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171231読んだ本

「nice!」の表示を「良いお年を」に変えてくれれば楽できるのにぃ~と思った人いたりしてね(^_^;)
「あけおめ」か「ことよろ」に明日から変える手も^_^; でもそんなの関係ねぇ!はい!オッパッピー!

【読んだ本】

森本元子(全訳注)『讃岐典侍日記』(講談社学術文庫,1977)所蔵本

本書については、「170430読んだ本&買った本」に「昨日スルーした本をアマゾンで検索^_^; 講談社
学術文庫の目録等で知ってたけれどノーマークだった『讃岐典侍日記』を読んで泣いたとのレヴュー
が(゚o゚;) 小説で感動したとか面白かったとかは、感性、テイスト、人生経験、読書歴等々に左右され、
その評価は人それぞれと理解してるけど(評論、歴史、ノンフィクション系で、事実に反してたり、
リサーチ不足、論理の飛躍・矛盾等々の屑本は別の話)、読みたくなっちゃった^_^; ただ、出品者が
何故か皆1000円以上も付けてる(゚ロ゚;) 108円だったから、鳥さんたちに獲られちゃいそう(;_;) 仕方
なく今朝もまた野を越え山越え谷越えてと歩いて10時開店と同時に買って来たよ(T_T) 4日からの2割引
セールで買いたかったのに(;_;)」とあり、読む前から泣いてんじゃん^_^; 現存する本作品は上下2巻
で構成されてて、「上巻には、堀河天皇のご発病から崩御に至るまでのことが書かれている。・・・/
下巻には、幼い新帝[=堀河天皇の子の鳥羽天皇]に出仕して、・・・月々の行事を中心にしるされて
いる。一つ一つの記事に故院[=堀河天皇]の思い出が添えられているのが特色である。」と巻末の
「解説」(^^) 堀河天皇は白河院と鳥羽院に挟まれてるため存在感が薄いようだけど、堀河天皇歌壇や
「堀河百首」のことは知ってたよ(^^) ちなみに、日本文学研究資料刊行会編『日本文学研究資料叢書
新古今和歌集』(有精堂,1980)所収の峯村文人「堀河百首と中世和歌」は「・・・堀河百首は、中世
和歌の起点に位置せしめらるべき重要な世界を持つてゐたといつてよいやうに思はれるのである。」と
〆てるよ(^^) ついでに言うと、本書もやはり和歌の引用やレトリックが頻出して、勅撰集入集歌の他、
作者など登場人物による作歌もあって、改めて日本の古典に占める和歌の重要性を実感(^^) なのに、
意図的なんだろうけど、本書は〈語釈〉が少ない点が、ちょっとね(+_+) 〈現代語訳〉の方は、元は
古文だし理解に苦しむとこも結構あるけど、段落ごとの〈解説〉がポイントを押さえてくれてる(^^)
ただ、これも〈語釈〉の少なさから、ミスリードされてる危険も(..) 本書「まえがき」は〈死に直面
した人の苦しみと、愛する人を死に送らざるをえなかった者のかなしみを、『讃岐典侍日記』ほどに、
真っ向からとらえ、率直に書き綴った作品が、他にあったであろうか。・・・/「死」を書くことは、
敬慕する人の永遠に滅びぬ「生」を、この世にとどめることだと[作者は]悟ったからではないか。〉
と本作品の本質と作者の執筆意図を論じてる(^^) んなわけで、去り行く2017年(の自分)を送る読み
納めに相応しいと考えてチョイスし、読了(^^)v ちなみに、作者は、姉が堀河天皇の御乳母の一人で、
22歳ごろ堀河天皇の御所に出仕し、堀河天皇が29歳で崩御するまでの約8年間お仕えした(^^) 作者は
堀河天皇に「・・・深い思慕を抱いていた・・・」が、堀河天皇も「・・・作者を親愛しておられた
ことが想像される。それは、主従というにははるかに温かくむつまじい、まるで家族か近親のような
親しさである。」と巻末「解説」に(^^) 堀河天皇は、御病気の悪化による苦痛から駄駄を捏ねたりも
するけど、お優しい御人柄らしく、そのことを示す代表的なエピソードとして、関白の藤原忠実など
参上する人の目から傍らに添い臥す(←特に御重態となってからは欠かせない)作者の姿を隠そうと
堀河天皇がお膝を高くなされたという思いやりは何回か語られている(;_;) これに関連して、小生が
気に入った話があった(^^) 作者が鳥羽天皇にお仕えしていることを知った摂政の藤原忠実が、作者に
〈「いつから伺候しておられますか。今後とも、どうかこのように[←堀河天皇崩御後に新帝に出仕
するのを作者が渋ってたことを知ってるのだろう]。それにしても故院が思い出されて恋しい、その
当時の思い出話をして、心を慰めたい」/など言われる。ほんとうに悲しい。殿[=忠実]もわたし
と同様のお気持ちでいらっしゃるようだ。・・・/なにも申せずにいると、/「思いもかけないこと
ですな。このように近々と参って、ものなど申すことがあろうとは、思いもしませんでしたな。故院
がご不例だった折など、あなたがおそばに添い臥しておられた折に、わたしが参上したところ、お膝
を高くなされて、かげにお隠しになった、その折、まさかこのような対面をしようとは思わなかった
なあ。いやまったく、かげに隠れておいででしたな。人の世は、こうしたものだったのですなあ」
・・・〉という場面で、〈解説〉にも「[摂政忠実が]作者の出仕をはじめて知り、述懐することば
には、真情があふれている。」とある(;_;) あまり良いイメージのなかった藤原忠実が好きに(^_^;)
鳥羽院も6歳の頃は可愛く、「ぼくを抱いて襖の絵を見せてくれ」とおっしゃるので、襖の絵をお見せ
して廻るうちに〈・・・故院が朝夕目にしておぼえようとお思いになった曲を書いて、はりつけて
おかれた笛の楽譜のはり跡があるのを見つけたのは、実に感無量だった。/・・・/悲しくて袖に顔を
おしあてるのを、帝が不思議そうにご覧になるので、「お気づかせ申すまい」と思って、さりげなく
ふるまいながら、/「あくびがつい出まして、このように目に涙が浮びました」と申しあげると、/
「みんな知ってますよ」/とおっしゃるので。いじらしくも勿体なくも思われるので、/「どのように
御存じ遊ばすのですか」と申しあげると、/「ほ文字のり文字のことを思い出したのだろう」[ ←
「ほ」と「り」に傍点]/と仰せになる、「さては堀河院のことだと、よくおわかりでいらっしゃる」
と思うにつけてもおかわいくて、悲しさも覚めてしまう心地がして、思わず微笑がうかぶ。〉(^o^)
こんなに可愛い子が後にねぇ・・・^_^; 結局、最後まで泣くことはなかったけど、良書だったね(^^)

