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180331読んだ本&買った本

桜の樹があるお宅は、道路とかに散っちゃった花弁を片付けるのが大変だよね(@_@;) 何十年も前に
桜の樹を伐っちゃった拙宅は、その点では気楽なんだけど、やはり一抹の寂しさがあるよね(-ω-、)
アマゾンで書籍のカスタマーレビュー見てるとさ、「状態は新品同様で大変キレイでした」「すぐに
届いて大変助かりました」などなど、マーケットプレイスの「出品者を評価する」に投稿すべき内容を
「商品レビュー」に間違えて書き込んでる人がいるけど、アマゾンが削除してあげればいいのに(^_^;)

【買った本&読んだ本】

竹鼻績(全訳注)『今鏡(上)』(講談社学術文庫,1984)
竹鼻績(全訳注)『今鏡(中)』(講談社学術文庫,1984)
竹鼻績(全訳注)『今鏡(下)』(講談社学術文庫,1984)

借りて読んでたら欲しくなったの(〃'∇'〃)テヘペロ 図書館のは割れてて、いずれ落丁し(廃棄され)
そうだったし(..) ただ、アマゾンでは高値が付けられ、「良い」の3冊は計10451円((;゚Д゚)ヒィィィィ!
すると、廉価で3冊セット出品されてるの発見 ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ 2人入札中も終了1分前
に参戦p(・ω・*q) でもさ、世の中そんな甘いもんじゃないよね(´・_・`) そだねー(-ω-、) 応札され
終了時間延長を繰り返して1時間近く粘られ、寝不足になるわ、雀の涙ほどのポイントまで投入しても
送料を含めて8978円にヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ 今月は高~い本を買いまくってるからマジで痛いよ(ノ_-;)ハア…
でも、届いたのは「非常に良い」でもおかしくない状態だったよ ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oランラン♪

上巻の「まえがき」にも次のように記されてた今鏡の特色が買って読みたくなった理由なり(⌒~⌒)

    『今鏡』は、『大鏡』を受けて、万寿二年(一〇二五年)から嘉応二年(一一七〇年)
    までの歴史を記したものである。この時代は、摂関政治から院政へと移行し、相次ぐ
    動乱をへて武家政権の台頭した時代であるが、『今鏡』には、このような現実の政治的・
    社会的変動は詳しくは記されていない。王朝憧憬の尚古精神と芸能尊重の精神とによって、
    作者がもっぱら描いたのは、宮廷貴族社会の儀式典礼や詩歌管弦の宴遊や離宮・寺院の
    造営などであった。それは宮廷風俗史、貴族文化史とでもいうべきものであった。

坂本太郎『史書を読む』(中公文庫,1987→3版1992)でも紹介されてたし、しかも、同書によると、

    天皇や后妃たちについては、このようにおもしろい叙述をするが、政治史的事件には
    はなはだ冷淡である。この間に起こった保元の乱や平治の乱は、宮廷を震駭させ、
    歴史を動かした大事件であるにもかかわらず、その叙述は簡を極めている。

他方で、和歌や勅撰集等の逸話とかも載ってるから、読むの愉しみだね( ̄∇ ̄)ニヤッ そだねー(⌒~⌒)
〈予想と違って保元・平治の乱のことが詳しく書かれてなく、自分の苦手な儀式や和歌の話も多かった〉
などとして低~い評価を点ける豚に真珠レビュアーが本書に対しても現われるだろうね( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

関係ないけど、朝日新聞be土曜版の「呉座勇一の交流の歴史学 ブックガイド編」が「勝俣鎮夫」で、

    私ごときが言うのも口はばったいが、日本中世史研究における社会史ブームに、
    網野善彦・石井進・笠松宏至・勝俣鎮夫の4氏が果たした役割は非常に大きい。
    /この4氏は年も近く、みな佐藤進一門下なので、1970年代には冗談めかして
    「四人組」と呼ぶ向きもあったという。

笑う以前に、喩えが古すぎて、この「冗談」を理解できる人が最早いないんじゃないかしらね(-ω-、)
〈中国の文化大革命における江青、王洪文、張春橋、姚文元の「四人組」になぞらえて〉という説明的
文言を挿入すべきだろ(´・_・`) でも、当時、文革を礼賛してた朝日新聞の検閲で削・・ヘ(__ヘ)☆\(^^;

疲れ取れず朝からグッタリちゃんで予定してた最優先用事が片付かず(+_+) でも、オリの勝ち\(^o^)/
タグ:歴史
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180330読んだ本

昨夜メチャ強風で朝ベランダには桜の花弁が敷き詰められてた( ̄◇ ̄;) もう散っちゃったね(-ω-、)
図書館で借りた本がチョー欲しくなっちゃってさ、ネットで相場を調べたらメチャ高値ヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
ところが、破格の安値で出品されているのを発見∑( ̄ロ ̄|||)なんですと!? でも、競り合ってたら、
メチャ高値になっちゃったよ(´;ω;`)ウッ… カード引き落とし、再来月分にならないかな(ノ_-;)ハア…

