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181206読んだ本&買った本

「JR東日本では都内初のカタカナとの組み合わせだったが、発表と同時に賛否両論が噴出した。」云々
と今日の日刊スポーツにあったけど、「一般公募130位(36件)」の「高輪ゲートウェイ」に「賛」意を
示した人がいたのかヒィィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ かつての「E電」に勝るとも劣らないセンスの無さだねぇ(^_^;)

【買った本&読んだ本】

井上宗雄(全訳注)『増鏡(中)』(講談社学術文庫,1983)

やたら高~い値がAmazonで付けられている中、安値のが出品されて、値下げ競争が始まったので、注視
してたけど、447円(190円+送料等257円)で充分と判断して注文した(^^) 出品者は東京都東村山市の
「ハナちゃんドットコム」なのに福岡県の「神代本舗」から届いたけど(そのことは注記されていた)、
状態は「良い」で問題なし(^^) 3日夜22時19分に注文して4日朝8時1分には発送通知という速さ(゚o゚;)

皇統が二つに分れた南北朝時代、後嵯峨院が後深草院よりも亀山院を愛したことが分裂の遠因(´ヘ`;)

    後嵯峨のように、みずからの意志によって、さらに治天の君たるべく譲位する場合と、
    土御門・後深草のように父院の圧力による場合とは根本的に違うのである。この後深草の
    怨念めいたものが、やがて皇統の分裂(ひいては南北朝の大動乱)を引起す有力な一因に
    なるのである。

このように〈解説〉を〆ている「後深草天皇譲位」という見出しの章段の〈現代語訳〉を、和歌の原文
なども注記して引用する(^^)

    その正元元年(一二五九)の八月二十八日、東宮[後深草天皇の弟で、後の亀山天皇]は
    十一歳で元服なさる。御いみ名は恒仁と申しあげる。世間で([後深草天皇の父の後嵯峨]
    上皇は、早く東宮を践祚させたいお気持ちらしいなど)だんだんとうわさされていることが
    あるので、[後深草]天皇は御不満に心細く思われて、夜、宿直で人々が詰めているとき、
    しんみりと物語りなさったついでに、内侍所[神鏡を安置する皇居内の賢所]において
    拝された日数をお数えになると、五千七十四日になった、というのを承って、弁内侍の歌、/

     [千代といへば五つかさねて七十にあまる日数を神は忘れじ]

      千代というと長い日数ですがその千を五つ重ねて、さらに七十余日
      御拝をなさった帝の御心を、神はけっしてお忘れにはならないでしょう。/

    こうして十一月二十六日譲位なさるその夜、空の様子までもしみじみと哀れで、雨が降り
    そそいで、なんとなく悲しくみえたので、あの伊勢の御が、「[あひも思はぬももしきを
    =]もうお互いに相思うこともない宮中なのに」と詠んだとかいう昔のことまでも、
    現在のことのような気がして、心細く感ぜられる。天皇も予期されていたことだが、
    剣璽[=三種の神器]が新帝の方へ渡御されるとき、これまで行幸にはいつも御身を
    離れなかった習慣として、十三年間の(思い出も)御名残が惜しく、いま別れるのは
    やはりたいそう悲しくて堪えられぬ御様子であるのを、弁内侍は悲しいことと
    お見あげ申して、次のように詠んだのであった。/

     [今はとておりゐる雲のしぐるれば心のうちぞかきくらしける]

      ちょうど暗雲が垂れ、時雨が降ってくるその折、今はこれまでと、
      主上は皇位を去られようとして落涙される。それをお見あげ申す私の心の中も、
      悲しさでまっ暗になります。

「・・・意志によらず譲位させられる後深草天皇の悲しみ・・・」(解説)が見事に描かれてる(;_;)