2017年に読了した本(漫画・雑誌は含まず)の月別一覧は「落穂拾い2017」と題する恒例の記事にして
「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」の方に明日以降アップ(^^)v とはいっても、このブログで
取り上げた本は、そのリストの何倍にもなるはずだから、アップする意味が無い気もしてるけどね(..)
タグ:古典 回顧録
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171230読んだ本

本を読むのが好きな人間には年末年始なんか関係なく拙ブログは年中無休で大晦日も元日も通常営業(^^)
たとえ地球が滅びて訪問者数がゼロになったとしても、毎日ブログ更新してやるもんね( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

【読んだ本】

植木久行『唐詩歳時記』(講談社学術文庫,1995)所蔵本

我が蔵書に昨日加入の面々を愛でてて、本書の「主要語彙索引」を見てたら「三峡」という語彙(@_@)
このブログの左下にある「検索ボックス」で「三峡」を検索してヒットした3つの記事を基に書く(^^)

川口久雄全訳注『和漢朗詠集』(講談社学術文庫,1982)所蔵本は「巴峡」の「語釈」として、

  四川東部、揚子江の急流地帯に巫峡・瞿塘峡・巴峡があり、これを三峡という。

大曽根章介&堀内秀晃校注『新潮日本古典集成 和漢朗詠集』(新潮社,1983)の「巴峡」の語釈も

  四川省の東部にあり、巫峡・瞿塘峡とともに三峡と称す。

などとするように、国文学者たちは「三峡」を巫峡、瞿塘峡、巴峡としてる(@_@) これに対して、

松浦友久『李白~詩と心象』(現代教養文庫,1970)所蔵本は、

  揚子江が四川省から湖北省に移るあたり、瞿唐峡、巫峡、西陵峡を中心とした
  「三峡」の地帯がある。

松原朗『唐詩の旅~長江篇』(現代教養文庫,1997)所蔵本も、

  三峡は、上流から瞿唐峡・巫峡・西陵峡の三つの総称である。

とするように、中国文学者たちは「三峡」を巫峡、瞿塘峡、西陵峡としているぞ(@_@;)

それでは、同じく中国文学者の手による本書はどうかというと、次のように記されていた(^^)

  「三峡」とは、一般に瞿唐峡・巫峡・西陵峡をいう。

国文学者と中国文学者のどちらが正しいのか(@_@) 常識的には中国文学者だよね(^_^;) 不審なのは、
和漢朗詠集というアンソロジーは中国の詩歌も含むのに国文学者が中国文学者の書いた物を参照して
ないこと(+_+) 放送大学面接授業8年で鍛えられた経験を活かし(?)、今日は難しくないはず^_^;

今夜は早く寝よっと(..)
タグ:中国 古典
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171229読んだ本&買った本

電撃戦だよっ! パンツァー・フォー!(^o^)丿 死んだフリして油断させておいて( ← 誰を?)急襲
したよ、ブックオフを(^^) 開店直後に入り、2番目に狙ってた本をちゃんと買って来たよ、の巻(^^)v

【買った本&読んだ本】

次田香澄(全訳注)『とはずがたり(上)』(講談社学術文庫,1987)
次田香澄(全訳注)『とはずがたり(下)』(講談社学術文庫,1987)
植木久行『唐詩歳時記』(講談社学術文庫,1995)