【読んだ本】

後藤重郎(校注)『新潮日本古典集成〈新装版〉 山家集』(新潮社,2015)所蔵本

これ以上、桜が散っちゃわないよう、西行の歌(歌番号106)を(頭注にある訳も)引くよん(⌒~⌒)

    勅とかや 下す帝の いませかし さらばおそれて 花や散らぬと

     桜の花に対して散ってはならぬと勅を下される帝がおいでになってほしい。
     そうしたら桜も勅に背くことをおそれて散らないかと思われるから。   

頭注には「白河院が仏事の折雨の降ったのを罪し、雨を器に入れ獄に下された故事(『古事談』)を
踏まえて詠じた歌。」と解説されてたよ∑( ̄ロ ̄|||)なんと!? 白河院はトンデモ専制君主(^_^;)

小町谷照彦(校注)『新日本古典文学大系7 拾遺和歌集』(岩波書店,1990)所蔵本

「綸言汗の如し」である天皇の勅を撤回させた歌(歌番号531)を詞書&左注も含め引くよ(⌒~⌒)

      内より人の家に侍ける紅梅を掘らせ給けるに、鶯の巣くひて侍ければ、
      家主の女まづかく奏せさせ侍ける

    勅なれば いともかしこし 鶯の 宿はと問はば いかゞ答へむ

       かく奏せさせければ、掘らずなりにけり

以下は順に詞書、歌、左注のそれぞれの訳を脚注から引くよ~んv( ̄∇ ̄)

        宮中からある人の家にあった紅梅を掘り取って献上させようとしたところ、
        鶯が巣を作っていたので、家の女主人がまずこのように奏上させた歌。

      勅命だから、この紅梅を献上することを断るのは、まったく畏れ多いことだが、
      もし鶯がやって来て、いったい私の宿はどこに行ってしまったのだろうか、
      と問うたならば、どのように答えようか。

         この歌を献上したら、移し植えることが沙汰やみになった。

「鶯宿梅」の故事で好きな話だぉ(〃'∇'〃) なお、拾遺集の作者名が紀貫之女でないことも特記(´・_・`)
               
吉田秋生『BANANA FISH』⑥(小学館別コミフラワーコミックス,1988)所蔵本
吉田秋生『BANANA FISH』⑦(小学館別コミフラワーコミックス,1989)所蔵本

お蔭で寝不足(+_+) 障害で朝8時前からソネブロ閲覧すら出来なくなり夕方やっと閲覧のみ可能に(´・_・`)
タグ:和歌
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180329読んだ本

So-netブログ巡回 de お花見大作戦!ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪を日夜展開中のみどりんだけど、
たまにはリアルな桜でも見ようかと町内を歩いてみたら、既に桜が散り始めていたよヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
長年にわたり定期購読してた業界誌の継続申込も忘れて期限が過ぎてたし、色々と出遅れ感(-ω-、)
無い知恵を絞りに絞って産み出した〆の一文を昨夜の記事に書き忘れてしまったことに今日気付いて、
慌てて「追記」した(ノ_-;)ハア… 用意してた最高級のデザートを出し忘れたような不覚(´;ω;`)ウッ…

【読んだ本】

吉田秋生『ラヴァーズ・キス』ⅠⅡ(小学館別コミフラワーコミックス,1995-96)所蔵本

吉田秋生が表紙カヴァーイラストを描いた小林信彦『小説世界のロビンソン』(新潮文庫,1992)に、

    「文學界」(一九八七年六月号)にのった「川べりの道」という短篇は、
    吉田秋生の「河よりも長くゆるやかに」に似過ぎているとして、一部で
    話題になった。最初に指摘したのは、たしか山田詠美で、少女まんが誌に
    作品を発表していた山田詠美からみれば、〈小学館漫画賞受賞作〉「河よりも
    長くゆるやかに」(二巻で、まだ終っていない)を知らない人が存在するほうが
    オドロキだっただろう。/数人の指摘をみた上で、両者を読みくらべてみたが、
    ・・・/とまれ、はっきりと、まんがの影響下で書かれた〈純文学〉は
    「川べりの道」が初めてであろう。これは記憶にあたいする。

小学館漫画賞は、そんな有名かしら(´・_・`) 例えば、去年の受賞作を知ってる人いるのかしら(@_@)
とまれ、文學界新人賞受賞作「川べりの道」を収録した『帰れぬ人びと』(芥川賞候補作)その他の
鷺沢萠の単行本は購入して読んでたけど、全てブックオフに売っ払い、今は文庫本で8冊所蔵(´・_・`)
吉田秋生『河よりも長くゆるやかに』①②(小学館PFビッグコミックス,1984-85)も持ってるけど、
吉田の作品の方が優れているという印象(^_^;) ネット検索してたら、根拠は示されてなかったけど、
鷺沢のパクリについて吉田は別に怒ってなくて、本書に登場する少年に「鷺沢」という名前を付けた
云々と書かれているのを見付け、未読だった本書を読むことに(^_^;) 「藤井朋章」と「緒方篤志」
という『海街diary』でもお馴染みの人物が登場してる(^_^;) つまり、作品の舞台は鎌倉なのさ(^_^;)