「伊勢の御」云々とは、宇多天皇に愛され皇子も生んだ有名女流歌人の伊勢が、宇多天皇の譲位の際に
弘徽殿に書きつけた「別るれどあひも思はぬももしきを見ざらむことやなにか悲しき」の一部で、その
「一首の歌意は、私も内裏と別れるのだが、(別れを惜しむのは私だけで)相思ってくれぬこの宮中を、
こののち見なくなることがどうしてこんなに悲しいのだろう。」と本書の〈語釈〉にあるよん(⌒~⌒)

さて、弁内侍が詠んだ「今はとておりゐる雲のしぐるれば心のうちぞかきくらしける」という歌、この
〈現代語訳〉を読んだだけで、専門家でない「一般読者」は充分に理解し味読できるのかしら(@_@;)
この章段も含む「第六」の巻の名にもなっている「おりゐる雲」についての本書の〈語釈〉を引く(^^)

    低く垂れた雲と、「おりゐ」(下り居=退位)とを掛ける。折から周辺は仲冬の下旬で、
    寒い暗雲が垂れ、時雨となって降る。その状況と帝の心情とを重ね合わせている。
    「かきくらす」は、空が曇る、心が暗くなるの意があり、「雲」の縁語。

講談社学術文庫の企画趣旨は「学術」書の文庫化なんだから〈語釈〉が付いてるのは当然のことなのに、
八百屋と勘違いして魚屋に来て魚ばかり売っているとクレームを付ける馬鹿、むしろ専門的知識のない
「一般読者」こそ〈語釈〉は本文読解の助けとなるはずなのに、猫に小判、豚に真珠、馬鹿に語釈で、
〈語釈〉の価値の解らぬ馬鹿、そんなレヴュー(珈琲はキリマンジャロ「研究者向きです」)が(゚ロ゚;)

    角川ソフィア文庫「大鏡」の物語に惹き込まれ、同じ鏡物の本書を購入しました。
    上巻では、政権が鎌倉幕府に移っていても「随分のんびりした朝廷だなあ」程度の感想
    でしたが中巻を読み進めるうちに、ウンザリし始めました。特に気になったのが、細かく
    紹介する公卿や女房の衣装、饗宴で誰が何を奏したか、語釈での登場人物の解説などです。
    世の中がどのように移り変わろうと、一切変わりなく繰り返される宮廷生活の話が延々と
    続くだけの内容で、物語自体がつまらない話です。ちょっと読んでみようかと思うには、
    上・中・下巻合わせてのお値段は高価で、中古文学や和歌を専攻していらっしゃる方なら
    ともかく、一般読者には無駄と思えるほど丁寧な語釈が付いています。
    増鏡をかじりたい方には、お薦めできません。

なお、『増鏡(上)』については⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-05-19

予報通り雨になるも思ったほど寒くはなかった(´・_・`) 他人様のブログにコメするため予習した(^_^;)

[追記181207]

坂本太郎『史書を読む』(中公文庫,1987→3版1992)は。「増鏡」の回を次の一文で〆ている(⌒~⌒)

    『増鏡』がそうした公家社会の推移を、表面きらびやかな儀式や男女の情交などを
    記しながら、裏にさりげない筆致で示していることも一つの特色である。
タグ:歴史 古典 和歌
コメント(18) 

コメント 18

センニン

こんばんは。
この場所は「高輪」ではないので一位の「高輪」は採用できなかったらしいですね。
昔はここが入り口だたからと説明していましたが、長くて言いにくいですね。年寄りは覚えられないかも。
E電、ありましたねぇ。
by センニン (2018-12-06 19:49) 