『とはずがたり』は上が660円で下が810円(^^) 別店舗に上は同値も下が760円であり、上野もその値
だったはずだけど、こちらは美品(^^) 2割引セール初日の元日、10時に寺へお金を納めてから行くと
なると、電車を使わねばならず、帰路も流石に電車になるだろうから、2割引でもトントンと計算(..)
特に、この美品のある店舗は開店前から鳥さん達がパチ屋の如き行列で、開店と同時に駆け入って、
講談社学術文庫の棚なんか値段を一つ一つ確かめることなく、一気にドサッと数棚分をカゴに入れて
しまうから、絶対に勝ち目はない(+_+) 所蔵する杉本苑子『新とはずがたり』(講談社文庫,1993)は
原典を再構築したもので、杉本苑子のストーリーテラーぶりから原典よりも面白くなってそうだけど、
ソレを読んで原典まで読んだつもりになりそうゆえ購入することにした^_^; 下巻の「あとがき」に
「『とはずがたり』の本文および内容の考察の一環として、私どもは[←「本書は妻・次田秋津との
合作により成り立ったものである。」と凡例にある]作者の京都近辺および地方遍歴のあとをすべて
辿って、その足跡を確認してみようと試みた。」として、心温まる話が記されてたよ(;_;) だけど、
「ただ遺憾に思ったのは、足摺岬の金剛福寺と嵯峨大井殿跡の臨川寺で、『とはずものがたり』には
全く関心を示さず、臨川寺では特に対応なく幻滅を感じた。」ともあって、2011年の第17刷だけど、
臨川寺関係者も後悔してるかも(^_^;) そういえば、探鳥ブログにコメントしたら削除されちゃって、
慣れてきたけど、あーゆー手合いはコミュ障なのかしら(@_@) 小生は別ブログでも雑言ですら御礼を
述べて残してるけどね^_^; ま、嫌われてると解することに^_^; 『唐詩歳時記』は、先週の物色では
購入候補に入れなかったけど(故に相場を調べられず、560円とネット購入より高くついた)、巻末の
「主要語彙索引」を眺めてたら、見たこともない語彙が結構あり、こりゃ、買うしかない、と(^_^;)
1月5日~31日に使える1割引券を貰ったけど、元日からのセールで目ぼしいのは無くなりそう(@_@;)

池田亀鑑『平安朝の生活と文学』(角川文庫,1964)
石坂洋次郎『あいつと私』(新潮文庫,1967)
アポリネール(鈴木豊訳)『異端教祖株式会社』(講談社文庫,1974)
森本元子(全訳注)『十六夜日記・夜の鶴』(講談社学術文庫,1979)
紀田順一郎『にっぽん快人物烈伝』(旺文社文庫,1985)
荻昌弘『歴史はグルメ』(中公文庫,1986)
皆川博子『みだら英泉』(新潮文庫,1991)
西村公朝『仏像は語る』(新潮文庫,1996)

古本屋にも寄ると、『十六夜日記・夜の鶴』が400円で残りは全て100均の棚、2割引で計950円也(^^)
『平安朝の生活と文学』は子供の頃に家にあったはずなのに何故か無くなっちゃってさ、喩えるなら、
隠しといたはずのエロ本がいつのまにか消えちゃったみたい・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;男子校生あるあるか?
『あいつと私』は沢田重隆によるカヴァー画がなんか良かったから、ジャケ買いってヤツかしら^_^;
『異端教祖株式会社』は「ユーモアの世界」なるキャンペーン(?)の一冊らしく、アポリネールが
こんなの出してたんだぁ~!?とチト驚いて買ってしまった^_^; 『十六夜日記・夜の鶴』は阿仏尼に
よる和歌の入門書である「夜の鶴」が目当てで、前にブックオフで見かけたんだけど、いつのまにか
無くなってて、まるで隠しといたはずの・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;シツコイ! 『にっぽん快人物烈伝』は副題
なのかしら、表紙にだけ「近代人物エピソード史」とあるね^_^; 『歴史はグルメ』は話の種にと^_^;
『みだら英泉』は小説だけど渓斎英泉も春画もよく知らないから、勉強になるかなぁと思ってね^_^;
『仏像は語る』は元は芸新の連載で、いつかちゃんと読んでみようと思っていた本(^^) 以上かな^_^;

どんどん洋書を始めとする使わない専門書・学術書を棄てて書棚に空きスペースを作らないと(@_@;)
タグ:古典
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171228読んだ本&買った本

心配性だから、元日のセールまで売れ残ってるか確認しにブックオフへ行ってしまったよ(´・_・`)
この調子じゃ元日まで毎日通いそうとニヤニヤしてたら、無くなってたヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 先週金曜は
あった、てゆーか、GWから売れ残ってたのに(T_T) 「170505読んだ本&買った本」に「・・・
講談社学術文庫に新品みたいな『古本説話集』の上下巻があり、思わず手に取ってしまった^_^;
上巻が歌人に関する説話でメチャ読みたいし欲しいと思ったけど、仏教説話を収めた下巻は全く
興味がないのに、その巻末に索引と解説が(+_+) ともに860円の値が付いてる(*_*) でも、上巻の
目次と下巻巻末の索引をざっと見たら、小生の好きな新古今時代の歌人は出てないから、スルー
することにした^_^; 帰宅してアマゾンで値を調べたら、上巻なんか2000円代じゃん(゚ロ゚;)」とある
のがソレ(+_+) 全ては楽天初夢おみくじの「凶」の所為だ(ノ`m´)ノ ~┻━┻ (/o\) ミドリンヤメテー!!