吉田秋生『BANANA FISH』④⑤(小学館別コミフラワーコミックス,1987)所蔵本

やっとアッシュ・リンクスの顔が洗練されてきたわ(^_^;) シン・スウ・リンも登場したよ(〃'∇'〃)

夜明けが早くなるにつれ、目が覚めるのも早くなってしまい、寝不足に(+_+)
タグ:漫画 評論
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180328読んだ本

庭の至る所で咲いてる可愛いハナニラさん、植えたわけではなく自然に生えてきたらしいよ(〃'∇'〃)

【読んだ本】

井上宗雄『平安後期歌人伝の研究 増補版』(笠間書院,1988)所蔵本

さて、高名な歴史家たちがロングセラーの歴史書において犯していた間違いを指摘してきたわけだが、

    ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-22
    ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-26

ともに重箱の隅を楊枝でほじくったもので、ケアレスミスに過ぎないかも(^_^;) ただ、そんな愚かな
記述が長年に亘って(指摘する者がいなかったのか)放置されてきた点は驚きだけどさヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ

しかし、気になるのは、ともに和歌に関連した記述の誤りだということだ(@_@;) 歴史学が伝統的に
政治史を偏重してきたことは、よく知られてるけど、残念ながら、現在でも歴史研究者の意識の底流に
潜んでいて、土田直鎮『日本の歴史5 王朝の貴族』(中公文庫,2004改版)巻末の倉本一宏「解説」に、

    『王朝の貴族』刊行後四〇年の平安時代史研究を概観するというのが、
    この「解説」の役目である。・・・この「解説」では、紙幅の関係上、
    政治史関係を中心に述べることをお許しいただきたい。

とあることからも、歴史家の政治史偏重姿勢は観取されよう(-ω-、) 拙ブログが指摘した上記ミスも、
個々の歴史家の不勉強に帰責するのではなく、政治史偏重の結果として和歌のような文化史を無意識に
軽視する歴史学という学問のあり方から生じた構造的ミスと捉えるのは大袈裟かしら(〃'∇'〃)テヘペロ

政治史偏重パラダイムの歴史家が描く歴史上の人物は、単なる政治的人間に描かれがちだよね(-ω-、)

先日来、取り上げている藤原顕季を、竹内理三『日本の歴史 6 武士の登場』(中公文庫,1973)巻末の
「索引」で引くと、同書の中で登場するのは2ヶ所みたいだね(´・_・`)

    院政時代には、この乳母関係を通じて、乳母の夫・兄弟・父子などが、
    いわゆる院の近臣となって専横な振舞いをすることが多かった。院の近臣のはしり
    といわれる六条修理大夫顕季の母は、白河上皇の乳母大舎人頭藤原親国の女親子
    [ちかこ]である。顕季の父は無位無官の師隆であったが、無官であるため
    祖父の隆経に養われた。その隆経も正四位下美濃守で終わっている中の下といった
    貴族である。だが母が白河上皇の乳母であったことから、顕季は讃岐守・丹波守・
    尾張守・伊予守・播磨守・美作守などの受領を歴任し、正二位大宰大弐となり、
    さらに白河上皇の生母皇后茂子[もし]の兄閑院実季の養子となった。家格をあげる
    ためである。その長子長実は権中納言、長実の女が鳥羽天皇のお気に入りの皇后
    美福門院得子[とくし]である。長実の弟家保、その子家成も鳥羽上皇の近臣
    となって権勢をふるって人々をおそれさせた。/顕季は和歌もたくみで一家をなし、
    次子顕輔・孫清輔が歌の道を継承し、六条家と称して院政期の歌壇に重きをなした。
    源俊頼が白河法皇の院宣を奉じて『金葉和歌集』を撰進したとき、顕季の歌を巻頭に
    おいたのも、顕季の威をはばかってのことといわれている。

最後の一文がナンセンスであることは既に示したところだが、もう一ヵ所も次の通り(´・_・`)

    かれ[=新羅三郎義光]には、白河院政となってから院の近臣として
    権勢をふるった六条顕季と東国の荘をめぐって所領争いをした話が
    伝わっている。・・・[以下、今昔物語に載る有名な話なので略]

以上、藤原顕季は「専横な振舞いをすることが多かった」、「権勢をふるった」院の近臣のイメージ
しか読者の頭には残らないだろうし、歌道の六条家の祖としての側面は「和歌もたくみで一家をなし」
と説明しつつも、その印象に影を差し打ち消してしまうような愚論を紹介する徹底さである(-ω-、)  

ところが、本書を読むと、藤原顕季は単なる政治的人間には収まらない人物だったようだ( ̄ロ ̄|||)

先ず、次の記述が目に留まったよ( ̄◇ ̄;)

    ――顕季自身播磨守重任も、従三位・正三位の昇階も「造営賞」であったが、
    勿論富力による造営で、なお一例を挙げると、嘉保二年四月廿日祭りに当って
    顕季は院の豪勢な桟敷を僅か三日で造り出した(中右記)、というように、
    経済力がある上に、建築土木方面の力量も勝れていたらしい。そういった
    例は多いので省くが、単なる乳母子による成上りでなく、能力も高い人物で
    あったようだ。

