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190210読んだ本

最近のSo-netブログで気になることがある(@_@;) 前からブログを開くと右上に一行広告らしきものが
強制的に表示されちゃうんだけど、「ぽっこりお腹になったらやった方がいいこと[AD]」など最近
二行にわたるのが(´ヘ`;) このまま増殖して何十行と出るようになったらどーしよ((;゚Д゚)ヒィィィィィ!

【読んだ本】

上坂信男&神作光一&湯本なぎさ&鈴木美弥(全訳注)『枕草子(上)』(講談社学術文庫,1999)所蔵本

朝日新聞の「天声人語」は、苑子タンや和歌が話題になってる時しか読まないけど、読んだ時に限って
天声人語子の文章力あるいは読解力の欠如に呆れてしまい、拙ブログで取り上げることになる(´ヘ`;)
今朝の「天声人語」は気になっただけなのだが、一応メモっておくと、その書き出しは次の通り(@_@;)

    かつて、梅の花といえば紅梅ではなく白梅であった。国文学者の吉海直人(よしかい
    なおと)さんがそう書くのは、例えば「古今和歌集」に雪と梅のこんな歌があるからだ。
    〈春たてば花とや見らむ白雪のかかれる枝にうぐひすの鳴く〉素性法師▼梅の枝に
    降り積もった雪を、咲いた花に見立てる。春を心に描きながら待つ様子が、伝わってくる。
    さて関東では、梅の花がほころび始めたところに雪となった。・・・

吉海直人の論を天声人語子が誤読した可能性もあるし、何よりも短いコラムだから仕方ないのだけれど、
一首だけ挙げる論証は粗雑すぎる(ノ_-;)ハア… 次のように、全く正反対の立論だって可能だからね(^_^;)

    かつて、梅の花といえば白梅ではなく紅梅であった。国文学者でもないmiddrinn
    (みどりん)さんがそう書くのは、例えば「古今和歌集」に梅のこんな歌があるからだ。
    〈君ならで誰にか見せむ梅の花色をも香をも知る人ぞ知る〉紀友則▼「あなたでなくて
    他に誰に見せようか、この梅の花を。色にしても香にしても、そのすばらしさは本当に
    わかる人だけが味わえるのだから。」「情緒を理解しあえる人どうしの交友。」が、
    伝わってくる。・・・

「 」内は小町谷照彦(訳注)『古今和歌集』(ちくま学芸文庫,2010)の現代語訳と鑑賞の留意点(^^)
この紀友則の歌の梅の花の「色」は白で、白梅を詠んだものではないか、と思われるかもしれない^_^;
でも、この歌は、藤原公任が編んだ『和漢朗詠集』(川口久雄[全訳注]『和漢朗詠集』[講談社学術
文庫,1982])で、「梅」ではなく「紅梅」に入っているから、紅梅を詠んだものだよねv( ̄∇ ̄)ニヤッ

天声人語子が依拠している吉海直人の文章は未読なんだけど、「かつて、梅の花といえば紅梅ではなく
白梅であった」というのが、実は気になってる(@_@;) 西村亨『王朝びとの四季』(講談社学術文庫,
1979)が「王朝びとの人気は圧倒的に紅梅の側にある」としている件を引くC= (-。- ) フゥー

    梅は春の訪れとともに他の木にさきがけて花の咲くことがその人気の第一の理由であるが、
    それとともに、かおりの愛せられた花だ。/・・・/などと歌われている。紅梅はその点では
    白梅に劣っている。色のほうに注意がうつってにおいは白梅に及ばないと言うのであるが、
    時代の好みから言えば、王朝びとの人気は圧倒的に紅梅の側にある。たとえば、
    『枕草子』は「木の花は」の条(三十五段)に、

      濃くも薄くも紅梅。

    と言っている。『源氏物語』の巻名にも「紅梅」の巻はあるが、紅梅大納言と呼ばれる
    この巻の主人公が、娘の婿に匂兵部卿の宮を望んでいる。その思いを一枝の紅梅に託して
    宮に伝えるのである。/色彩感覚のデリケートであった王朝びとに、紅梅の紅[くれない]
    の色は非常に魅力的なものであったらしい。・・・