【読んだ本】

杉本苑子『西国巡拝記』(中公文庫,1980)所蔵本

また杉本苑子かと呆れられても、文庫本だけで119冊所蔵し(同一作品でも他社から出てれば購入)、
未読なのは(被ってるのを除いても)本書も含めて39作品48冊ある^_^; 「はじめに」を読んだ(^^)
冒頭に「西国三十三ヵ所の巡拝記を書かないか、との話が持ち込まれたとき、正直、私は当惑した。
この種の仕事を支えきるだけの信仰心が、自分の中に欠除[ママ]しているのを知っていたからで
あった。」とある^_^; というのは、「霊場巡礼には、かならず利生記や奇蹟談がともなう。」が、
「私は『仏法に不思議なし』ということばが好きである。・・・迷妄から出発したふしぎばなし、
そういうものをまことしやかに信じる晦[くら]んだ心を、打破するのが仏法だと思っている。」
とあり、「ご利生ばなしに疑問を持ちながらも、だから私には、ご利生体験者の〝満足心〟までを
とやかく言う資格などない。どころか、どのような安心でも、ともあれ〝安心[あんじん]〟を
得ている人がうらやましいと思うことさえある。なんとか自分も、信仰というものを持ちたいとも
望んでいる。ただ、現在の段階で、それができないだけの話なのである。」と(^^) 超端折ったし、
はっきり言って上手い要約ではないのだが、こんなところが杉本苑子の本書のスタンスかしら(^^)
「私の『西国三十三ヵ所巡拝記』は、根底に信心がないのだから、あるときはお寺さまを疎外して、
周辺の史蹟に興味を持ってしまうかもしれないし、あるときは風光に気をとられて、巡拝記よりは
紀行文に近くなってしまうかもしれない。」由(^_^;) 今まで読んできた今昔物語などの説話を素材
とした杉本苑子の短篇集も、原典の怪奇話をストーリーテラーらしく巧く物語に活かしてはいても、
それらを信じているという感じがあまりしなかった所以も、この辺にあるのかな(@_@) 実証史学の
洗礼を受けた歴史小説家だから、当たり前のことかもね^_^; スタンスは同じなので読んでみる(^^)

【買った本】

和歌森太郎考証・解説&宮坂栄一作画『学習漫画日本の歴史⑭ 文明開化の波』(集英社,1968→2版1975)

先週200円で出てたのを見付けたけど、今週は別の店舗に超美品が出ていて、しかも108円だった(^^)

書き損じ年賀状は5円で同じのに(゚o゚;) 今日迄ゆえ図書館へ行くもH30年版は未発売未収蔵で無駄足(+_+)
タグ:宗教 紀行
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171227読んだ本

〈4時24分から3連発のエリアメール誤配信に起こされ、楽天初夢おみくじで「あなたは凶です」に初笑い
・・・のわけねーだろ(-"-)〉と今年の元日に記してた(T_T) この「あなたは凶です」はモチ実話(-"-)
ネット上の不評に気付いたのか途中で変更してたけど、既に引いちゃった人へのケアがねーぞ(ノ`m´)ノ
んなわけで、一年を振り返ってみると今年のけちの付き始めは川崎市役所と楽天にありそうだ(´・_・`)