竹内理三の上記記述だと、顕季は「単なる乳母子による成上り」にしか読めないけどね(⌒~⌒)ニンマリ

    最後に一言すると、顕季は和歌ばかりでなく、競馬について助友の説を受けて
    顕輔・経家に伝え、包丁も子孫に伝え(吉部秘訓抄三)、鞠にも一家言あった
    (第六章、頼輔参照)。顕季は一芸に秀でるという型ではなく、諸芸に興味を
    有して或る域にまで達し、随時子孫に伝える事に関心があったらしい。院政期は
    学芸全体にわたってそういう傾向が顕著だが、その先端をきっていた人であると
    いってよい。とりわけ個性豊かであるとか、何かの蘊奥を究めたとかいう人でなく、
    魅力に富む訳ではないが、当代の水準を抜群に超えた人ではあったろう。

んにゃ、竹内理三のを読んだ後には、これだけでも充分に「魅力に富む」人物だと思えるよね(^_^;)

午後に歩いて山を越え谷を越えて図書館&ブックオフ巡りをしてきて今見たら9.7kmだって(〃'∇'〃)

[追記180329]

九仭の功を一簣に虧くとは能く言ったもので、

    藤原顕季とは、Renaissance man(ルネサンス的教養人、万能型の教養人)であった(^^)

で〆るのを忘れていたよ(ノ_-;)ハア…
タグ:歴史 和歌
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180327読んだ本

楽天お買い物マラソンのスロットで車が何台も当たっちゃったから駐車場を探さなきゃ(´;ω;`)ウッ…
芸能人格付けチェックBASIC視ちゃったから「古代エジプト 3人の女王のミステリー」視られず(-ω-、)
「いい感じのブログ」でGoogle検索したら、このブログがヒットしたりしてv( ̄∇ ̄)ヾ(-_-;)オイオイ...

【読んだ本】

左近隆『そよかぜ若殿』(春陽文庫,1994)所蔵本

著者も作品も知らず、表紙カヴァーが堂昌一の装画ゆえジャケ買いしたにすぎないとはいえ、何とも
言えぬ読後感(´・_・`) 仕事にありつこうとした留吉が穴に落ちたシーンから始まる(@_@;) そこで
五十両もの成功報酬を提示される一方で脅された留吉は鶴嘴で穴を掘る作業に加わることに(@_@;)
お葉は姉の如く留吉を世話しているが、同じ長屋の隣に引っ越してきた若侍・巷いく太郎にホの字で、
その日の夜もいく太郎のところで話し込み、いく太郎を見つめて顔を赤らめたりするが、その思いを
察してもらえない(⌒~⌒) その遺体は三両の小判を身に付けているという謎の辻斬りが流行ってて、
帰宅しない留吉を心配して探しに出たいく太郎にくっ付いて行くお葉だが、お葉の前に般若のような
顔をした中年の武士が現われ、「お葉と申したな。留吉に会わしてやる。来るのだ」と言われるが、
いく太郎の姿は消えていた・・・御落胤やお姫様も登場し、百万両の埋蔵金に新火薬、復讐や裏切り
と展開して、つい一気に最後まで読んじゃったけど、三流漫画みたいなストーリーだったよ(´・_・`)

吉田秋生『BANANA FISH』①②③(小学館別コミフラワーコミックス,1987)所蔵本

禁断の漫画に手を出しちゃった(-ω-、) 大昔、某女子大で学生に貸したら、いつも騒がしい連中が
黙々と読み耽ってたことを思い出したけど、どーゆー経緯で貸すことになったんだっけかな(´・_・`)
いとう耐『純喫茶のこりび①』(講談社ワイドKCモーニング,2002)に、給食にカニを出すことで
子供たちは私語もしなくなり学級崩壊を防ぐことができるという一篇があったのを思い出すよ(^_^;)

小島吉雄(校注)『日本古典全書 新古今和歌集』(朝日新聞社,1959)

一週間延期したガス設備定期保安点検も済んだけど、ここ数日は家の中の片付けで疲れたよ(-ω-、)
タグ:小説 漫画
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180326読んだ本

今朝からヒートテック着込むの止めて裏起毛の靴下の重ね履きも止めたよん(⌒~⌒)にっこにっこにー♪
朝夜はセーター着てるけど(〃'∇'〃)テヘペロ 既に1階と2階で室温がメチャ違うんだけど((;゚Д゚)ヒィィィ!
『BANANA FISH』読み直したいが、全19巻あり、続篇に『YASHA』全12巻、『イヴの眠り』全5巻(-ω-、)

【読んだ本】

土田直鎮『日本の歴史5 王朝の貴族』(中公文庫,2004改版)所蔵本

単行本『日本の歴史』シリーズは爆発的に売れ、この巻も1973年の文庫化後も版を重ねていたけど、
本書は「一九九八年五月刊の二十七版を」底本とした「新装改版」で、「本文は、その資料的価値を
維持するために、原則として刊行時のままとしました。」と中公文庫編集部は奥付に記してるよ(^^)