光源氏に次ぐ主要人物・紫の上は桜と紅梅を大切にするよう遺言するなど紅梅と関連づけられて描かれ
てるはずだけど、『源氏物語』は注釈書もないから『枕草子』に絞る^_^; 本書の「三十五 木の花は」
の「紅梅」の[語釈]には、次のような記述があった(@_@;)

    『万葉』時代輸入されたのは白梅で、紅梅は平安朝になっての舶来植物であるという。
    ・・・作者の中国趣味・新奇趣味が反映してよう。

白梅も「中国」から「輸入」されたんだから「中国趣味」はおかしいだろ(^_^;) 清少納言の時代には、
もはや白梅は「中国」から「輸入」された歴史が忘れられ、日本固有と思われてたとでも言うのか^_^;

更に本書の「三十五 木の花は」の[余説]で上坂信男が次のように解説してる点も気になる(@_@;)

    ・・・平安時代に入って紅梅が舶載されると、「紅に色をば変へて梅の花香ぞことごとに
    にほはざりける」(『後撰集』)と詠まれるように、白梅は香を、紅梅は色を賞美される
    ようになる。

本書は「白梅は香を、紅梅は色を」賞美されるようになったとするけど、紅梅は色も香もかと(@_@;)
この凡河内躬恒の歌、片桐洋一(校注)『新 日本古典文学大系 6 後撰和歌集』(岩波書店,1990)は
次のように訳している( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

    紅に色を変えている梅の花であるが、香の方は白梅と異なった香が匂うことはないよ。

ちなみに、同書の脚注の語釈に〈白梅よりも紅梅の方が遅く咲くので「紅に色を変えて」と言っている
のである。〉とある(^^) 紅梅は白梅とは香が異なるという通念があったと本書はするのかしら(@_@;)

・苑子タンの「遺言」を切り刻んだために意味不明な内容となり、天声人語子の文章力が疑われる(-"-)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-06-04

・『千載和歌集』に選ばれた平忠度の和歌の解釈を誤り、天声人語子の読解力が疑われるぞヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-08-09

・何でも恋話に脳内変換する恋愛脳の湯本なぎさは読者をミスリードし『枕草子』訳注者に不適格(-"-)

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-09

・清少納言の自慢話で肝心な点を解説せず、湯本なぎさと上坂信男は『枕草子』訳注者失格ヾ(`◇´)ノ

 ⇒ https://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2019-01-13

ジョウビタキ♂がセンリョウ食べてて書斎カーテン越しに目が合っちゃった(^_^;) MXの映り再悪化(T_T)
タグ:古典 和歌
コメント(28) 
共通テーマ:日記・雑感

コメント 28

センニン

こんばんは。
梅の香りは淡いので色に気をとられるのは止むを得ないようにも思います。
嗅覚よりは視覚の方が情報としては強いですが、匂いはけっこう記憶と結びついていたりもしますね。
by センニン (2019-02-10 20:25) 

middrinn

ナルホド( ̄◇ ̄;) 小生は匂いの記憶もダメですねぇ(ノ_-;)トホホ…
by middrinn (2019-02-10 20:31) 

たじまーる

今日はいちご狩りで大満足しましたので
来週あたりは京都の北野天満宮行って観梅しますので
観梅の記事を楽しみにしてくださいねと
言いたいところですが・・・
それは夢物語で無理ですね(苦笑)
でもSNS等へのアクセスが多い売れっ子トリップアドバイザーあたりなら
すぐ行けそうですがね^^;

桜の解釈と同様に梅の解釈はいろいろとあるものですねえ(^^ゞ
いろんな方がいますので考え方も異なったりズレていたりと
やはり梅も奥が深そうですね(*^^*)

by たじまーる (2019-02-10 21:08) 