【読んだ本】

久保田淳(校注)『新潮日本古典集成 新古今和歌集』上巻(新潮社,1979)所蔵本

このブログでも、新古今和歌集の各注釈書を引いて、その入集歌について何度か論じたりもしたけど、
本書巻末の「解説」にある「われわれはしばしば好きな歌人の特定の秀歌を[古典歌集から]選んで
読みがちである。けれども、少なくとも『新古今集』の場合は、それではその一首の持つ美的内容を
了解するにとどまって、この集全体の持つ調和的な美の世界に参加することはついに不可能であろう。
『新古今集』は、巻を追ってその全体を味わうことを読者に要請する歌集である。」という件を読むと
今まで間違った読み方をしてたことになるじゃん((;゚Д゚)ヒィィィィ! なーんて、知ってたけどさ(^_^;)
この新古今集の「調和的な美の世界」は「・・・時間の軸に沿って連鎖されていく配列の妙味・・・」
から生ずるもので、「・・・駄作も凡作をも含めて、集合体としてのこの詞華集は、日本語による
詩的表現の到達点を示しているのである。」と(^^) 勅撰和歌集の規範となった古今集と同様に作品の
配列は春歌上、春歌下、夏歌、秋歌上、秋歌下、冬歌と先ず四季の歌が並び、それぞれの季節もまた、
時間の流れ=自然の推移に従って各歌が意味をもって配列されているわけ(^^) 例えば、百目鬼恭三郎
『新古今和歌集一夕話』(新潮社,1982)は、〈『新古今集』のこの巻[巻第三 夏歌]では、西行の
「よられつる野もせの草のかげろひて涼しく曇る夕立の空」(炎暑によじれて野も狭しと茂っている
夏草もかげって急に涼しくなってきた。空が曇って夕立がやって来るのだな)からはじまって、[藤原]
清輔のこの歌、藤原公経の・・・、源俊頼の・・・、源頼政の・・・という夕立の歌を五首ならべて、
次の式子内親王の・・・で、夕立のあとのひぐらしの声を聞かせてから蝉の歌に入ってゆく、という
なかなか心にくい構成をとっていることに留意されたい。〉と指摘(^^) 新古今集の恋歌ではなく冬歌
に入る藤原有家の歌を恋の歌と講釈する「代々木ゼミナール 古文講師」のバカさを再三にわたって
徹底批判してきたことの正当性も少しは御理解頂けたかしら(^^) 新古今集は言わばフルコースなのに
前菜を食べただけで批評する人がネット上に結構いるけど可哀相(´・_・`) さて、新古今集の巻頭歌は
立春の歌(^^) 良い年になれば、と年明けから新古今集を最初から通読するつもり(^^) この一年間で、
我が蔵書には、石田吉貞『新古今和歌集全註解』(有精堂出版,1960)だけでなく、窪田空穂『完本
新古今和歌集評釈』(東京堂出版,1964-65)全3巻、久保田淳(校注)『新潮日本古典集成 新古今
和歌集』(新潮社,1979)上・下、田中裕&赤瀬信吾(校注)『新 日本古典文学大系11 新古今和歌集』
(岩波書店,1992)、峯村文人(校注・訳)『新編 日本古典文学全集 43 新古今和歌集』(小学館,
1995)、久保田淳(訳注)『新古今和歌集』(角川ソフィア文庫,2007)上・下、久保田淳『新古今
和歌集全注釈』全6巻(角川学芸出版,2011-12)という超強力ラインナップが完成(^^)v そのお蔭で
超金欠になったけど(T_T) とりあえず、読み応えのある窪田の注釈書を基本書にして読み比べていく
予定(^^) とはいっても、新古今集の歌のことを毎日ブログに書いてくわけではありませんから(^_^;)

68:116770 対 500:46351→550:59580→600:76951→650:101615_φ( ̄^ ̄ )メモメモ
タグ:古典 和歌
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171226読んだ本

楽天を開くとドカーンと総保有ポイント増えてて喜んだらガクーンと獲得予定ポイント減ってた(゚o゚;)
楽天からサンタさんが来てポイント貰えたのかとヌカ喜びだよ^_^; 来年のカレンダー(鉄道会社の)、
筒状に丸まってたのをビニールから出して、広げて伸ばしておいたから、元日から使えそうだな(^_^;)
依然2017年の読書を締め括るのに相応しい本が選べぬ(+_+) とりあえず読みかけの本を読了せにゃ(..)
大晦日の寝床で読む漫画は、去年は御厨さと美の諸作品だったけど、今年は今のとこ、やまむらはじめ
『神様ドォルズ』(小学館サンデーGXコミックス,2007-13)全12巻の再読にしようかと考えてる(^^)

【読んだ本】

杉本苑子『続々今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1980)所蔵本

昨日の記事に記事数日分相当のコメントをしたから更新休もうかと思ったわ^_^; フツーに考えてnice!
よりコメントする方が勇気が要ると思うのだが、ランキング的にはnice!の数と違ってコメントの数は
考慮されないみたいね(@_@) 初コメントだから削除されちゃうかも!?とドキドキしながらしてるけど、
コメント無視されることには慣れた^_^; 削除されたり、質問したのに無視されたりは再訪しない(..)
「小百合の床」を読んだよ(^^) 秦犬麻呂は徭役で都へ連れてこられ働かされているが、あと二か月も
辛抱すれば国に帰れるので、国に居る阿也児と夫婦になることを夢見てたところ、犬麻呂に目をかけて
くれる直属の上司である丈部路忌寸石勝が、ある時、人けのないところに、犬麻呂を呼び出して・・・
まぁ読ませますね(^_^;) 続いて「空を飛ぶ首」も読んだよ(^^) みすぼらしい破れ寺の五行庵を預かる
唯念は実は老寺僕・三津麻呂の息子なのだが、そのことを唯念は知らない(@_@) 大領の屋敷の次男坊で
暴れ者の次郎丸が五行庵にやって来て、唯念と密談を行なった・・・この話、メチャ大好きだわ(^_^;)
首が飛び回って再び胴体に附着しようとするのを妨げちゃうシーンとか最高だし、結末も好いね(^^)
最後の一篇「花かげの井戸」も読んじゃった(^^) 左衛門尉橘則光の妻は美人じゃないけど、「・・・
朗らかな、邪気や腹ぐろさの少しもない女ではあった。あけっぴろげで、夫にも奉公人にもずばずば、
やり込めるような口をきくかわりに、あと腐れを残さない。頭も切れる。たて板に水の流暢さで白氏
文集ぐらい端から暗誦してみせる。/ただし、困るのは、教養がややもすると、鼻の先にぶらさがる
ことだ。」^_^; この短篇(歴史小説?)も面白かったから好きなんだけど、途中から登場する侍夫婦
は誰か実在のモデルがいるのか気になるね(..) 本書も読了だが、「続」が一番面白かったかなぁ^_^;