では、今から抜き打ちでテストするよん(⌒~⌒) 本書の次の一節を、よぉーくお読み下さい(^o^)丿

    出家した花山法皇は仏道修行のほか、風流人として有名で、調度品や邸宅に
    ついてもいろいろとくふうをこらして人々の賞讃を博した。和歌の上手でもあり、
    古今集に次ぐ勅撰和歌集である拾遺集も、がんらいはこの花山法皇の撰にかかる
    という説もある。そして退位の後二十二年、一〇〇八年(寛弘五)に四十一歳で
    崩御した。

分からなかった方のために、本書を読み進めるとヒントがあったから、ソレも引いときますか(^_^;)

    清少納言は、皇后定子に仕えた女房である。その名や年齢、さてはいつ死んだのか
    ということまで、くわしい経歴はいっさいわからない。父は肥後守清原元輔、
    和歌の道では名を知られた人であり、天暦の世に召されて『後撰和歌集』を撰した、
    いわゆる梨壺の五人の一人である。元輔は九九〇年(正暦元)六月に死んだが、
    その前後には清少納言は結婚生活に入っていたらしく、その夫もたしかではないが
    橘則光だという説が有力である。

拙ブログの読者は知的な人だろうから特に知識が無くとも合理的思考で正解を導き出すはずv( ̄∇ ̄)

娘が結婚していた清原元輔が41歳で崩御の花山法皇よりも20年近く前に亡くなったということは・・・

歴史に詳しければ、醍醐・村上の両帝が延喜・天暦の治で、村上帝は花山帝より前の天皇だから・・・

和歌に詳しい人なら、古今集が最初の勅撰集で、後撰集が2番目の勅撰集、拾遺集は3番目だから・・・

あれ!?何コレ!?「古今集に次ぐ勅撰和歌集である拾遺集」だとぉヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

通読したことないけど、名著と思うし、本書巻末の倉本一宏の「解説」は百読の価値あり( ̄ヘ ̄)y-゚゚゚

テーブル上の片付けは無理だからシーツ被せて偽装工作^_^; 今日も明日に備えて片付けしただけ(+_+)
タグ:和歌
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180325読んだ本

1月末の皆既月食ではブログ巡回することで寒い思いもせずに堪能できたことに味を占めたみどりんは、
開花したと報じられてる桜もSo-netブロガーがアップした御写真を拝見して廻ることにした(〃'∇'〃)
ポストに入ってたピザとかリフォームとかのチラシ類、いつか役に立つかもと保存していて、定期的に
サービスの期限の切れたのは除いてたけど、この際、全て捨てることにした(^_^;) すっきりした(^^)v

【読んだ本】

川村晃生&柏木由夫&工藤重矩(校注)『新日本古典文学大系9 金葉和歌集 詞花和歌集』(岩波
書店,1989)所蔵本

竹内理三(東大名誉教授・文化勲章受章者)がベストセラーの歴史書で、歴史家にあるまじき愚かな
記述をしてたことを先日指摘(^^) ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-03-22

そこで問題にした藤原顕季の金葉和歌集(二度本)の巻頭歌を本書から訳も引くよ(^o^)丿

        うちなびき 春はきにけり 山河の 岩間の氷 けふやとくらむ

          春がやってきたよ。山の中を流れる川の岩と岩の間に
          張っていた氷が、今日は解けるだろうか。

さて、本書巻末の川村&柏木による「『金葉和歌集』解説」には、次のような指摘があるんだよ(^^)

    勅撰集において、各巻の首尾に位置する歌は、その巻の構成上及び歌集全体の性格に
    少なからぬ意味を持つと言ってよい。『金葉集』では部立構成面で『拾遺抄』との
    関りが強いことはすでに述べたが、各巻の巻頭歌・巻末歌に注目した場合には、
    むしろ『後拾遺集』との関連を考えてみる余地があるように思われる。/たとえば、
    春部巻末は三月尽の歌だが、『金葉集』が「重服にて侍りける年」の歌であるのに対し
    『後拾遺集』でも「親の墓まかりて」、と極めて近い状況の歌が配されている。

後拾遺和歌集は、歌壇の長老である源経信を差し置き、藤原通俊という実力不足の歌人の独撰のため
評判の悪い勅撰集だし、金葉集の撰者の源俊頼が源経信の息であることを考えると面白いね(⌒~⌒)

さて、春部の巻頭歌は藤原顕季の上記歌だけど、春部の巻末歌は顕季の息の顕輔の歌なんだよ(゚o゚;)

その詞書は本書だと「重服にてはべりける年、三月尽心をよめる」で、この「重服」とは「重い喪。」
と脚注の語釈にあるよ( ̄◇ ̄;)エッ!? んで、その藤原顕輔の歌と、その訳も引くと、

        思ひやれ めぐりあふべき 春だにも 立ちわかるゝは 悲しかりけり

          思いやってほしい。再びめぐり合うことのできる春でさえも
          別れることは悲しいものよ。まして再会できない死別に会った
          私の心を。

脚注に「作者の父顕季の死の翌年である天治元年(一一二四年)三月末の詠作か。」とあったよ(;_;)

井上宗雄『平安後期歌人伝の研究 増補版』(笠間書院,1988)の論考にも次のような同旨が(-ω-、)