ニッキー

右上の広告は1行のままですが、
「ぽっこりお腹」のADはかみさんが記事を開くと
下に出てくるそうです( ^ω^ )→私は出ないw
「どういうこと?」ってPCに文句言ってますw
香りってふっとした瞬間に「あれ?この香りは」って
記憶を呼び起こすことあります=(^.^)=

by ニッキー (2019-02-10 21:08) 

middrinn

夢物語なら太宰府天満宮まで梅を観に行きましょうよ(^o^)丿
たじまーる様がどなたのことをおっしゃってるのか全く見当が
つかないのですが、フツーは和歌に出てくる「花」が桜なのか
梅なのかというのが論点なので、西村亨の記述を信頼している
小生は「梅」とは白梅か紅梅かというのが論点化されたことが
自体が戸惑い^_^; 今回はノートで纏まってないですm(__)m
by middrinn (2019-02-10 21:31) 

middrinn

ニッキー様の奥様へ( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 特製ぽっこりお腹座布団1枚 ♪
PCはユーザーの体型は勿論のこと何でもお見通し・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;コロサレルゾ
ニッキー様は圭太様やノエル様たちを匂いだけで識別できたりして( ̄□ ̄;)
by middrinn (2019-02-10 21:35) 

たじまーる

追記です(^^ゞ
梅は中国から輸入(移入)されたというのが定説であることを
まず知りませんでした、私(^_^;)

>『万葉』時代輸入されたのは白梅で、紅梅は平安朝になっての舶来植物であるという。
>・・・作者の中国趣味・新奇趣味が反映してよう。

この部分が気になりました。
奈良時代、中国文化や中国のものが遣唐使を通じて日本へ伝わり、
その中の1つに「梅」があって、香立つ「梅」は珍重され、
奈良時代は「桜」よりも人気があったようですね。
なので中国趣味・新奇趣味は適切でなさそうに思えますね。

by たじまーる (2019-02-10 22:35) 

ナベちはる

右上の広告は1つだけだからいいのですが、これが本当に複数になったら…恐ろしいです((+_+))
by ナベちはる (2019-02-11 02:08) 

saia

白梅も紅梅も梅干しにしたら同じ梅干しでしょ?
いえいえ赤い梅干しってあれ紅梅だからだよ、って、そんなワケないじゃーん!
( …スミマセン、ボケとツッコミの修行が足りないようでふ)

by saia (2019-02-11 04:51) 

そら

ほんとだ!
なにやら出てますねぇ、知らなかったぁ、これが10行ぐらいになったら
かなり煩わしいかも(^^;
紅も白もあっての梅の花だと思います、紅白で咲いてると綺麗ですんもんねぇ(^^)
by そら (2019-02-11 05:54) 

middrinn

奈良時代には、和歌で「花」と言えば、「梅」だったらしく、
たじまーる様のおっしゃる通り、「桜」ではなかった由(^^)
「木の花は」というお題で、清少納言が、「桜」ではなくて
「(紅)梅」をチョイスした点が、「中国趣味」と訳注者は
言いたかったのかもしれませんけど、文脈的には「白梅」か
「紅梅」かですから、やはり「中国趣味」との評はナンセンス
かと(^_^;) ただ、古今集以降は「梅の香」を詠むのが一般的
らしいのですが、万葉集では「梅の香」を詠んだ歌が一首しか
ないそうで(詩文ならばある由)、奈良時代の人々の多くは
白梅の「色」の方をむしろ愛でていたのかもしれません(^_^;
by middrinn (2019-02-11 08:26) 

middrinn

広告を出さない設定にしていても、コレですからねぇ(´ヘ`;)
ナベちはる様はお好きな声優さんの広告ならOKかしら^_^;
by middrinn (2019-02-11 08:30) 

middrinn

saia様へ( ^o^)ノ◇ 山田く~ん 特製紅白梅干座布団1枚 ♪
ブログ再開を祝して大甘で(^_^;)ヾ( ̄o ̄;)オイオイ梅干なのに?
by middrinn (2019-02-11 08:36) 

middrinn

しかも、「ぽっこりお腹」とか、何か腹立つ広告ばかりなんですよねぇ(-ω-、)
そら様のおっしゃる通り、紅と白の両方あるとお互い引き立ちますね(〃'∇'〃)
by middrinn (2019-02-11 08:41) 