やっと読み終ったのに明日からまた杉本苑子だったりなんかして^_^;ヾ(-_-;)おいおい、笑えねーよ!
タグ:小説 歴史
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171225読んだ本&買った本

夜明けとともに目覚めてたのに最近遅くなり寝坊したかと反省してたが、お日様も寝坊してるよね^_^;
今年も有信堂高文社から「有信堂出版目録」が届いたm(__)m 同社の『社会教育入門』(大串隆吉)を
読んだ時に挟まれてたハガキに感想(どうせ誤りか誤植を指摘したんだろうけど)を送って以来、毎年
送られてくる(^^) 各出版社はネット時代でHPを充実させてるが、こーゆー紙媒体の出版目録を今も
出しているのかしら(@_@) 学生時代は大学生協の〈御自由にお持ち下さい〉の机に積まれた出版目録
の類いは必ず貰ってたし、一般の書店でも各社の文庫目録は無料で貰えたけど、最近は見ないよね(..)
小生が新品の文庫本を買わなくなったのは、文庫目録が手に入らなくなったことも関係がありそう(..)
それよりブックオフの元日の2割引セール、開店時間が判らなくて予定が立てられないぞ(ノ ̄皿 ̄)ノ

【買った本&読んだ本】

宮城谷昌光『随想 春夏秋冬』(新潮文庫,2017)

新品をポイント117円分利用で347円(+_+) 一昨日に愚痴ったのは本書(..) 新聞広告を見てケータイに
撮って、書店で現物を確認するも、その場で画像削除した程度のコンテンツ(+_+) 宮城谷昌光の中国物
の愛読者で、数え忘れあるかもしらんが文庫本で81冊所蔵してるし、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)の
宮城谷昌光スレは毎日ロムってる^_^; それでも、本書は108円の古本で買えばいいか、という感じ^_^;
28日に失効するのが11ポイントあったのを小市民ゆえ勿体無いと思って、つい注文しちゃった次第(..)
でも、この11ポイントは、誰でも当たるくじで毎日1ポイントずつ当たったものにすぎず、大後悔(+_+)

杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(十)』(講談社学術文庫,1988)

447円「良い」をギフト券使って346円(^^) 前に杉本苑子『平家物語を歩く』(講談社文庫,1985)を
読んだ際に「平家物語に関心ないし、平家物語を通読する気は無いもん( ̄^ ̄)」と書いたのに、全巻
揃えちゃった^_^; ただ、「昨日の肥後守貞能に続いて、本章で詳論されていた小松三位維盛(重盛の
嫡男)に対して、メチャ興味を覚えたから、平家物語を読んでみようという気になりつつある(^。^;)」
と続けていたし、再三にわたって平家物語に出てくる和歌についても書いてきたからね(^_^;) さて、
本書本巻の「維盛入水」の章を軽~く読んでたら、「すゑの露もとのしづくのためしあれば、たとひ
遅速の不同はありとも、おくれ先だつ御別、遂になくてしもや候べき。」という一文があり、「すゑ
の露もとのしづくのためし」の〈語釈〉に、〈『新古今集』『和漢朗詠集』などにみえる僧正遍昭の
「末の露もとの雫や世の中の後れ先だつためしなるらん」による、人の命の無常のたとえ。〉とある
点に、当然のことながら、目が留まった(^_^;) この歌は超有名で、枕元の久保田淳(訳注)『新古今
和歌集』(角川ソフィア文庫,2007)上巻の当該歌(哀傷歌の巻頭歌で歌番号757)にも付箋が貼って
ある(^^) ちなみに、同書の現代語訳は「葉末に宿る露や根元にしたたり落ちる雫は、この世の中では
遅い速いの違いはあっても、すべてのものがいつかは滅びてゆくということの実例であろうか。」と
してるように、平家物語にぴったしの歌意(^^) 同書の当該歌の注解には更に「京極中納言相語に藤原
定家の言として、新古今集撰進の際、撰者の定家や藤原有家らが、この歌は当然古今集に入集している
と思っていたがそうでないことを知って不思議がったという話を伝える。」云々とあって面白いね(^^)
現に樋口芳麻呂(校注)『王朝秀歌選』(岩波文庫,1983)を見ても、藤原公任撰の「前十五番歌合」
や「三十六人撰」、藤原俊成撰の「俊成三十六人歌合」、後鳥羽院撰の「時代不同歌合」に入ってるし、
樋口芳麻呂&後藤重郎(校注)『定家八代抄 続王朝秀歌選』(岩波文庫,1996)上巻にも入ってる(^^)
なのに、百人一首に入ってる僧正遍昭のは別の歌なんだから、コレ一つとっても、百人一首を秀歌選中
の秀歌選と捉えるのは無知か買い被りと分かるじゃん^_^; それはさておき、やはり平家物語は和歌を
ぬきにして語ることは出来ないんじゃないかと改めて思ったわけ(^^) 某ブログは色々参考になるので
更新の度に興味深く拝読させて頂いてたけど、ある古典作品に関し、和歌が出てきたら読み飛ばすこと
をお勧めする云々とあったのにびっくり呆れて訪問も止めた(..) でも、ランキング上位だからね(゚ロ゚;)