    九月六日父顕季が没した。父の庇護の下に順調な官途にあった顕輔の悲嘆は
    想像に難くない。家集三四・金葉集再奏本[=二度本]九七に重服中の顕輔の
    三月尽の哀傷歌がみえるが、天治元年のものであろう。

なのに、正宗敦夫『金葉和歌集講義』(自治日報社,1968)には、これが父の死を詠んだ歌とは一言も
記されていないんだよね(´・_・`) 実は同書を本書より先に披いてて、すぐに顕季の死を詠んだ歌だと
気付いたから、みどりんも少しは歌が解かるようになったと喜んじゃったんだけどね(〃'∇'〃)テヘペロ

「金葉集では春冒頭の顕季歌と呼応しており、春巻末歌として配慮されている。」(本書脚注)わけで、
よく考えられてるよねぇ(〃'∇'〃) それに比べ、竹内理三の薄っぺらさヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!

全く関係ないけど、今日の朝日新聞スポーツ面の「新助っ人 持ち味発揮」という記事(鷹見正之)に、

    「まだ色々な投手と対戦していない。適応への課程に過ぎない」とアルモンテ。

「・・・過程にすぎない」だよね(´・_・`) スポニチも「過程」としてるしさ(^_^;)

夕方まで軽い頭痛(+_+) 玄関から廊下、階段まで片付けただけ(+_+)
タグ:和歌
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180324読んだ本&買った本

あかん優勝してまう( ̄◇ ̄;)というフレーズが今季こそ冗談抜きで使えそうねオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
拙ブログの現住所は「趣味・カルチャー」だけど、「本」「アート」「コミック」「学問」「アニメ」
「グルメ・料理」「日記・雑感」にもアップしたことあるよ(〃'∇'〃) 全テーマ制覇が目標(⌒~⌒)v
本家ブログ「また、つまらぬ物を読んでしまったorz」が再び40日更新ナシで広告が出るように(-ω-、)

【買った本&読んだ本】

芸術新潮2018年4月号

今日発売のを一割引きで購入してきたよ(⌒~⌒)ニンマリ 特集は「ザ・ヌード」だから、名古屋のウブ男
こじろう様は買えないわねオホホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*) 特集の内容は、「泰西名品隠れ美ヌード14選」
「爆笑!ハダカ談義 みうらじゅん×辛酸なめ子「女体にグッドデザイン賞を!」」、「古代→現代
ざっくりヌード美術の流れ」、「ヌード限定!西洋美術史集中講義」、「ジョン・カリン 多重露光
するヌードとポルノ」、「あなたの好きなヌード、教えて下さい。フェティッシュ・ヌード放談」、
「日本の裸体表現最前線!」^_^; これだけ「ヌード」と連呼しとけば、エロ系blogの巣窟となってる
「ネットコミュニティ」にデビューしてもいいよね ヤッタネ!!(v゚ー゚)ハ(゚▽゚v)ィェーィ♪ ジョン・カリンの
作品は「ポルノ呼ばわりされてもやむなし?」とある通りだよね(^_^;) 2014年8月号の特集「女と男
のヌード」_φ( ̄^ ̄ )メモメモ この特集に合わせたのか、巻頭の連載「時と光の美術館」が取り上げた
「ユリス・ナルダン」の「クラシック ボワヤー」という最新作の腕時計がマジ凄くエロい( ̄□ ̄;)
hanamura様ならヒヒーンと悦んで速攻で買いそうだけど、税込予定価格3699万円だってヒィィィィィ(゚ロ゚;ノ)ノ
他に「白亜の寺院に降臨した松井冬子のド直球、絹本襖絵を見よ!」があるけど、その松井冬子が上記
「あなたの好きなヌード、教えて下さい。フェティッシュ・ヌード放談」への回答として挙げてるのは
村上隆の《My Lonesome Cowboy》∑( ̄ロ ̄|||)なんと!? 前橋重二「贋作発見! 世界最古の印刷版
地球儀」は面白そう(^^) 一日のうちに幾つの美術館を巡ることが出来るのかに挑戦した「とに~の
美術館トライアスロン」は何の意味があるか全く解からぬゴミ企画(+_+) 新連載として「中野京子が
読み解く画家とモデル」の第一回はタマラ・ド・レンピッカと《美しきラファエラ》だったよ(´・_・`)
新潮社から今月末に発売される萩尾望都『私の少女マンガ講義』はやはり買うべきなのかしら(´・_・`)

今日も一日中ポワ~ンと軽~い頭痛で用事は片付かず本は読んで面白かったけど書く気力なし(-ω-、)
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180323読んだ本

予約するつもりだった漫画が今朝になり何故か売り切れとなってて、楽天お買い物マラソンは出走前に
終わってしまったし、蒼国来休場で春場所まで終わってしまった、ヤサグレみどりんであ~る(-ω-、)
「緑でサラナ」は1日2缶が目安ですとぉ( ̄◇ ̄;) 松重豊じゃないけれど、早く言ってよぉ・・・orz
1缶しか飲んでこなかった(ノ_-;)ハア…「たくのみ。」抜きで「だがしかし2」だけ留守録できんかの(..)

