐き出してから〉ブラッシングとは書いてなくて、ブラッシング中にダラァーと垂れちゃうぞ(+_+)
快晴になるとメチャ風が強く吹き始めるけど、フツーにお天気の日というのはないのかしら(-ω-、)

【読んだ本】

鴨長明(久保田淳訳注)『無名抄 現代語訳付き』(角川ソフィア文庫,2013)所蔵本

曾禰好忠といえば、百人一首にも入った新古今和歌集の歌番号1071「由良の門を 渡る舟人 梶を絶え
ゆくへも知らぬ 恋の道かも」で知られる歌人だが、本書の70段の「現代語訳」に次の一節が(´・_・`)

    曾禰好忠という歌よみは、人数にも入れられず、円融上皇の子日[ねのひ]の御幸に
    召されもしないのに参上さえして、ばからしいふるまいをする人間という評判になった
    人間であるよ。けれども現在は、歌の方面では一流の者と思っている。

これは今昔物語などに載っている有名な逸話だし、また鴨長明の認識だから別に問題はない(´・_・`)

だけど、「召されもしないのに参上さえして」という件の本文( ← いわゆる原文ね)に付された
「補注四二」を見て呆れたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ その全文を引くが、返り点(レ点&一二点)は略m(__)m

    藤原実資の日記、小右記に「召和歌人於御前、先給座。兼盛朝臣・時文朝臣・
    元輔真人・重之朝臣・曾禰善正・中原重節等也。公卿達称無指召、追立善正・
    重節等。時通云、善正已在召人内云々」(永観三年二月十三日条)という。

倉本一宏編『現代語訳 小右記 1 三代の蔵人頭』(吉川弘文館,2015)の当該件の訳を引くよ(⌒~⌒)

    歌人を御前に召した〈先ず座を給わった。〉。・・・曾禰好忠・中原重節である。
    公卿たちは、特に召しが無かったと称し、好忠と重節を追い立てた。 [準備をした
    源]時通が云ったことには、「好忠は、すでに召人の内にある」と云うことだ。

つまり、曾禰好忠は〈召されていないのに参上した〉として公卿たちから追い出され、今昔物語等で
有名になったけど、真相は最後の一文にあるように〈召されていたから参上した〉わけ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

久保田淳は曾禰好忠の冤罪を示す決定的証拠を引用しながら見落としたヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

実は、石田吉貞『百人一首評解』(有精堂出版,1956)や、小右記に依拠した歴史書でそこそこ売れた
繁田信一『殴り合う貴族たち』(角川文庫,2008)も、この真相(事実)には触れてないんだよね(-"-)
百目鬼恭三郎『新古今和歌集一夕話』(新潮社,1982)を読んで小生は知ったんだけど(〃'∇'〃)テヘペロ

 『無名抄』 ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-05-27
 『新古今和歌集一夕話』 ⇒ http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-12-23

5/15以降に過去記事の全ての「http」を「https」に修正しなければいけないということかしら(´・_・`)
タグ:歴史 和歌 説話
コメント(36)