ワンモア様「1/144ヒコーキ工房」の「不満の思いは自分の能力や器の限界を教えてくれている」は箴言!
タグ:古典 和歌
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171224読んだ本

ダージリン(仮名)「お姉様、就職したんですって?」、西住みほ(仮名)「うん、信用金庫にね」、
カチューシャ(仮名)「信用金庫って、危なくね?」という3人の女子高生による他愛もない会話が
数日後には豊川信用金庫で取り付け騒ぎを惹き起したという自己成就予言の話をしたばかりなのに、
センニン様とその読者の皆様、ごめんなさいm(__)m 悪いのは年賀状と郵政民営化だヾ(`◇´)ノ彡☆
サンタさんが我が家を訪れて年賀状を代筆してくれたという心温まる結末にならんかのぉ(-ω-、)

【読んだ本】

杉本苑子『続々今昔物語ふぁんたじあ』(講談社文庫,1980)所蔵本

「万志良」を読んだ(^^) 典型的な小役人根性の持ち主の上司が、昼過ぎに退庁していいからたまには
妻子に美味いものでも食わせてやれ、と何故か言うので、その言葉に甘えて、出雲豊麻呂は西の市で
肉を買ってると、弥勒寺の塔で何やら騒動が起きていた(@_@) 塔の九輪や水煙が青銅製ではなく革で
造ったまがい物らしいと評判が立ち、寺側と鋳金工の争いとなっていたところ、何しろ九層の塔の上
なので、どんなに高い所でもするすると登ってしまうことから万志良(ましら)と名付けられた奴
を東大寺から寺側は借りてきたのだ(@_@;) 万志良は次々と登っていくが、その頃、豊麻呂の家には
東大寺の使僧が来ていて、妻子の身柄を寺へ移して婢とする、と告げていた・・・この結末は・・・
越後屋ぁ~お主も心底ワルよのぉ~(* ̄∀ ̄)ノ いえいえ、杉本苑子様には、かないませぬぅ(^。^;)

一試合完全燃焼!アストロガッツで予備を残して投函(^^)v アストロ超人と呼んでくれ( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚
タグ:小説 歴史
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171223読んだ本&買った本

100万アクセス突破!と喜んでいる記事を時に見かけるが、10万アクセスで喜ぶのは小市民かしら(..)
正確には喜んでるのではなく、驚いてるんだけど(@_@) 来る日も来る日も、杉本苑子の小説ばかりの
ニッチ&マイナー読書ブログだからね(@_@;) 「けふもすぎもと あすもすぎもと」からの脱却はいつ
のことやら(´・_・`) ラッキーくじ等で得られる数ポイントにすら大喜びしているから、小市民なのは
間違いない^_^; 僅かなポイントの期限が迫り、買う必要ない本を一昨日注文してしまい自己嫌悪(+_+)
「読者になる(RSSに登録)」は、更新の通知が遅いけどさ、通知が何日もかかることあるじゃん(-"-)

【買った本&読んだ本】

中野京子『名画で読み解く イギリス王家 12の物語』
星野之宣『レインマン 06』(小学館ビッグコミックススペシャル,2017)

中野京子のは「名画」を味わえ、歴史の勉強になる(^^) ただ、両分野の専門家(美術史家&歴史家)
ではない点がネックで、現に美術史家が書かれたものに照らし合わせると変な記述もあるからね^_^;
君塚直隆『肖像画で読み解くイギリス王室の物語』(光文社新書,2010)のことは、「あとがき」でも
言及されてないし、「主要参考文献(日本語のみ)」にも挙げられてないだけでなく、カヴァー袖の
「光文社新書・既刊より」にも無い(゚ロ゚;)エェッ!? カヴァーが黒っぽくなったけど、腹も黒いのか(..)
齊藤貴子『肖像画で読み解くイギリス史』(PHP新書,2014)が挙げられていない点は順当かな^_^;
今回のセールはポイント倍率が低いからスルーする予定が、星野のが10月末に出てたの見落としてて、
合わせて買うことにした次第(+_+) ともに新品で、ポイント1210円分を投入して、1348円で購入(..)

杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(七)』(講談社学術文庫,1985)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(八)』(講談社学術文庫,1987)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(九)』(講談社学術文庫,1988)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(十一)』(講談社学術文庫,1988)
杉本圭三郎(全訳注)『平家物語(十二)』(講談社学術文庫,1991)