【読んだ本】

小林信彦『女優で観るか、監督を追うか~本音を申せば⑪』(文春文庫,2018)所蔵本

毎日休まず読んだ本を記しながら2月3月で読了僅か2冊の謎ブログだが、本書の2014年6月分に突入(..)

「映画にまつわる本の数々」('14.6.5号)は「相棒―劇場版Ⅲ―巨大密室!特命係 絶海の孤島へ」を
観た話から、『監督川島雄三 松竹時代』ワイズ出版、『伊福部昭語る 伊福部昭 映画音楽回顧録』同、
『日活100年史』、『シシド 小説・日活撮影所』についてだが、小生が関心の無い話ばかり(´・_・`)

「〈すみや〉、そして「あまちゃん」の受賞」('14.6.19号)は、キネマ旬報6月下旬号の細野晴臣の
文章を取り上げて、1930~50年代の〈アメリカのミュージカル映画の全盛時代〉の作品に興味がある
細野が、そのビデオやサントラをジャケ買いしてたという、その「態度は正しい」と評している^_^;

本書と全く関係ないけど、グレース・ケリー目当てに「上流社会」(1956年)を映画館に観に行って、
ビング・クロスビー、フランク・シナトラ、ルイ・アームストロングのサントラLP買った(〃'∇'〃)

後半は「あまちゃん」が第51回ギャラクシー賞テレビ部門の大賞に選ばれた話で、三島由紀夫原作の
『潮騒』の映画化について、

    最初の一九五四年は、脚色が中村眞一郎と谷口千吉で、監督が谷口千吉だった。
    この原作を読んでいると「潮騒のメモリー」の歌詞は笑えるはずである。

「ゴジラの咆哮 Ⅰ」('14.6.26号)は、「ゴジラ」(1954年)の話から、

    大ざっぱにいえば、この年の東宝は、四月に「七人の侍」を封切り、
    十月に「潮騒」、十一月に「ゴジラ」が出るという騒ぎで、
    ほかに成瀬巳喜男の「晩菊」やマキノ雅弘の「海道一の暴れん坊」
    などが封切られたのだから凄い。

「怪獣王ゴジラ」や「原子怪獣現わる」の話を挟んで、

    「ゴジラ」については東宝の特撮物の戦前からの大家、
    円谷英二が乗るかどうかが問題であった。「ハワイ・マレー沖海戦」
    (一九四二年)の成功は円谷の腕一つだったからである。

【2014年6月読了】
    
◎宮城谷昌光『重耳』上・中・下(講談社文庫,1996)所蔵
◎宮城谷昌光『介子推』(講談社文庫,1998)所蔵
◎宮城谷昌光『夏姫春秋』上・下(講談社文庫,1995)所蔵
  ⇒ http://yomunjanakatsuta-orz.blog.so-net.ne.jp/2015-10-28
△亀田俊和『南朝の真実~忠臣という幻想』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー,2014)
  ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-08-16
  ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2017-08-17
◎飯倉晴武『地獄を二度も見た天皇 光厳院』(吉川弘文館歴史文化ライブラリー,2002)
◎宮城谷昌光『沈黙の王』(文春文庫,1995)所蔵
◎宮城谷昌光『王家の風日』(文春文庫,1994)所蔵

今朝の朝日新聞の〈国策に尽くした「日本史」〉という記事(編集委員・宮代栄一)に次の一文(^^)

    編纂所の本郷和人教授(日本中世史)によると、江戸時代までは
    「歴史に学ぶといっても、知識人ですら、平家物語などを読むのが
    せいぜいだった」。

江戸時代の「知識人ですら」斯くの如き状況なら、江戸時代の庶民なんて推して知るべしだろ(^_^;)
某ソネブロガーが書いてたように「明治時代の庶民」は「伊勢物語」や「源氏物語」などの「古典の
エピソードを常識として普通に知っていた」などと一足飛びに知的水準が上がるとは考えにくい^_^;
  ⇒ http://yomubeshi-yomubeshi.blog.so-net.ne.jp/2018-02-19  

夕方ポツポツ(..) 依然ほんのり頭痛で舌に口内炎(+_+) 期限1時間前にシラバス提出できただけ(..)
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180322読んだ本

楽天お買い物マラソンのスロットで当たったのは、またも車(ノ`m´)ノ ~┻━┻ (/o\) ミドリンヤメテー!!
注文してないのに実在する楽天のショップから「注文内容ご確認」のメールが4通ほど来たよ(´・_・`)
雨が降ってたから久しぶりに庭でナメクジ見たけど、ナメクジを愛でられる人とかいるのかな(-ω-、)

【読んだ本】

竹内理三『日本の歴史 6 武士の登場』(中公文庫,1973)所蔵本

平安時代末期の院政では、摂関政治でうだつが上がらなかった中・下層の貴族が、上皇や法皇の側近
として権勢を振るったが、そんな「院の近臣のはしり」とされるのが六条修理大夫顕季と本書に(^^)
この藤原顕季は母が白河上皇の乳母だった関係で白河上皇から重用されたと解説した後、本書曰く、