そら

そうそう、Amazonってとんでもないところから届きますよねぇ
それだけセンターが各地にあるんだろうけど、送料が掛かるのから
近場がいいですよね(^^;
by そら (2018-12-06 19:51) 

middrinn

品川区ではなく港区にあるのに「品川駅」と付けているわけですから、
センニン様、その理由はチトおかしいとはお思いになりませんか^_^;
by middrinn (2018-12-06 19:56) 

middrinn

実は説明文をちゃんと読んでなかったので、「お届け予定」が9日との通知に、
東村山市から発送で同じ都内なのに何故?と不思議に思っていました(^_^;)
そら様がおっしゃる「とんでもないところ」からの発送、あるあるです^_^;
by middrinn (2018-12-06 20:01) 

hanamura

え?ナニ?何?駅名も命名権?でもって?金が動いたのかしら?
コチとらぁ生活は赤貧だぁ!でも、街の本屋を残すため!
我が街の文化水準維持のため!
紙製品(ティッシュじゃないよ!)注文購入しています。
スゲ~めんどくさいですけど!
by hanamura (2018-12-06 20:37) 

middrinn

鉄道活動=略して鉄活に手付かず、なんて駄洒落を書いてないで、
「高輪ゲートウェイ」について何か書かれたら如何かしら(^_^;)
静岡刑務所長(当時)が古本屋廻りを楽しんでましたよ(⌒~⌒)
by middrinn (2018-12-06 20:48) 

ニッキー

なぜに130位の名前が選ばれたのかとても不思議ですが、
きっと略されて呼ばれるんでしょうねぇ(⌒-⌒; )
出品が東村山なのに、福岡から届くのも不思議〜^^
今日は思ったよりも寒くなかったので
4ニャンに囲まれたかみさんはとても暑そうに寝てましたw
by ニッキー (2018-12-06 21:36) 

middrinn

「高ゲー」と略されて定着するかも、と今朝の天声人語子(^_^;)
福岡の会社に関し「発送代行」と書いてあったので、倉庫が福岡に
あって在庫管理してるのかしら(@_@;) ソレ、想像できます^_^;
小生も寒いと聞いてたので昨夜は掛布団を増やしましたから^_^;
by middrinn (2018-12-06 21:49) 

tai-yama

増鏡風に、今の平成天皇が退位されて上皇となった後、秋篠宮様を
気に入っているので徳仁親王様はすぐ退位されて秋篠宮様が天皇
になるとか(笑)。そしてその後、小室さんが天皇に!なったら
道鏡顔負けな展開かも。
by tai-yama (2018-12-07 00:09) 

ナベちはる

Amazon、やはり早い時はかなり早いですね(@_@;)
夜に頼んで朝にはもう着く、さすがだと思います!
by ナベちはる (2018-12-07 00:24) 

middrinn

tai-yama様の想像力が凄すぎるヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
by middrinn (2018-12-07 06:59) 

middrinn

ナベちはる様、ヨドバシも同様に早いような(^^)
by middrinn (2018-12-07 07:00) 

mimimomo

おはようございます^^
冒頭のお話、昨日日経の春秋欄に取り上げられていたような。
最後の落ちが面白かった・・・タクシーのドライバーは最後まで「高輪なんちゃら」と言っていたとか。
by mimimomo (2018-12-07 07:11) 

middrinn

日経は取ってないです(^_^;) 憶え難そうですものね(^_^;)
by middrinn (2018-12-07 07:28) 

ワンモア

高輪ゲートウェイ・・・もめていますね^^
撤回の署名運動も始まったとか。自分は「高輪門」が良いと思います。ゲートウェイ→門ということでどうでしょう^^

by ワンモア (2018-12-08 10:47) 

middrinn

国交大臣が行政指導できるといいのに(^_^;)
by middrinn (2018-12-08 10:57) 

そらそら

「高輪ゲートウェイ」は流石に 工エエェェ(´д`)ェェエエ工 って感じでしたよ。
「池袋ウエストゲートパーク」とかそんな昔のドラマまで思い出されたり。
Twitterユーザーの呼びかけで大喜利状態で出ていた「サマンサ田端」とかは結構好きですが(*´ω`*)
by そらそら (2018-12-09 18:57) 

middrinn

ユーミン臭いと思いました(^_^;) 「お疲れサマンサタバサ」は小生の口癖です(^_^;)
by middrinn (2018-12-09 19:05) 

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