今回のセール期間中に、どかっと一気に持ってない巻が出品されたもんだから、買わざるを得ん^_^;
全て「良い」で、七巻が366円、他279円で、クーポンで70円引きの1412円(+_+) 某ポイントサイトを
経由して注文しようとしたが、エラー表示になるので、キャッシュを削除して、経由せずに注文する
というゴタゴタがあり、ポイント利用を失念し、高くつく(+_+) 数冊、しかも一部の章を読み比べた
だけだけど、平家物語の注釈書は本書が〈語釈〉も〈解説〉も一番充実している(^^) ただ、古いから
最新の研究成果に照らせば、おかしな点もあるだろうし、また明らかに間違ってる記述が実際あって、
杉本圭三郎より平家物語の作者の方が千載和歌集を読み込んでいることも判明してるからね(@_@;)
読みたかった第七巻の「経正都落」の章を軽く読んだ(^^) 〈解説〉に「[千載集の撰者・藤原]俊成
と[平]忠度の別れに際しての心の交流と同様、ここにも仁和寺の御室、守覚法親王と[平]経正の、
万感胸に迫る哀切の別離が語られている。」とあるよ(;_;) また〈平家の滅亡は、ただ「おごれる人」
「たけき者」の滅びであっただけではない。[平忠度のように]和歌に、[平経正のように]琵琶に、
風雅の情趣をふかく体得した教養ある人々もまきこんでの滅びであった。〉とあるのに、国語(古典)
の教科書とかでは平家物語の冒頭部分ばかりが取り上げられているから、「おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。たけき者も遂にはほろびぬ、偏に風の前の塵に同じ。」というイメージだけ
が強くなり、平家物語の全体像の理解を妨げてしまっていると思うのだが、如何なものだろうか(..)

下準備は済んだし年賀状に宛名と自分の住所と一言を一枚一枚書くという刑務作業に従事せねば(+_+)
タグ:古典
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171222読んだ本&買った本

ユニクロで先日購入のダウンジャケットで街歩いててフト顔を上げたら目の前に同じの着てる人(゚ロ゚;)
周囲の人にお笑いネタを提供するのも癪なので走って離れた(+_+) 街外れの郵便局へ行き、年始の文、
干支の犬の2つのスタンプをチョイスして独りせっせと無地の年賀状に捺してきた(´・_・`) プリンタが
壊れてて青しか印字されないし(今年プリンタ貰ったけど、書斎が片付かないので箱に入ったまま)、
年賀状なんかのために面白い文章とか考えるのは勿体無いから、近年このパターンで済ませてる(..)
ブックオフ年明けセールに備えて値段メモってたら、ずっと血眼になって探してネットに出るや否や
速攻で購入した文春文庫『ゴールド・コースト』上下巻が、各360円、しかも美品で出てるじゃん(T_T)

【買った本&読んだ本】

村松剛『死の日本文學史』(中公文庫,1994)

村松剛のことは前に書いた(^^) 本書のことも知ってたが、特に興味があるテーマではないのでスルー
してたけど、手に取って目次を見たら、「夢のうき橋」という章が目に入った(゚o゚;) 目次には、更に
細目次のようなものがあって、同章には「藤原俊成女―後拾遺の時代―千載集と夢の自立性―俊成女と
中世のかげ」とあるから、絶対買うわな(^_^;) 年明けセールに備えてメモっておこうと値段を見たら、
260円∑( ̄ロ ̄|||)なんですと!? 新品のような美品で、571頁もある分厚いのがだよ((;゚Д゚)ヒィィィ!
値を付け間違えてるよ、と傍に居た店員に知らせることもなく、速攻でレジに走ったよ(^_^;) 帰り道、
歩きながら同章をざっと読んじゃった^_^; 流石、村松剛だけあって、興味深い叙述が多いんだけどさ、
例えば、勅撰和歌集について、

  後拾遺以前の後撰、拾遺は、文字とおり『古今和歌集』の落穂拾いの感が深い。
  ・・・その後拾遺まで、古今集から辿って來てまず感じるのは、簡単にいえば「しかし」という
  理念の出現だろう。

    うきままに厭ひし身こそ惜しまるれ/あれば見ける秋の夜の月(藤原隆成)

    [つらいという思いにまかせて、(生きていることを)厭うたわが身ではあったが、
     今はそのわが身こそいとおしく思われてくることよ。生きておればこそ(この
     美しい)秋の夜の月を見たのだったよ。]

    しらつゆもゆめもこの世もまぼろしも/たとへていはばひさしかりけり(和泉式部)

    [(はかないもののたとえの)白露も夢もこの世も幻も、恋のはかなさになぞらえて
     いうと、これらだって久しいものですよ。]
    
    あふことのたゞひたぶるの夢ならば/おなじまくらに又もねなまし(權僧正靜圓)

    [こののち逢うことが、ただもういっこうに夢であるならば、契った夜と同じ枕に
     ふたたび寝たものだろうかなあ。]

  斜線の部分に「しかし」の文字を補えば、論理は貫徹する。人生は夢幻というが、「しかし」
  生きているからこそ「秋の夜の月」を眺められるのであり、まぼろしといっても「しかし」
  要するに「ひさし」きものである。逢瀬が夢であっても「しかし」同じ枕にもう一度夢をくり
  かえしたい。人生無常を前提としたこういう逆説の論理は、古今集の時代にはなかった。

といった感じで、興味深い(^^) なお、上記引用の各歌の歌意は藤本一恵(全訳注)『後拾遺和歌集』
(講談社学術文庫,1983)の二巻と三巻から[ ]内に補い、また「僧」という字は原文は正漢字(^^)

29日は一割引ではなく一割引券らしいから、年明けの2割引まで待つべきか真剣に悩む(..)
タグ:評論 和歌
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