    顕季は和歌もたくみで一家をなし、次子顕輔・孫清輔が歌の道を継承し、
    六条家と称して院政期の歌壇に重きをなした。源俊頼が白河法皇の院宣を
    奉じて『金葉和歌集』を撰進したとき、顕季の歌を巻頭においたのも、
    顕季の威をはばかってのことといわれている。

勅撰集の巻頭歌は歌人にとって名誉なわけだけどさ、「といわれている」とある以上、当時か現代の
文献に〈俊頼は顕季の威をはばかって、その歌を金葉集の巻頭においた〉とあったのを、正当である、
あるいは紹介するに値すると竹内理三は評価して記したんだろうが、素人目には腑に落ちないね(@_@)

前にも書いたけど、金葉和歌集という勅撰集は、源俊頼の独撰だけど、白河法皇から2度もダメ出し、
3度目にやっとOKが出たという経緯があり、「初度本」「二度本」「三奏本」の3種類がある(^_^;)

となるとだよ、この3種類のそれぞれの巻頭歌は以下の3パターンのどれかになるはずでしょ(@_@;)

 A 初度本(顕季の歌)→ 却下 → 二度本(顕季の歌)→ 却下 → 三奏本(顕季の歌)→ OK
 
 B 初度本(顕季以外)→ 却下 → 二度本(顕季の歌)→ 却下 → 三奏本(顕季の歌)→ OK

 C 初度本(顕季以外)→ 却下 → 二度本(顕季以外)→ 却下 → 三奏本(顕季の歌)→ OK

んで、実際の成立過程での巻頭歌はどうだったかと言うと、

 D 初度本(顕季以外)→ 却下 → 二度本(顕季の歌)→ 却下 → 三奏本(顕季以外)→ OK

Dを見て〈俊頼は顕季の威をはばかって、その歌を金葉集の巻頭においた〉に素直に頷けるかね(@_@)

川村晃生&柏木由夫&工藤重矩(校注)『新日本古典文学大系9 金葉和歌集 詞花和歌集』(岩波書
店,1989)巻末の「解説」によれば、「初度本」は完本が現存しないけれど、その巻頭歌は三宮輔仁
親王の歌とするものや紀貫之の歌とするものなど複数の「初度本」が流布している由、顕季の歌を
巻頭歌とした「二度本」は編纂時から世に流布したため、現存する金葉集の諸伝本はほとんど同系統
に属する由、源重之の歌を巻頭歌とした「三奏本」は白河法皇が清書途中の下書の本を納められた故、
その系統本は撰者の手許にも残されず、その成立直後からほとんど世に流布しなかった由(@_@;)

さて、〈俊頼は顕季の威をはばかって、その歌を金葉集の巻頭においた〉旨の本書記述への疑問点は、
第一に、「初度本」では顕季の歌を巻頭においてないことから、顕季の威をはばかったとは思えない、
第二に、もし「初度本」を却下されたため、顕季の威をはばかって「二度本」では顕季の歌を巻頭歌
としたのなら、「三奏本」で再び巻頭歌から外すのはおかしくないだろうか、という二点である(^^)

以上、成立過程を見る限り、「顕季の歌を巻頭においたのも、顕季の威をはばかってのこと」という
本書が紹介している見解には合理的な疑いがある、と小生は愚考するのだけど、如何かしらね(^^)

もしかしたら、この顕季の歌は勅撰集の巻頭歌には相応しくない出来である、と竹内理三は評価して、
「顕季の歌を巻頭においたのも、顕季の威をはばかってのこと」という見解を紹介したのかも(@_@)

そんな弁護論には、この歌に対する正宗敦夫『金葉和歌集講義』(自治日報社,1968)の次の評^_^;

    今日の眼で見ると、さほど佳作とも思はれないが、時代々々の好みが有る事で、
    何とも云へない事である。

最後に「顕季の歌を巻頭においたのも、顕季の威をはばかってのこと」という見解への切り札として、
井上宗雄『平安後期歌人伝の研究 増補版』(笠間書院,1988)が顕季を論じた一節中の一文を引くと、

    再奏本金葉集では、その歿後であるのに、その歌が巻頭に据えられたのは、
    彼の社会的地位に基づいた歌壇的地位の高さを如実に示していよう。

顕季は「院の近臣」という「社会的地位」も与って「歌壇的地位」を高めたと井上宗雄も論じるが、
注目してほしいのは、顕季の歌を巻頭歌に据えた金葉集の再奏本=二度本の撰集作業が完了した時
(岩波・前掲書によると天治2年=1125年4月頃)、顕季は既に故人であり(岩波・前掲書によると
保安4年=1123年没)、故人の「威をはばかって」だなんて、笑えるよねぇオホホホ!!♪( ̄▽+ ̄*)
岩波・前掲書も「もっとも顕季は、[勅撰集撰集の]院宣の下る前年にすでに他界している。」由、
竹内理三も歴史家なら没年など基本的な事実関係ぐらい調べて書けよヾ(`◇´)ノ彡☆コノ!バカチンガァ!!  

予報は午後から暑くなるということだったが、昨日ほど寒くないだけ(+_+)
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