Rifle

梅が中国からの物とは知りませんでした。梅の色でも色々な論点があるんですねぇ。
我が家は白梅ですが、風情の無いが故に花より実に注目しちゃうんです。(汗)
by Rifle (2019-02-11 09:18) 

middrinn

植木久行『唐詩歳時記』(講談社学術文庫,1995)に「・・・中国では、古くは梅の実
ばかり愛され、花の美しさには無得着であったようである。・・・中国で梅の花が盛んに
愛されるようになったのは、六朝・宋の陸凱の詩・・・に始まるという。」とありまして、
Rifle様のお宅にもいつか陸凱のような詩人が現われ梅の花を愛でるようになるかと^_^;
by middrinn (2019-02-11 09:26) 

八犬伝

広告の件
ブラウザーの問題ですね。

オペラにすると
広告が出ませんよ。
お勧めです。
by 八犬伝 (2019-02-11 13:06) 

middrinn

そうなんですか( ̄◇ ̄;) Google Chrome使ってますが、
検討してみます(^^) 情報ありがとうございますm(__)m
by middrinn (2019-02-11 15:15) 

TakiHaru

いつもコメントありがとうございます。
実は想像の鉄道路線なんぞを頭で描いて地名や駅名考えるのが楽しかったときがあったので、それを思い出してネーミングしてみました。
梅の種類はよく分からないのですが、地元は雪国なので 3 月、雪がとけ梅の花が咲くのが楽しみです。桜の前に咲くので春が来たという印象が桜より強い花に感じています。
by TakiHaru (2019-02-11 17:35) 

shuuji

いつもナイス有難うございます。

by shuuji (2019-02-11 18:20) 

room7

お見事です。_(゚ー゚*)_ )).
by room7 (2019-02-11 19:12) 

middrinn

たしかに九州に「原」を「はる」と読むところがあるから、
「兎野原」はまさに「ウサギのはる」ちゃんで上手いなぁ
と思いましたし、「春兎崎」も素敵ですよねぇ(〃'∇'〃)
TakiHaru様の地方では梅が春を告げる花なんですね(^^)
by middrinn (2019-02-11 20:18) 

middrinn

梅の御写真も良かったですけど、
世田谷から富士山が、あんなに
大きく撮れるなんて吃驚(゚ロ゚;)
「代田富士356広場」という
語呂合わせも面白いです^_^;
shuuji様の情報に感謝m(__)m
by middrinn (2019-02-11 20:22) 

middrinn

汗顔です(^_^;) この記事、何を言いたいのか、ターゲット
もぼやけてて、単なるノートになってしまいました(^_^;)
room7様の先日の連想ゲームのに知的興趣を覚えます(^^)
by middrinn (2019-02-11 20:25) 

ネオ・アッキー

middrinnさんこんばんは。
夢物語では無く、太宰府天満宮には、若かりし時、出かけています。
天満宮で、ご祈祷も致しました。
しかし、ご利益は無し、絵馬位にとどめておけば良かったと後悔しています。
トリップアドバイザーではありませんが、その他に、京都、湯島、そういえば神戸にも・・・
道真公の梅に託した呪いは、半端ないようですね~
by ネオ・アッキー (2019-02-12 01:14) 

middrinn

御利益があったと思わないと菅公に祟られ・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;縁起でもない!
色々と旅されてて羨ましい(^_^;) 天満宮の他にも菅原神社もありますね^_^;
by middrinn (2019-02-12 06:37) 

ワンモア

梅の件、とても勉強になります^^
by ワンモア (2019-02-13 14:24) 

middrinn

ほとんど『王朝びとの四季』の受け売りです(^_^;)
by middrinn (2019-02-13 15:40) 

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